町井亜衣 フルート 国内外のコンクール受賞歴を多数持つ実力派フルーティスト。マリオ・カローリ氏(スイスルガーノ音楽院/フランスストラスブール高等音楽院両大学院課程教授)は、“亜衣は、新時代の中で最も繊細で洗練されたフルーティストで、正真正銘の音楽家だ“と賞賛している。 東京音楽大学音楽学部器楽科フルート専攻を首席で卒業後、フランスパリへ渡り、サンモール高等音楽院高等科及び最高課程を最高評価で修了。 その後パリを中心に音楽活動を行った後、拠点をスイスに移し、スヴィッツエライタリアーナルガーノ音楽院大学院課程を最高評価で修了。修士論文「日本人作曲家の作品~解釈と演奏~細川俊夫氏」は高い評価を受けた。同時期にスイスで行われたソロリサイタルでは、観客の心を掴み拍手が鳴り止まないほどであった。 これまでに行われたソロリサイタルでも、得意とするフランス音楽を中心とした作品はもちろん、新作委嘱・初演などの現代音楽へのアプローチなどにも積極的に行っている。2014年11月9日に、「町井亜衣フルートリサイタル -デビュー10周年& 帰国 記念-」が銀座・王子ホールで開催され、個性的で聴き応えがあるプログラムで挑戦し続ける姿勢に、数々の賞賛が送られた。 2004年、第 12回ピカルディー音楽コンクール(仏)フルート部門第1位入賞。翌2005年にはUFAM国際コンクール(仏)フルート部門で第2位に入賞。また 2006年にはロジェ・ブルダン・フルートコンクール(仏)第1位該当者なしの第2位に入賞し、受賞者記念リサイタルにソリストとして出演した。2007 年UFAM国際コンクール室内楽部門において、1位該当者なしの3位に入賞。2008年第18回バルレッタ国際音楽コンクール(伊)にて第1位に入賞、合わせてソロイスト特別賞受賞。その他にも、第1回マクサンスラリュー国際フルートコンクール(仏)など数々の国内・国際コンクールに参加・入賞を果たす。 自身監修、及び付属CDの演奏を担当した「模範演奏・マイナスワンCD付属 ハンガリー田園幻想曲~ドップラー作品集」、2014年7月に出版された「模範演奏・マイナスワンCD付属テレマン12の無伴奏フルートのためのファンタジー/ソナタヘ短調」(トリム楽譜出版)が、好評発売中。 最新アルバム「テレマン 12 の無伴奏フルートのため のファンタジー/ソナタヘ短調」を含む 3 枚のCDをiTunes から世界配信を開始。 日本をはじめ、フランス・スイス・ドイツ・イタリア・アメリカなどにおいて、ソロや室内楽を中心に演奏会に出演している他、後進の指導や日-仏-英の通訳活動にもあたっている。長いヨーロッパ生活を終え日本に完全帰国。 これまでにフルートを砂山佳美、野口博司、細川順三、タデウ・コエリョ、中野真理、植村泰一、工藤重典、フィリップ・レスグルグ、マリオ・カローリの各氏に師事、フィリップ・ベルノルド、クロード・ルフェーブル、ジュリアン・ボーディモン、フィリップ・ピエルロ、フェリックス・レングリ、ヴァンサン・リュカの各氏に指導を受ける。 (2014年12月現在)
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