Pura Vida!(プラ ヴィダ!)
こんにちは、コスタリカで環境保全活動をしているJewel Beatlesの長野です。
皆さん、この言葉を知っていますか?
中米・コスタリカの人々が日常の中でよく使うあいさつで、私もこの言葉を使います。
直訳すると「純粋な命」という意味ですが、もの凄く元気!物事が上手くいっている!調子がいい!など何にでも使える便利な言葉です。
(スペイン語で、PURAは「純粋」「ピュア」を、VIDAは「人生」「命」「生活」を意味します)
コスタリカは、動植物の宝庫で生物多様性のとても高いホットスポットです。日本の九州と四国を合わせたくらいの小さい国土面積に、地球上の約5%の生物が生息していると云われています。そんなコスタリカで私たちが環境保全活動を始めて早13年が経ちました。今後もこのプロジェクトを継続していく為に、皆様のご支援・ご協力をいただければ大変嬉しく思います。
小さいことの積み重ねから始まったコスタリカ環境保全プロジェクトが今年で14年目になります。現在活動しているサンホセ県タルバカ地区の森林で以下の実現を目指しています。
・森林農法アグロフォレストリー
・生物多様性保全
・森林保全
・子供達への環境教育
・野生動物保護
・地域活性
・森林調査
Ⅰ 環境教育による継続的な農林複合型「アグロフォレストリー」の実現
良好な「アグロフォレストリー」の維持は、少なくとも数十年単位の時間をかけてはじめて実現可能であり、その理念・技術はヒトの世代を超えて継承されてゆかなければなりません。そこで本プロジェクトでは現地の子供たちへの環境教育を大きな柱として位置づけています。
⑴子供たちへの環境教育 a.タルバカ地区の近隣の学校を対象とした環境教育のプログラム作りと実践指導
⑵アグロフォレストリーによる有機農業 a.子供たちへの農業技術指導 b.コーヒーなど農作物のファームデザイン
⑶研究者と子供たちの協働による森林調査 a.約5ヘクタールの森林における樹木の種類の調査 b.土壌分析
Ⅱ 農林複合型「アグロフォレストリー」のための基礎情報収集と生物多様性保全
森林保全と健全な農環境の両立・維持のためには、そこにある生物多様性の現況を知ることが不可欠です。また、地球温暖化、温室効果ガスの排出抑制効果のデータ収集のための調査研究も持続可能な農業のために必要です。本プロジェクトは前出の環境教育とともに生物多様性調査、温室効果ガスの排出抑制効果のデータ調査ならびに野生動物保護をもうひとつの重要な柱として位置づけています。
⑴生物多様性保全 a.生物調査(インベントリー作成)
⑵野生動物保護 a.野生動物の生態調査
⑶地球温暖化対策 a.アグロフォレストリーの森林による温室効果ガスの排出抑制効果のデータ収集
⑷地域住民に対するプロジェクトの理解への働きかけ a.生物多様性の現況と保護の価値についてイベントなどによる広報活動 b.子供たちが描く未来図のポストカード制作と配布
2005年から始まった中米・コスタリカのプロジェクト、海岸清掃、植樹、学校緑園など環境保全活動をしていく中で、更なる取り組みが必要だと思いました。農薬による環境汚染、野生生物種の減少、森林伐採、問題は山積しています。その背景には貧困、社会制度の崩壊、人口の増加など社会的な要因があります。経済も社会も豊かな自然がなくては成り立ちません。
そこで、未来の子供たちへのアプローチとして、もっと自然の中に身を置き、自然と共生できる方法を考え実践できる場をつくりたいという想いが今回のプロジェクトを始めるきっかけとなりました。
《未来の子供たちへ 緑の教室/プロジェクト・プラス》
2005年から、コスタリカ教育省とサンホセ市の協力で、市内にある小学校で学校緑園プロジェクトをスタートさせました。学校に隣接する3,000平米の土地に水を引き、土づくりから始め〜思い返すと最初は苦労の連続でした・・・。
例えば、
①ペットボトルに水を入れ子供達とリレーで運び植物に水をあげた。
②不法侵入者にやっと購入した農業資材を盗まれた。
③タネから育てた野菜の苗を何者かに踏みつけられ菜園が荒らされた。
④やっと見つけた蝶の食草のタネが全く違うものだった。
⑤文化の違いや言語の違いにより理解に時間がかかった。
⑥豪雨のため土が流され、タネも一緒に流れてしまった。
⑦種蒔きをするそのすぐ後ろから蟻がタネを持って行った。
⑧ハキリアリの巣を踏んで蟻の攻撃を受け全身噛まれた・・・ものすごく痛い!!!
などなど、もうたくさん有りすぎて語り尽くせないくらいです。
それでも過酷な労働の後にヒラヒラと飛来する美しい色の蝶に心が和みました。また、今まで見たこともないような昆虫に遭遇しビックリ!ドキドキ。毎日がジェットコースターのようでした。
そして、なんとか少しづつ…コツコツと栽培を続け、1年半後には多種多様な野菜と果樹を栽培できる菜園とオープンバタフライガーデンが完成しました。嬉しかったぁ〜、涙。この感動は一生忘れられない私の宝物です。
人も来ないゴミ置場だったこの場所にみんなでコスタリカ固有種の苗木を植え、13年の時を経て豊かで多様な、人と自然が共存できる森になりました。
学校給食で出た生ゴミは有機堆肥になる循環システム。
現在では、無農薬栽培の菜園で教員と児童が収穫したオーガニック野菜を年間通して学校給食に提供できるようになりました。また、シードバンクを確保し、コスタリカ在来種の保存もしています。食は命です。遺伝子組み替えでない作物を栽培し、安心・安全な食べ物を子供たちに提供していきたいと思っています。
*コスタリカ・プロジェクトプラス
http://www.lrsarts.com/plas/japones/index.html
*コスタリカの学校緑園プロジェクト報告書(1.9M)
http://www.lrsarts.com/plas/agricultura.pdf
《森林農法 アグロフォレストリープロジェクト》
2017年、手狭になったサンホセ市の都心部の学校緑園から「未来の子供たちに残せる自然と共生できる環境づくり」の一環として、標高1700mにあるサンホセ県タルバカ地区の森(自然保護区も含まれた約11ヘクタールの土地)にて、もっと自然の中でのびのびと活動ができるように、森林農法アグロフォレストリーによる栽培をはじめました。ここは、野生のコヨーテやコンゴウインコ、ナマケモノが生息する貴重な森です。
このタルバカ地区はコーヒー、食用ほおずき、ツリートマトの栽培に適しています。今年は200株の食用ほおずきの苗を植えました。来年からコスタリカ在来種のレモンなど柑橘系の栽培もはじまります。
コーヒーの白い花の開花期間はごく僅か数日ですが、可憐で美しくとても香しいジャスミンのようなかおりで、すごく幸せな気分になります。
有機堆肥としてミミズコンポストを予定しています。また、竹炭を入れると堆肥の分量を減らすことができるので、有効活用しています。
コスタリカはフルーツ天国!オーガニックバナナの美味しさは信じられないほどです。コスタリカの食生活の中でフルーツは大変重要な位置を占めていますが、果樹園の農薬汚染は広がっています。
私たちは、このような現状を変え、子供たちと未来の食卓について語り合えるような、そして未来に残せる森林保全活動を行いたいと思います。
現在、森の一部で農作物の栽培を始めています。
2019年1月から、森林保全計画をたてる為にコスタリカ大学、カルタゴ工科大学、地域のNGOの研究者による野生動物の生態を含めた森林調査が必要ですが、資金難の為、進んでいません。
2019年5月からは、環境教育の一貫として、子供たち自身による調査隊を結成し森林の調査・研究も始めたいです。
夜の森。コヨーテの遠吠えが響き渡ります。う〜ん…めっちゃワイルド!
皆さんも一緒にコスタリカの森を体験してみませんか?
◇苗木及び農業資材 80万円
◇環境教育教材費 56万6千円
◇子供調査隊が使用する調査・実験道具 32万2千円
◇森林の調査・整備費 128万円
◇調査書作成費 30万円
◇クラウドファンディング手数料(14%)53万2千円
◆ 1,000円 ◆
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード1枚(撮影地:コスタリカ)
◆ 3,000円 ◆
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード3枚(撮影地:コスタリカ)
◆ 5,000円 ◆
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード5枚(撮影地:コスタリカ)
◆1万円 ◆
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード10枚(撮影地:コスタリカ)
◆ 3万円 ◆
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード10枚(撮影地:コスタリカ)
◇マウスパッド1枚
◆ 5万円 ◆
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード10枚(撮影地:コスタリカ)
◇マウスパッド1枚
◇バスタオル1枚
◆ 10万円 ◆
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇コスタリカで撮影した写真のオリジナルポストカード10枚
◇コスタリカのハーブ石鹸4個入り1セット
◇ハンドタオル1枚、バスタオル1枚
◆ 20万円 ◆
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード10枚(撮影地:コスタリカ)
◇コスタリカのハーブ石鹸8個入り1セット
◇ハンドタオル1枚、バスタオル1枚
◆ 30万円 ◆1年オーナーズ
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード10枚(撮影地:コスタリカ)
◇マウスパッド1枚、ハンドタオル1枚、スカーフ1枚
◇コスタリカ・森のコーヒー豆1kg(年1回、1kg)
◆ 50万円 ◆1年オーナーズ
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード10枚(撮影地:コスタリカ)
◇マウスパッド1枚、ハンドタオル1枚、スカーフ1枚
◇コスタリカ・森のコーヒー豆2kg(年1回、2kg)
◆ 80万円 ◆2年オーナーズ
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード10枚(撮影地:コスタリカ)
◇マウスパッド1枚、ハンドタオル1枚、スカーフ1枚
◇コスタリカ・森のコーヒー豆4kg(年1回、2kg:2年間合計4kg)
◆100万円 ◆3年オーナーズ
◇コーヒーまたは果樹の命名権
◇オリジナルポストカード10枚(撮影地:コスタリカ)
◇マウスパッド1枚、ハンドタオル1枚、スカーフ1枚
◇コスタリカ・森のコーヒー豆6kg(年1回、2kg:3年間合計6kg)
森林保全計画をたてる為に、コスタリカ大学、カルタゴ工科大学、地域のNGOの研究者による野生動物の生態を含めた森林調査が必要です。また、子供たち自身による調査隊を結成する事、そして2019年1月には調査・研究をスタートし、森林農法アグロフォレストリーの技術を伝え、この地球上に豊かな森を残していきたいと思っています。そしてこのプロジェクトの実現により他の地域でもこのような活動が広がることを切に望んでいます。
皆様の温かいご支援・ご協力をどうぞ宜しくお願い致します。
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