
2018年より、伊勢志摩国立公園、間崎島で寿司屋を営んでおります。 初めて英虞湾に訪れた際、美しい自然の景色と豊かな海の幸に魅了され、「この海辺で寿司屋を営んだら、さぞお客様は感動するだろう」と直感し、物件を探し始めました。 偶然、間崎島の民宿が廃業し、そこを借りて寿司屋を始めました。 しかし、英虞湾をよく観ると、かつて真珠で繁栄し衰退した「残されたもの」が放置されていました。これを子どもに残してはいけないのではないか?しかし、私にも残された時間は限りがある。問題を解決するのは子どもたちなのだろう。しかし当事者である私は「未来からのあずかりもの」として解決の糸口を見つけたいと考え、プロジェクトに取り組みはじめました。 ところで、寿司屋の仕事で漁港を訪れると、「未利用魚」と呼ばれる魚があることに気づきました。海の環境変化で、人気の魚が減り、価値をいまだに見いだせない魚が増えたりします。もちろん漁師さんや魚屋さん、加工業者さんは未利用魚に価値をつける試みをしていますが、流通にのらず捨てられることもあります。 一方、都会では日々の食事にありつけない子どもがいると聞きました。 「捨てられる魚があるのに食にありつけない子どもがいる」 この矛盾を解決したく、寿司職人人生最後の仕事にしようと決意しました。
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