▼ご挨拶
プロジェクト発案者の田中と申します。
まずは、たくさんのプロジェクトの中から、このプロジェクトに興味を持っていただいてありがとうございます。
私は、経済成長著しいベトナムのホーチミンで2016年よりホーチミンで事業を開始し、中小企業向けの人事労務サポート、日系企業とローカル企業の取引サポート、通訳、翻訳サービスを行っています。
これまでも、フィリピンやカンボジアで働き、日系企業の抱える悩みを見てきました。その国ならではの規制など、ある程度共通の問題もあるのですが、やはり、派遣された当初、日々のマネジメントに頭を悩ませる日本人経営者は多いように思います。そんな経営者と話し合い道筋を立て、経営を安定化させるのが仕事です。
今回クラウドファンディングでご支援頂きたいのは、以下で説明する問題解決型アプリをサービスとして確立することです。これまで、接してきた中小企業の経営者から感じてきた、一言で言えば、「気軽に相談できるパートナーがいない」という課題を解決するべくプロジェクトを立ち上げました。そして、アプリ自体は完成しつつあります。次の課題は、サービスとしての仕組みの確立です。そこにお力添えをいただければと思います。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
〜信頼できる人がいつもそばに!〜
「お客さんは日本人、だから高いクオリティを守る必要がある。」
日系製造業の誇りは「世界に通用するクオリティの高さ」です。
「品質を保ちつつ、事業を軌道に載せる!」そんな思いを持ちながら
単身ベトナムに乗り込んできた日本人達がいます。
◯ベトナム語はもちろんのこと、英語もあまりしゃべれない、
◯大企業と違い、予算は限られている、
◯働くスタイルが日本とは大違い、
◯もともと技術畑でスタッフをマネジメントするのも初めて、
こんな環境だと来る前から頭で分かっていても、
いざ、業務を進めると思い通りに行かず、大変なストレスを抱えて仕事をしています。
「言葉の壁」も追い打ちをかけます。
日常会話が理解できる程度のスタッフを雇っている企業がほとんどですが、
完全な意思疎通は難しい時があります。
そんな時に、仮にスタッフが法律や行政通達を理解していても、
それが誤って経営者に伝わるというケースもあるのです。
この言葉を軽い調子で使える環境を用意したいのです。
日々のマネジメント上の取り組みに臆することなく、
安心して挑戦できるように、すぐに相談できる環境を整えたいのです。
本業に集中できない環境を改善したい!
2018年にホーチミン近郊の工業団地にオフィスを構える日本人が社長一人だけの
製造企業の賃金規定をお手伝いした時のことです。
「従業員が毎日数名ずつ会社を休むんです。
しかも、本当に病気かどうかも怪しいものです。
このままだと稼働率が下がって、生産量に影響しますよ。」
実は、日々、このような問題が発生し、その度に解決が迫られます。
ですが、相談相手が近くにいない状況では、
知り合いの企業を頼ってアドバイスを受けたり、
スタッフにルール(法律)を調べさせたりしますが、
これらが正しい意見かどうかすら分からず、
また、最終的に導いた答えが合っているとも限りません。
加えて、圧倒的に時間がかかります。大手企業とは違って、
中小企業には法律顧問などいないのです。
小さな問題こそ素早く解決したい!
日本であれば簡単に解決できる問題も、ベトナムでは解決に時間がかかるのです。
日本人が想定しない、小さな問題は数多く生じ、
日本人一人の場合、誰にも相談できず、この解決すら難しい時があります。
解決までには、正しい情報、誤った情報を含めて、いろいろな情報が飛び交います。
だからこそ、
これら3点を解決するサービスの登場によって、
決定の速さと精度が上がり、本業に集中できます。
▼誰のためのサービス?
お分かりかと思いますが、私たちの開発アプリを必要としている対象者は海外に進出した中小零細企業の経営者です。
(1) 日本から1人で海外に派遣されて、経営を切り盛りしている経営者
(2)労務管理に慣れない技術畑、生産畑出身の経営者
(3) 法律顧問がいない、あるいは、小さな問題もその都度お金を払って専門家に依頼している経営者
(4)スタッフの知識も限定的で、かつ、労使問題のため、完全にスタッフを信用できていない経営者
▼このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトは、ベトナムに進出した中小製造業の経営上の
問題となる次の2点の解決を目指します。
(1)時間→問題の解決に時間がかかる
(2)解決策の正しさ→解決を求めても、3者3様の回答。間違った決定に繋がることがある。
※ベトナムの法律は、頻繁に変更され、そのキャッチアップが難しい。
また、文面が曖昧で統一の解釈が行政内で徹底されていないという背景がある。
上記の問題を、専門家と中小企業の経営者をつなぐ「Q&A」アプリを浸透させることで解決します。
実現させたい状況は、常に専門家に相談できる状況を作ることで、
(A)問題解決の早期化
(B)複数の専門家から「セカンドオピニオン」を得られることで、決定の精度をあげること。
そこで、 この2点をWebアプリを通じて提供します。
▼Webアプリ「GoWell」とは?
「GoWell」とは、ベトナムの日系中小企業で発生する、労務管理や法律の解釈問題など、小規模の疑問に専門家や経験者が答えるQ&Aアプリです。この機能がメインなのですが、それだけではありません。法律の改正や通達のキャッチアップができる機能やビジネスマッチングができる機能を備えており、進出後の企業の業務をサポートするアプリです。
【以下サイトTOPイメージ】
▼GoWellは、こんな機能をもったアプリ
Q&A機能
経営者は、カテゴリーごとに質問を投稿でき、専門家だけでなく、同じ問題に直面しそれを解決した人から回答を得ることができます。
専門家や経験者からの回答は、誰もが見ることができます。
ビジネスマッチング機能
主に日系企業とベトナム企業、日系企業同士のマッチングを実現させます。取引先を探す企業や日本市場を狙うベトナム企業同士がつながることを実現します。
イベント情報発信機能
専門家は、セミナー情報やブログを自由に発信できます。経営者は近くのイベントに参加き、知識を補充できます。
このアプリ開発は終わりに近づきつつあります。確認してください(↓)
上記の画像は、私がサンプルで作ったアプリです。従って、情報を載せるベースとなる
機能はできています。
▼ユーザーである経営者は無料で相談!
他のQ&Aアプリが無料で使用できるように、このアプリも無料で使用できます。ただ、他のQ&Aアプリでは、任意で回答でき、質問に対して必ずしも回答がつくわけではありません。また、その回答の質も良し悪しがあります。このGoWellでは、専門家と最低一社は契約し、確実に信頼度の高い回答を得られるようにします。もちろん、他のユーザーからの回答を拒むものではなく、独自の経験に基づく解決策を得られるようにもします。
ビジネスモデルは、広告収入です。専門企業が他の広告に出す以上に広告料を抑え、代わりに回答をしてもらいます。また、マッチング機能では、パートナー企業を求める企業に広告料金を出してもらうことで、収益を確保します。
▼アプリの開発後のビジョン!
アプリは作って終わりではありません。これを有効に活用してもらうために仕組みを確立しなければなりません。
具体的には、このサービスのコアとなるQ&Aページを活性化させるために、複数の専門家へ回答を依頼しなければなりません。
この専門家自体も進出したばかりで、その知名度をあげたいと考えている企業にアプローチする予定です(そうすればこのアプリを通じてセミナー開催や、情報発信もできるので専門家にもメリットがあります)。
ただ、サービスリリース初期に専門家からの回答を確実に得ること、このサービスの広告宣伝に関しては資金が必要です。広告については、現地の経営者の集まりや地道な企業訪問を通じて認知度を高める方向ですが、特に専門家については、確実に一社とは契約し回答を提供してもらう必要があります。今回の資金はこちらに使わせていただきます。
▼資金の使い道
専門家との契約費用(最低1社): 500,000円(12ヶ月)
※随時、専門家との契約を進めていきますが、確実に一社は固定で契約し確実に質問に回答してもらえる体制を取る必要があります。今回の資金は、こちらに使わせていただきます。
▼スケジュール
3月15日 GoWellの制作完了&サイトの細部調整
3月20日 サーバーアップ
4月01日 サービスのリリース & サービスの告知開始
4月以降 専門家との契約(随時)
4月30日 クラウドファンディング終了
8月01日 随時、リターン発送
▼リターンについて
リターンについては、ベトナムのデザインをあしらった高級手拭いをご提供します。
【3,000円コース】
お礼メール + 手拭い(1本)
【5,000円コース】
お礼メール + 手拭い(2本)
▼最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、私のプロジェクトに関心を示していただき感謝しています。
海外にいる中小企業の代表者は、会社から「行け!」と言われて、
覚悟を決めてやってきたものの、実際は、日本では起こり得ない事態が
起きることは日常的であり、戸惑いと驚きの連続の中で仕事をしています。
そんな中、近くに「相談者」がいることの安心感は計り知れません。
このアプリが完成し、使ってもらうことを考えると、とてもワクワクします。
このアプリが実現すれば、一人の経営者の経験が周りにも共有され、
結果的に、日系企業全体の生産性が高まることを目指します。
このプロジェクトを、その1歩としたいのです。どうぞよろしくお願いします。
▼田中陽介
1978年生まれ。佐賀県出身。大学卒業後、2004年に情報通信企業に入社し、約6年間人事業務(採用、教育)に携わる。その後、フィリピンに渡り、プロジェクトマネージャ業務、人事コンサルティング業務を経験後、2016年ベトナムで起業。ホーチミンにて日系中小企業を中心に人事労務コンサルティング、通訳、翻訳サービスを行っている。
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