こんにちは。富山高専北村プロレス同好会やコーセンという名前でTwitter、ブログ等をやっているプロレスオタクの富山の現役高専4年生(19歳)・Kimu Kengoです。
突然ですが、昨年の夏、プロレスを求めて、シカゴとメキシコシティまで一人で行ってきました。
2015年の春に富山高専に入学してから、アルバイトをしては、貯めたお金でプロレス観戦の旅に出かけるというのを繰り返してきましたが、海外まで行ってプロレスを見るのは初の試みでした。
シカゴではAAWというプロレス団体の興行(500人規模)とALL IN(1万人規模)
メキシコシティではCMLLというプロレス団体の興行(1万人規模の会場)を見てきました。
▽衝撃的だったAAWの興行
シカゴで見た興行『ALL IN』は歴史的な一夜と言われるほどでした。
メキシコシティにあるプロレス常設会場・アレナメヒコで見た『CMLL 火曜決戦』では、国技としてプロレスが浸透しているメキシコのリアルを見ました。
しかし、「歴史」よりも「伝統」よりも、一番印象的だったのはインディー団体・AAWの500人規模の興行でした。
リングにいるプロレスラーたちと客席にいる観客たちが作る空間に感動したのです。
規模こそ大きくはないですが、選手たちの「今日来てくれたお客さんには楽しんで帰ってもらうぞ!」という姿勢と、観客たちの「さあ今夜は楽しむぞ!」という姿勢が、興行に物凄い熱を生んでいたのです。
日本のファンも、向こうのファン同様、プロレス興行を見に行くときは「さあ今夜は楽しむぞ」と思うはずです。ただ、向こうのファンはそれを表現するパワーが桁違いでした。
ちゃんと対戦相手との戦いに集中しながらも、ナチュラルに観客を煽る選手たち。そしてそれを見て、ビール片手に叫ぶ観客たち。客席の盛り上がりを受けて、選手たちはさらにエキサイティング。
イス席の最前列にいるのに、興奮して立ちながら試合観戦するファン。ヒールレスラーに対して引くくらい汚い言葉を叫ぶファン。リングを見ずに周りのファンに向かって「Go!Go!ACH!!」と煽るファン。そして興行終了後の客席は、空き缶と滑りそうになるほどのビールだらけ。
ただ観客のマナーが悪いなんていう話ではなく、欧米では散らかすことで相手に楽しませていただきましたと示すので、あくまで文化の違いです。しかし、日本のプロレス興行しか知らなかった僕にとって、それはそれはすべてが新鮮でした。
帰国後、「あの魅力を日本のファンにも伝えたい」という気持ちでブログを書きました。適切な言葉を選んで、また、ちゃんと楽しんでもらえるように書きました。
さらに、Instagramのライブ配信でシカゴとメキシコの旅について話ました。インスタライブ配信は24時間で消えるので、濃ゆいエピソードも話しました。
ブログもライブ配信もフォロワーさんやその周辺の方に反応していただきました。
ただ、それでは終わりませんでした。
「もっとあの魅力を伝えられたよなあ…。いや〜、あの空間に戻りたい」という気持ちが日に日に増していきました。いわゆる「ロス」というやつです。米インディーロス。
ーーーあの空間に戻りたい。次にアメリカへ行く時は、もっとたくさんの興行を見たい。一つの興行のためにアメリカまで行って、すぐに帰国しちゃったら、米インディーロスがもっと酷くなりそうだし。「プロレスしばらく見たくないわ」ってなるまで米インディープロレスに浸かりたい。
でもアメリカのインディープロレスって日本のプロレス団体より興行数そのものも少なければ、広大な土地を持つUSAなだけあって、色んな団体が一つの街に集まることはないんだよなあ…
いや、あ、あった!!! 裏レッスルマニアだ!!!
▽裏レッスルマニアとは
世界最大のプロレス団体・WWEは、毎年『レッスルマニア』という年間最大の興行を、3月下旬もしくは4月上旬に行います。開催される土地は毎年違います。今年はニューヨークです。
このレッスルマニアには、世界中から多くのプロレスファンがやってきます。
その恩恵を受けるかのように、世界中からいろんなインディープロレス団体や非WWE所属レスラーが集まって、レッスルマニアの数日前から前日にかけて、朝から晩まで興行を行います。これが『裏レッスルマニア』です。
今年の裏レッスルマニアの盛り上がりは例年以上です。WWE レッスルマニアの4日前から前日にかけて、ニューヨークという一つの街で35もの興行が行われます。朝から晩まで、いろんな会場でいろんなプロレス団体が興行を行います。ここまで残酷な興行戦争もありません。
そこで僕は、もう我慢できなくて、貯金を全部使って、中国東方航空の中国経由ニューヨーク行きの格安航空券を購入してしまいました…
▽裏レッスルマニアを日本のファンに届ける
裏レッスルマニア。アメリカのプロレスは疎いという日本のファンにも、その言葉が浸透しつつあります。
というのも、ここ数年の裏レッスルマニアは、日本人レスラーの登場が多いからです。今年は、NYど真ん中のマジソンスクエアガーデンで新日本プロレスとROHが合同興行を行うくらいです。
しかし、それだけが裏レッスルマニアではありません。新日本プロレスのスター選手が参戦する興行もあれば、メジャー団体に中指を立てているようなアングラ感満載のインディー団体の興行もあります。裏レッスルマニアといっても、WWEには届かないけど規模の大きい“インディー”もあれば、マジもんの“インディー”もあるのです。
ただこの裏レッスルマニア、日本のメディアはほとんど扱っていません。週刊プロレスが日本人選手の参戦した大会をカラー1ページで載せるくらいです。
日本人プロレスファンで裏レッスルマニアを肌で感じてきた方もいるにはいます。しかし、詳細にレポートした人はいません。
その存在は浸透しつつあるのに、表面上だけで、そのリアルが伝わっていない裏レッスルマニア。
じゃあ僕が最初に日本のファンに伝えよう。裏レッスルマニア伝道師になろう。
▽どうやって届けるか
まず一つにはブログです。ブログは、無料で見られ、なおかつツイートなりFacebookのシェアなりで拡散しやすいため、比較的多くの人に届けられる媒体です。
僕自身、小学生・中学生時代に多くのプロレスファンの皆さんのブログを読んできました。家のパソコンのお気に入り欄には、プロレスファンのブログばかりでした。
学校から家に帰ってきたら、シャワーを浴びて、パソコンを開く。そして今日もあの人は更新してるかなとチェック。それが習慣でした。
2013年春。中1の春休み。ネットで面白いプロレスブログないかな〜と探していたら、ROHを見に現地まで行ったという方のブログを見つけました。
そこには、会場入りする選手たちとツーショットを撮る日本人ファンの姿。そして試合の感想。
レッスルマニアならわかるけど、ROHを見にアメリカに行くファンなんているの!すげーー!!
それと同時に、
あ〜、俺もいつか海外までプロレス見に行ったりできる日が来るのかなあ…
そんなことを当時思いました。あれから5年半が経ち、僕はシカゴとメキシコシティまで一人でプロレスを見に行きました。
あの頃に夢を見てなきゃ、今の僕はいなかったです。
最近よく「すごい経験してるね!」や「凄いプロレス熱だね」などと言われます。
確かにシカゴメキシコ旅に限らず、経験は豊富だし、プロレス熱もあります。ただそんな僕を育ててくれたのは、楽しい情報をたくさん提供してくれたプロレスファンブロガーの皆さんです。
プロレスファンの僕にとってブログは大切な存在なんです。
プロレスファンのブログを読んで、プロレスの楽しさを知り、人生が豊かになりました。
僕もブログを通じて、未知のプロレスの魅力を提供したいなと思っています。プロレスに、そしてプロレスファンに恩返ししたいのです。
▽でもね…
ただブログだと、適切な言葉を使えているか、文章の流れが破綻していないか、と考えているうちに時間がかかります。
街にいる皆が隙あればスマートフォンをピコピコする時代です。せっかくならタイムリーでも届けたい。
シカゴでAAWを見た時もそうでした。現地からリアルタイムで投稿したツイートは反応が大きかったのです。
一緒に旅してる感覚がそこにはあるようです。僕もシカゴ滞在中にTwitterで、TAKAYAMANIAや丸藤20周年興行を見に行っている学校の後輩・中西くんのツイートを見て、「中西くんもプロレス楽しんでるな〜。俺もそっち行きたい」と思ったくらいですから、アメリカまで一人でプロレスを見に行ってる10代の僕の現地からのツイートを見て、少しでもそう思ってくれてる人がいるんだろうなと思いました。
ブログはテキトーな記事じゃない限り、現地からのタイムリーな更新は難しい。
でもツイートみたいな気軽なものなら、こまめに更新できる。シカゴ滞在中もいっぱいスマホをいじってたし、本来はもっともっとこまめにリアルタイムで魅力を発信できた。
ブログは帰国後。Twitterは現地より。これで決ま…
いや、
せっかく行くなら、いろんなプロレスを見たい。35もの興行がある。つまり選択肢ならある。そして僕には朝から晩までプロレスを追いかけるだけの体力もある。シカゴでは、一日5時間の睡眠で、ご飯はシリアルと水とバナナとモンスターエナジーだけで4日間プロレスイベントに参加しまくった。
ただシンプルにおカネがキツイ。勢いのまま、航空券とホテルを予約してしまいました。興行のチケットを買うおカネがないわけではありませんが、良い席で見る余裕はなし…
そこで、今回のリターン『Facebook非公開グループへのご招待』を考えました。
▽裏レッスルマニアオンラインサロン開設へ
内容は以下の通りです。
◾︎現地からのこまめなリアルタイムレポ (興行に関することやNYの話 / 動画や写真付き)
◾︎質問や要望に現地より応えます
◾︎メンバー限定コラムの配信 (帰国後予定)
僕がリアルタイムで興行の様子を伝えるのはもちろん、撮影がOKなら会場の様子を動画付きで提供したり、現地で得られた特別なエピソードを話したりします。
また、グループ内で
「グッズ売店の様子を撮ってきて!」
「会場は飲食持ち込みOK?」
「楽しかったNYの観光スポットは?」
「NYの物価は?」
等、プロレスに関係あろうがなかろうが、質問や要望をくだされば、可能な範囲内で応えます。
要するに僕主催のオンラインサロンのようなイメージです。
価格は僕と同じ学生さんでも参加できるように致しました。
帰国後にブログでまとめますし、現地滞在中にTwitterでは一切つぶやかないわけではありません。
しかし、ブログでもTwitterでも書かない楽しい話をたくさんします。第一優先はFB非公開グループです。
「楽しい情報」の提供には自信があります。
みなさんもただ「正しい情報」よりも、「楽しい情報」が欲しくないですか?
僕はただただ正しい風の情報を丁寧に流すよりも、楽しい情報をみなさんと共有したいです。
▽観戦予定の興行
観戦予定の興行は以下の通りです。
【4月4日】
16:00〜 GCW Josh Barnett’s Bloodsport
鈴木みのる、鈴木秀樹、竹田誠志参戦!!ギブアップ/KOのみで勝敗が決まるジョシュ・バーネット主催の興行
20:00〜 ISW
なかなかディープなインディー団体。メインイベントは男女が入り混じったタッグマッチ!ルールはLEGOデスマッチ!
23:59〜 AIW
大谷晋二郎、スコット・スタイナーも参戦!!ど深夜から朝方まで続くお祭り!!
【4月5日】
11:00〜 Wrestle Con: USA vs The World
団体ごちゃ混ぜ!全試合がアメリカ人vsガイジンの大会。裏レッスルマニアのパイオニアと言っても過言ではないドラゴンゲートレスラーズも参戦!
田中将斗vsブライアン・ケイジも決定済み!
15:00〜 Wrestle Con: Rev Pro
日本人レスラーにも所縁のあるイギリスの団体・レボリューションプロのアメリカ大会。入江茂弘とかグレートオーカーンとか見られるかな?
20:05〜 Wrestle Con: Joey Ryan’s ××××× Party
ジョーイ・ライアン主催のパーティー。ベストフレンズ、ルチャブラザーズ、フラミータ 、バンディード、ブロディ・キング……人気選手の参戦は発表されているものの詳細は不明。
【4月6日】
12:00〜 Nova Pro Wrestling
“ZERO1”大谷晋二郎 vs “2012年天下一Jr覇者”ジョナサン・グリシャム!
ZERO1ファンにはたまらない再会マッチ(涙)
19:00〜 新日本プロレス&ROH『G1 Super Card』
NYど真ん中!マジソンスクエアガーデンで行われるビッグマッチ!!
【4月7日】
17:30〜 WWE 『WRESTLE MANIA 35』
(25時発のフライトで帰国するので、行けるかどうか危うい)
※あくまで予定です。裏でやっている他の興行を見に行く場合もございます。正式な観戦スケジュールは後にブログ等で報告します。
▽最後に
いろんなリターンを用意致しました。みなさんのご協力があると、より多くの楽しい情報を共有できます。
また、今の、10代の僕にしか書けない言葉があります。
人は歳を取れば取るほど、汚れていくものです。
今の僕にしか伝えられない言葉があるんです。
是非ともご協力よろしくお願いします!
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