私が四代目五家宝職人になるのを決めたのはが二十七歳の時。家業に入るきっかけとなったのは、八十六歳まで現役で職人をしていた祖父が脳梗塞で倒れたのがきっかけです。当時、廃業も考えていたそうですが、病室で、半身麻痺、言語障害になりながらも、病床で動く方の手を使って、祖父は私に五家宝の作り方を教えてくれました。 その姿に、五家宝職人を継いで欲しいという強い思いを感じ、家業を継ぐことを決心したのです。私が入社するのと同時期に祖父は他界してしまいましたが、祖父の思いを受け継ぎ、伝統菓子、五家宝の文化を本気で広く伝えていこうと心に決めました。 趣味はサーフィン、興味があることはキャンプ
皆さま、はじめまして。株式会社ワタトーの渡辺と申します。私は創業から100年続く菓子メーカーの4代目として,日々奮闘しています。今回、五家宝を知らない方にも知っ...