平成28年6月1日、北海道下川町に初のデザイン事務所を設立しました。 地元の印刷会社と手を携えながら広告業を営み地元に事業基盤をつくりました。 それから3年。 令和元年6月1日、染色屋「採色兼美」を設立しました。 下川の森にある植物と、下川町が進める木材のカスケード利用(木材を余すことなく使う)の際に出る最終廃棄物、これらを使い、「下川町だからこそできる地域資源を組み合わせた大自然の色」を染色工芸という手法で布に植物の息吹を宿らせ皆様にお届けするというサービスをしています。 森林認証を受けた木材で染めた桜色を開発しました。 夢宵桜(ゆめよいざくら)と名付けました。 また、「布の重さの分だけ廃棄物処理費が捻出できる」という環境に優しいこともしています。 独学で独自製法で型破りな染色製造方法ですが、なるべく化学染料に頼らない草木染めで染めています。 化学染料を使えば安定した堅牢度を保ち「色褪せしない」ものができます。 しかし、草木染めは不安定で堅牢度もさまざまだけれど「色が褪せていくのが美しい」と考えています。 世界でひとつの環境に配慮した草木染めの製品を持ってみませんか?
木の利用の最後は灰。それを土に還したい。灰を「染色」で活かせるとしたら?北海道下川町の地域資源を組み合わせでうまく活用し、森の植物で草木染めをすると「夢宵桜とい...