皆様はじめまして、ページをご覧になっていただきありがとうございます！！「HeadLine」代表者のたくじと申します。漫画家として『メテオさんストライクです！』や『はじぷる！』などを制作し、現在は漫画制作ノウハウを教える東京ネームタンクにて講師もやっています。

「HeadLine」とは、そんな僕、たくじが作家同士の力を集めて作品を作りたいという目的で作った創作集団です。

海外のアニメスタジオ、例えばピクサーなどでは、一人の天才が物語を最初から最後まで構想するのではなく、大勢の人間が企画段階から関わり、ロジカルに物語を構築させています。

天才じゃなくても、チームでノウハウを共有して作れば素晴らしい完成度の作品を作り出せるということを、彼らは教えてくれました。我々はそれを漫画にも応用できないかと考えました。

まだ設立して一年程ですが、理念に共感して参加してくださっているプロの漫画家、漫画原作者、漫画家志望者、編集者、イラストレーター等の人数は150人を超えており、これまでアニメ企画や4コマ漫画等を制作してきました。

今回のプロジェクトを通してやりたいことは、HeadLineチームで企画した初の32Pのストーリー漫画『妄想受信探偵カケル』を制作することです。
カケル（探偵）の愛（妄想）が今日も世界を救うッ！！

主人公「相生（あいおい）カケル」には「天王院（てんのういん）アイル」という推しのアイドルが居ます。そして、彼女の仕草や行動、はたまた歌詞の意味からメッセージを受信し、推理、行動する探偵なのです。しかし、それは全てカケル1人の妄想に過ぎなかったのです！もちろんカケルとアイルの間に一切の関係はありませんっ！！

そうっ！　この作品は「世間はアイドルオタクをキモイと思っているかもしれないが、自分達はキモカッコイイと思っている！！」というテーマのもと、新しいアイドルオタクヒーロー像の提示を目的としたエンタメ作品なのですっ！！！！

『妄想受信探偵カケル』ネーム1P

『妄想受信探偵カケル』ネーム2-3P

『妄想受信探偵カケル』ネーム4-5P

『妄想受信探偵カケル』ネーム6-7P

『妄想受信探偵カケル』ネーム8-9P

受信しているのは妄想なのに、何故か現実で起こる様々な事件を解決してしまう『妄想受信探偵』の一挙手一投足に是非ご注目いただければと思います。

今作は12名のプロの漫画家、漫画原作者、漫画家志望者、編集者が企画案を出し、その企画案から初期プロットを10名ほどの漫画家、漫画原作者、漫画家志望者が構成します。そして、ネーム（下書きの下書き）作業に入っていきます。

このネーム作業にも計30名ほどの漫画家、漫画原作者、漫画家志望者、編集者が関わって制作しています。今回は、『ダンゲロス1969』（講談社）や、『仁義なきキリスト教史』（筑摩書房）など非常にユニークな物語を生み出す架神恭介（作家、漫画原作者、ゲームデザイナー）先生もネーム作業に加わってくれました。

実のところ、集団で漫画作品を制作することはとても難しいのです。何故ならば、漫画家は個人個人の作風や、良い意味での我の強さがありそれがぶつかり合ってしまうからなのです。

しかし我々は、その課題を解決する手段を見つけ出しました。

それが『マンガ基礎制作方法の共有』です。チームに参加している作家全員に、その方法を伝えました。そして、共通の方法ができたことで、チームとして進むことが出来るようになったのです。

それでも、やはりチーム制作には未知の困難さがありました。ですが、それを克服し互いに足りないものを補い合えた時、ひとりでは作り出すことが出来なかった、素晴らしく面白い作品が出来ると自分は考えます。

それこそが今回のプロジェクトで作ろうとしている漫画『妄想受信探偵カケル』です。

私は、今回のプロジェクトがチーム制作の新たな可能性を切り開く一歩になると信じています。

今回は、応援していただいた皆さんのためにリターン品として、チーム所属のプロ作家が作中に出てくるアイドルグループ「りんかい７」の各アイドル7名を描いた色紙や、この作品を作ったチーム「HeadLine」に漫画企画を相談できる権利、及び作品の制作権をご用意させていただきました。

「りんかい７」とは、今作ヒロインの天王院アイルが所属しているアイドルグループです。作品制作中に盛り上がり詳細なアイドルたちの設定ができたことから、是非お披露目したいと考え、この度の色紙制作になりました。

【色紙作家一覧（春日旬先生を除く）】
たくじ（漫画家）
『メテオさんストライクです！』(講談社)
『はじぷる！』　(秋田書店)

森脇かみん（漫画家）
『サブカルメディカル』（サイコミ/Cygames）
『沖縄の群星（むりぶし）』連載中（Docter’sGate）

新井春巻（漫画家）
『魔法少女になれません。』連載中(講談社)

ごとう隼平（漫画家、東京ネームタンク代表）
『銀塩少年』(小学館)

おたべさくら（漫画家・イラストレーター）
『愛蜜遊戯』(株式会社コアマガジン)
ファミ通.com 艦これ イラストコラム艦娘及ビ艦船大図鑑（KADOKAWA/エンターブレイン）
ファミ通.com グランブルーファンタジー ILLUST COLLECTION（KADOKAWA/エンターブレイン）

もう一つの目玉として、「HeadLine」との漫画企画権や作品の制作権があります。こちらをご用意したのは是非、応援してくださった支援者の皆さんと一緒に作品を作りたいからです。

皆さんもプロクリエイター集団「HeadLine」と一緒に、今までになかった新たな手法で面白い作品を作ってみませんか？

集まった資金は、原稿制作費や表紙制作費、電子書籍化にかかる費用に充てたいと思います。

クラウドファンディング期間：11/26（月）〜12/26（水）23:59:59

電子書籍化：2019年2月予定

勿論、支援者の皆様へのリターンに関しては、掲載よりも先行してお届けいたします！！

正直、「妄想受信探偵カケル」のネーム(下書きの下書き)制作は、試行錯誤の連続でした。チームで行う初のストーリー漫画制作ということもあり、様々な手段が用いられました。最初は同時に多人数で同じシーンを描き、その中の一案を採用、ネームのページごとに作家が変わるリレー方式。次に代表者がホワイトボードにざっくりとネームを切り、それをYouTube等で生配信しながらみんなで意見を出し合い作り上げる方法。などなどです。

そうして、紆余曲折を経て、半年以上かけてついにネームは完成しました！お陰で今はチームで制作するノウハウがかなり集まり、今後はより短時間で制作出来るようになるはずです。

そんなチームでの初のストーリー漫画作品「妄想受信探偵カケル」を描き上げて世の中に発表したい。作画はチームの一員であり、『アイドルな彼女とヲタクな僕と』『数学ガール フェルマーの最終定理』『あねとむち』などを手掛けてきた漫画家の春日旬先生が名乗りを上げてくれました。後は挑戦するだけです！！

何故、今作をクラウドファンディングで完成させるということに挑戦しようとしたのか。それは、クラウドファンディングのシステムがみんなの力で一つの作品を作るという、「HeadLine」が掲げるチーム制作の理念にピッタリ一致していたからです。

皆様の応援で資金を得て、プロの作家が集団で漫画を作る。

これは、クラウドファンディングという方法がなかった10年以上前には考えられなかったことです。

支援してくださった皆さまは、この作品のチームの一員だと思っております。皆様の応援こそが、この新たな作品づくりの手法を確立し、作品を世に出す役割の一部を担っております。是非とも、応援を宜しくお願いいたします！！