前回の続きです。
それから、出掛ける際は、本家の口金リュックを使う日々が続きました。
ところが、だんだんと使いづらいなと感じることが増えてきたのです。
口金ファスナーの開けにくさと閉めにくさ。
一旦、床に置かないと閉められない。
床が汚れてたり雨水で濡れていると置くことも出来ない。
降ろさず閉めるには左脇で口金部分を挟んだ状態で、
右手にファスナー、左手は端の布を持ってもたもた閉める。
口金部分だけでこの面倒臭さです。
持ち手の留め金のホックボタンが硬くて開けるのも閉じるのも面倒。
これも1回使って面倒だと感じたので2回目から使わなくなりました。
背面ファスナーも背負ったまま開け閉め出来ません。
降ろして開け閉めしてもレジ前で財布を取り出す際に
どこにあるのかわからないので、がさごそリュックの中身を漁って
取り出さなければいけないことにもストレスを感じるようになりました。
見た目が安っぽいのも年齢相応の持ち物ではないと思いましたが、そこは目をつぶりました。
ファスナーの持ち手…おもちゃっぽいんですよね。
リュックの生地もなんだか安っぽいなあとショップの店頭で見かけて感じていました。
そんなこともあって、オマージュ(類似品)を手に入れたときから、本家のリュックは使わなくなっていったんです。
だって、オマージュ(類似品)は生地が高密度ナイロンと呼ばれるすべすべで高級感のあるものですし、
ファスナーやバックルも安っぽさは感じさせない作りになっていたからです。
また、機能面でも、ポケットが外側と内側に追加されて使いやすくなっていました。
流行り物のマネをするなら、見た目や機能をアップさせる。
これは当然の事ですよね。
実際に、本家とオマージュを使ってみて、その違いを強く感じることになりました。
…と、ここまでかなりネガティブなことばかり書きました。
面倒だなあ。使いづらいなあ。じゃあ使うの辞めよー。
で、普通は終わりますが、終わらなかったのがこのリュックの魅力。
口金リュックの魅力を知るキッカケとなった、本家との出会いが無ければ
今、こうして改良口金リュックを、まさか自分で作って販売しようなんて
考えることも無かったわけですね。
また、クラウドファンディングに出品しようとか、当初全く考えてもいなかったです。
オマージュまで自分で作ってしまう人は自分も含めてかなり影響ウケてしまってますね^^
多くの人から愛されて普及している商品の魅力と凄さを改めて実感しました。
まさにコロンブスの卵!オマージュが作られてこそ本物の証。
(後半ヨイショが多い気がしますが、素直にそう感じていますよ)
続きます。