2018/11/18 10:47

こんにちわ、こどもDIY部のさかたです。

はじめてのクラウドファンディング、予想以上に大変ですねえ。毎晩クラファンの夢を見るほどに。

それでもこどもを取り巻く環境を変えたい気持ちは変わらない。

なぜかというと、義務教育のアップデートのスピードが遅すぎるから。5年後は良くなってるかもしれないけども、現在進行形で成長している子どもたちは、5年後では世界に取り残されちゃうという危機感すら感じます。読み書きそろばんはどーでもいいんです。

英語なんかなんぼ教室行って習ったところで「伝えたいこと」がないと意味がない。

私の子ども時代を振り返ると、大人嫌いなこどもだったので親に話しかけられても「別に」しか言わない伝説を作り上げてきました。小1で大人への諦観を悟った嫌な子だったんでしょうが、つたない言葉で対抗しても敵わないという思いが心の底にあったからです。

でも今は時代は変わり親を飛び越えて世界に発信できる。言葉の壁はGoogleが解決してくれる。思いを言葉にできなくても動画やイラストや作品を作ってモヤモヤしたものも発信できる。わかってくれる人に出会うために発信ができる環境は整っているわけです。

あとは自分が伝えたいことに気づいて、恐れず発信していくことこそがグローバルで変化の速いこれからの社会に絶対必要な力。
しかしぼんやりしているとその力は「受験」が圧倒的な力で奪って、人によっては受験で力尽きてしまう。力尽きる前に親も安心できるような、こども専用発信プラットフォームを作ってこどもの思いを表現したいし、辛くなった時に初心に戻れる場が欲しい。
だから「こどもスタートアップ塾」を作りたいと本気で思っています。

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「やりたい仕事をしてみよう ~自分の思いを伝える方法 」講座では、何をしたらいいか分からない子、言葉で表現するのが苦手な子でも参加できる講座です。
ジェネレーターの家子史穂さんは、動画ディレクターとして多くのスタートアップ企業の動画を制作していますが、その中で一番大事なのは「伝えたいことを伝える力」と言います。つまり働くというシーンで「伝えたいことを伝える力」を発揮することを求められるということです。

「伝える手段は何だっていい。ヘタクソでもいい。誰かの思いを伝えたいという衝動をこどもたちに感じてもらうことが大事。そのためにはすでに働いている人の話を聞くのが一番です。」という家子さん。

講座の1日目はフィールドワークで働く人に取材をし、「誰かの思いを伝える」ことを意識して形にしてみる。その体験を元に2日目に「自分の思いを伝える」にチャレンジします。

普段語られないこどもたちの胸の内をぜひ覗いてみませんか?

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(1回目)2/3(日) 10:00~12:00 
・みんなのやりたい仕事を教えてください。
・フィールドワーク:実際に仕事をしている人を探してインタビューしにまちへでかけます。
「どうしてその職業に就いたのか?」「その仕事は世の中にどんな幸せを届けているの?」を聞いてみよう。
・自分の会社ではどんな幸せを届けたいかを考え、その思いを世の中に伝えていくことをしていきます。

(2回目)3/3(日) 10:00~12:00 
みんなで考えた会社のHPと名刺の製作を行います。

この講座は小学5年~中学3年生が対象です。


プロフィール 家子史穂 株式会社ハウスチャイルド代表

動画ディレクター。1981年生まれ。一橋大学社会学部卒。医療機器メーカーの商品企画、株式会社リクルートコミュニケーションズでの広告制作ディレクターを経て、2013年に独立。動画ディレクターとして、東洋経済オンラインなどニュースサイトの動画コンテンツ立ち上げに参画。企業とコラボレーションした動画プロジェクト多数。大学や企業での動画活用に関する講演も。著書に『仕事に使える動画術』(翔泳社)。自由大学『伝わる動画学』教授。