サンプル開発、1つのタイプを作るよりも3つ同時進行だったため、前の活動報告にも書いたように
試行錯誤の回数が増えた分、より密度の濃いサンプルを作っていけたように思います。
機能を絞ったシンプルタイプ。
機能と価格が両立するバランスタイプ。
機能盛りだくさんの高価格タイプ。
…と、初めはこんな感じの3タイプの製造・販売を考えておりました。
機能が増えるほど製造の手間や、検品項目が増えるため、価格は高くなります。
また、素材が変わった場合でも価格は上がるんです。
今回の改良口金リュックはカジュアルな雰囲気と普段の日常生活で
お使いいただけることをコンセプトに開発したもので、見た目はとても
馴染みやすいポリエステルキャンバスと呼ばれる生地を使用しています。
これが、高密度ナイロンになると、見た目がぐっと大人っぽい雰囲気になります。
質感もすべすべで会社通勤にも使えそうな感じになりますが、お値段が上がってしまいます。
レザー素材になると、さらに価格が!
価格が上がるほどお客様の数は減ってしまうので、
最初はお買い求めやすい価格で販売することを計画しました。
いる・いらないをハッキリ分ける。
希望する人の数が多いものだけ取り入れる。
無駄な機能はとことん削ぎ落としてコストパフォーマンスを上げる。
…色々試した結果、最初に考えていた3タイプはどれも無くなり、
バランスタイプや高価格タイプにのみ実装予定だった機能まで
盛り込んだ、非常にお買い得なタイプが完成しました。
ただ、これでも店長の私としては、かなりベーシックなタイプだなあと考えてます。
街中のショップのカバンコーナーで他の製品の機能や構造など見ていると
改良口金リュックは、かなりシンプルだよなあと心の中でつぶやいてしまいますね。
ただ、機能が増えすぎてもわかりづらいですし、使う人があまりいない箇所まで
こだわってしまうと、むやみに価格が上がってしまって、使い勝手が悪くなりますね。
お客様のお求めやすい価格帯で販売できるように。
改善に改善に改善に改善を重ねてご満足いただけるいけるよう、努力努力。
…と書くと大層ですが、普通のことなんですね。
その普通のことが出来るのが企業努力と呼ばれるものです。
普通のことが出来るようになるまで精進してまいりますね!