2019/01/31 18:02

プロジェクトオーナーの寺田(てりー)です。

当プロジェクトも残り6時間余!ラスト数時間ですが、再びプロダクトのおはなしです。今回は、MRLのコンセプトと、今後の展開について、書かせていただければと思います。

ちなみに、「Douska & MRLセット」など、一部はまだ購入可能です。残りわずかな時間ではありますが、きになる方は画面の下の方までチェックしていただき、是非商品を手に取っていただければと思います。


Project MRL

当プロジェクトページの本文にある通り、「MRL」はコンセプトモデルであり、通常のmowlプロダクトラインとは異なります。

それは、シェルと呼ばれるボディと、ハブと呼ばれるセンターパーツの、2つのパーツ構成からなるモデルだから。長年、ヨーヨーをされている方や、商品解説をご覧いただいた皆様は、既にお気づきと思いますが、シェル(ボディ)を交換することで、様々な形のヨーヨーに変化します。

※ハブは未着色のRAW状態での出荷となります。製品の特性上、小キズなどが目だあつ場合もありますが、製品仕様とさせていただきます。

思えば、2018年夏、米国ダンカン社と僕のコラボモデル「ラプター」そして「キャンディーダイス 」のプロジェクトもひと段落したところで、「何か面白いプラスチックヨーヨー作れないか」という所に、アイデアを提供したのが始まりでした。

そしてこれは、キャンディーダイスプロの製造元であり、3Dプリントヨーヨーの先駆者でもある、パートナー東方氏の主宰するYoYoMakerも混ぜた、4社コラボモデルへも変化します。

MRL-01ボディ

上の写真はMRL-01ボディ。今回、このプロジェクトで発売するMRLは、全てこの「MRL-01ボディ」です。

このボディ、直径は51mm前後と、アンダーサイズ(49.9mm以下)とまではいかないものの、プラスチックモデルとしては、珍しい小ぶりなサイズになっています。近年、競技向けヨーヨーは大型化の道を進み、小ぶりなヨーヨーは減少傾向です。特に、製造の難しいプラスチックモデルでは、アンダーに限りなく近いヨーヨーは、皆無と言っていいほど。

シェルとハブという構成を維持しつつ、アンダーサイズに限りなく近いモデルを作る。それは、Liamaの設計ノウハウをもっても非常に難しく、幾度となく設計図面を修正し、時間のない中で、プロトタイプも2タイプ作成し、検証を行っています。

ちなみに、2ndプロトタイプでは、重量配分をより外周にすべく、ハブ内側の形状変更を行いました。軽く・動かしやすいフィーリングはそのまま、投げ出しの抜け感は緩和され、微調整を加え、現在、工場の生産待ち状態です。

今後の展開について

本邦初公開となる、MRL-02ボディ。

01ボディが、小ぶりなワイドモデルだったのに対して、02ボディは、直径54mm前後、有効幅は40mm以下という、攻めた設計です。これは、僕が長年愛用してきた、米国ダンカン社の「フリーハンドゼロ・フリーハンドオリジナル」を小型化し、現代版にアップデートした形状にしたかったから。ちなみに、02ボディは、Cマイナスサイズのベアリングに換装可能で、簡易バインド/引き戻し機種としても遊べます。
こちらの02ボディは、現在、プロトタイプの到着を待っている状態です。

また、今後の展開として、キャンディーダイス プロの製造でおなじみ、パートナーのYoYoMakerと共に、3Dプリンター製のシェルを発売予定です。YoYoMakerの東方氏は、氏のメールマガジン・WEBサイトで"アンリミテッドヨーヨーワークス"という、過去の名作ヨーヨーの形状をサンプリングする企画も行なっており、その企画を、MRLにも応用しつつ、大量生産品とは一味違う、プロトタイプ販売に近い展開を行う予定です。

どうでしょうか?4社によるコラボ、僕も展開が待ち遠しいです。ちなみに、上記でお話ししたボディ販売・展開は、春以降にリワインド渋谷で行う予定です。そちらもお楽しみに。


以上、当プロジェクトの目玉商品である2つのアイテム「ドースカ」と「MRL」についての解説と、進捗状況でした。

準備に数ヶ月間をかけてきた当クラウドファンディングプロジェクトも、残り6時間となりました。お陰様で、開始14時間でプロジェクトは達成しましたが、「Douska & MRLセット」など、一部アイテムはまだ購入可能です。お悩みの方はこの機会に是非、これらのプロダクトを手に取っていただければなと思います。

次回は改めて、当プロジェクトの達成と、全国大会スポンサーの件をお伝えできればと思っております。引き続き、当プロジェクトへのご支援、よろしくお願いいたします!

寺田真悟