先日、「みらい足袋」の制作打ち合わせで、兵庫県の高砂産業さんにお邪魔してきました。
日本でも数少ない、国産にこだわって地下足袋を作っている工場で、様々なファッションブランドにオシャレな地下足袋を提供しています。
今回は実際に商品の制作風景を見てきました。
※今回お届けする「みらい足袋」の制作風景ではありませんが、
職人さんの手仕事ぶりなどを中心にごらんいただければと思います!
まずは縫製場。
こちらは地下足袋の表部分を塗っているのですが、
ベテランの職人さんが、見事な手さばきで、あっという間に仕上げていきます。
縫製用のミシンもいい味、出してます。
続いては、靴上部の布と靴底の部分を圧着する工程にも潜入しました。
サイズごとに型があり、これを土台に圧着をしていきます。
布と靴底部分にノリをつけて、更にテープで補強して、ローラーでムラがないように伸ばしていきます。
靴としてもここの接合は重要な箇所なので、職人さん達の力の入れようにも余念がありません。
更にプレス機でしっかり圧力をかけます。
プレスをかけた足袋を並べて…
最後は巨大な窯で1時間程のりを乾燥させます。
上がってきた商品を、熟練の職人さんが細かく検品をして、最終的に出荷するかを判断します。基準を満たせなかった商品は再度修正・補強をして、再度検品を行います。
実際に市場に出回る商品ということもあり、厳しい目でチェックをされます。
こうした数々の工程を経て、皆さんのお手元にお届けします!
今回実際に製作工程を見させていただく中で、感じたことは、
海外での安い工場に発注して大量生産が当たり前の世の中ですが、
改めて国内で、熟練の職人さんが作る「作品」はこだわりも強く、
1足1足を制作する中に職人さんが愛情をかけていると感じました。
また、Made in Japanの製品が世界から評価される所以も感じられました。
今回のレポートを通して、皆さまに少しでもみらい足袋を制作する高砂産業さんのこだわり、品質を感じていただけたら幸いです。
皆さま、お手元に届くのをお楽しみに!!