日本三大仇討の一つ「曾我物語」は源頼朝による鎌倉幕府が始まって間もない1193年、富士の裾野で巻狩りをおこなった際に発生した仇討事件です。曽我十郎祐成と五郎時致は父の河津祐泰が工藤祐経に殺された仇を討つ為、命がけの戦いに挑みます。この事件がきっかけで工藤氏は陸奥国に下向することになります。十郎の恋人虎御前はこの物語を全国に語り継ぎ、歌舞伎や浄瑠璃、能などの伝統芸能の題材として江戸時代には正月演目として人気でした。
「曾我物語」が映像として残っているのは希少で、64年前のフィルムが東映さんに残っており、今回南郷名画座さんに企画を持ち込み上映が叶いました。いつかこのリメイクを作りたいと思い、資料集めに吾妻鏡やその他古文書を読んだり、資料館等を訪ねている最中に「スポーツ流鏑馬」に出会い、私の地元青森で盛んにおこなわれていることを知り、スポーツ流鏑馬を映像化したいと思った次第です。
青森は奥州藤原氏滅亡あと、鎌倉武士が多く移住しており、江戸時代まで南部氏や津軽氏が領土を奪われることがほとんど無かったので、ほとんどがその末裔になります。今回、後援には工藤氏にゆかりがある「おがみ神社」「蕪嶋神社」「上名久井諏訪神社」の各神社様よりご協力いただきました。
是非この機会にご自分のルーツを知るきっかけとして、多くの方に観ていただきたく思います。
また、会場内にて「スポーツ流鏑馬映画化プロジェクト」のサポーター募集告知をさせていただきます。
同時上映は橋幸夫さん吉永小百合さんのデュエットで話題となりレコード大賞受賞作「いつでも夢を」です。
【南郷名画座】
・開催日 2020年3月20日(金祝)/ 3月21日(土)
・時間 9:00開場
10:00 「曽我兄弟 富士の夜襲」#東千代之介 #中村錦之助 #北大路欣也
13:00 トークショー (ライター石橋春海、BeFMパーソナリティ大地球)
14:30 「いつでも夢を」#橋幸夫 #吉永小百合
・入場料 700円(当日800円)全席自由
・プレイガイド 八戸市公会堂/八戸市南郷文化ホール/八戸ポータルミュージアム「はっち」/三春屋
・主催 (株)アート&コミュニティ(八戸市南郷文化ホール指定管理者)
・後援 コミュニティラジオ局BeFM /「おがみ神社」「蕪嶋神社」「上名久井諏訪神社」
・協力 フォーラム八戸 / ㈲アイ・クリエイト
<無料シャトルバス>
八戸市庁9時発 ~ 南郷文化ホール公演終了 ~ 八戸市庁
<お問合せ>
八戸市南郷文化ホール ℡0178-60-8080