普賢院は延暦・弘仁年間(8C末〜9C初頭)に圓鏡上人により開創され、承安元年(1171)に行海上人により開基されたお寺です。鎌倉〜江戸時代初期には永福寺という寺号が用いられていました。もともとは十一面観音を本尊としていたとされますが、現在は愛染明王(あいぜんみょうおう)を本尊としています。観音堂本尊の聖観音(しょうかんのん)は、七崎観音(ならさきかんのん)と通称され、糠部三十三観音霊場第15番札所の観音様でもあります。十和田湖伝説に登場する南祖坊(なんそのぼう)は、当山2世・月法律師(がっぽうりっし)の弟子とされ、堂内には南祖坊のお像である南祖法師尊像(なんそほっしそんぞう)が祀られています。
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