
八丈島で育ち、中学3年生のときに大田区へ転校。 その後、中学・高校と都内で過ごし、大学は青山学院大学に進学。 在学中にダンスサークルに入り、ダンスに没頭するようになる。 就職活動を進め、内定ももらっていたが、 ダンスの先生から「ニューヨークに行かないか」と誘われ、2週間の滞在を決意。 現地で見た人々の自由で輝くライフスタイルに衝撃を受け、 「このまま普通に就職するのではなく、1年間ダンサーとして挑戦してみよう」と決意。 その後、ダンスインストラクターとしての道を歩み始める。 10年前、2015年に父から「島の宿をどうするか」という家族会議が開かれ、 八丈島へ戻ることを決意。 インストラクター業をすべて辞め、経営を学ぶため一般企業で働くことを考えていたところ、 スタジオオーナーから声をかけてもらい、3年間個人事業主の元で経営を現場で学ぶ。 その後、宿の仕事に英語が必要だと感じ、フィリピンへ半年間のインターンシップ。 午前は仕事、午後は授業という生活を他国の人たちと送り基礎力を身につける。 留学後はヨーロッパを1年かけて回る予定だったが、 コロナ禍で断念し、その代わりに日本国内14都道府県の宿を巡って学びを深める。 帰島後は、父が営んでいた宿「ケンチャルマ」で修行しながら、 自ら事業再構築補助金を申請。 宿泊施設に加え、レンタルスペース・ダンススタジオ・ネイルサロンなどを併設し、 島民も観光客も楽しめる複合施設「オラキノヴィレッジ」を建設・運営。 ダンススタジオの会員グループは80名超、3歳〜64歳までの老若男女みんなが楽しめるスタジオとなっている。 現在は、八丈島の自然や文化を音楽にのせて配信するチャンネル「South Tokyo Groove」をYoutubeで公開。その他も色々なイベント企画など、島と人の魅力を活かした“暮らしの場とカルチャーの拠点”づくりに取り組んでいる。
八丈島の「暮らしの灯」を取り戻したい ― 台風22号・23号で被災した宿と住まいの再建支援をお願いします