1984年、京都生まれ。16歳で単身渡米し、7年間をN.Y.で過ごす。 伝統を重んじる古都に生まれ、多様性を受け入れる都市に育ったことは、その後の視点に大きな影響を与えた。 ニューヨーク州・ファッション工科大学(FIT)インテリアデザイン科を卒業後、帰国。 株式会社グラマラスに入社し、ドーハ、中国、台湾、アメリカなど多数の海外プロジェクトを経験した。 2012年、[株式会社everedge]を設立。その社名に、自身のデザインフィロソフィーが込められている。 [ever]とはタイムレス、[edge]とは際立った鋭さ。つまり、「普遍的でエッジの利いたデザインを追い求める」という、 インテリアデザインの矛盾をいかにして成立させるのか。 そんな発想の起点に置くのは、すべての物事が持ち合わせている「両極」をしっかり見つめること。 だからこそ、アイディアは際限なくふくらみ、デザインの振り幅が生まれ、その中心を貫く揺るぎのない本質が見つかるーー。 流行や固定概念にとらわれないマクロなバランス感覚を持ち、オーナーの思いと交差するミクロの接点を見出すことが、everedgeの視点である。 デザイン表現として重要視するのは、時間とともに確かな味わいとなる「本物」のマテリアルを使うこと。 また、“陰と陽”の関係性を利用した、奥行きを感じさせる「光」の表現にも高い評価を得る。 クラシックでありモダン、デコラティブながらシンプル、妖艶でいて温かい……。 異なる性質を心地よいバランスで同居させる手法に、everedgeのオリジナリティがある。
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