『人間をして よりよく 生かしめよ』 これは1953年4月、劇団結成宣言の主文であり、以来69年かわらぬ劇団仲間の理念です。 俳優座養成所講師から劇団仲間結成を主導し、1980年に急逝した中村俊一は、主宰者として演出者として一貫して劇団の指導にあたり数多くの作品を創り出しました。 国内外を問わない幅広い作品の選択は演劇界のユニークな存在としてあり続けました。 同時に、幼少期から質の高い演劇に接することによって子どもたちの感性を高め、成人後も芝居を愛する感覚を持った人たちを増やしていこうとの狙いもあり、創立当初から児童・青少年演劇に力を入れてきました。 中村俊一亡きあともこの路線は変わらず、創立メンバーの一員である生井健夫を中心にした集団指導体制によって組織の発展と新しい創造への道を進めてきました。 幸いにも理解ある劇団内外の作家、演出家の協力を得て、中村時代とはひと味違った舞台を創り出すことに成功し、各方面より高い評価をいただいています。 今後も、69年にわたる歴史の中で培ってきた演劇に対する真摯な姿勢を継続しつつ、 新しい時代にふさわしい作品の創造を目指します。
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