明けましておめでとうございます!!
おかげさまで、お正月の現在までに、総額496,000円ものご支援をいただいております。発起人一同、皆様のお気持ちに心より感激し、同時に、絶対にそのお気持ちを無駄にはしない、しっかりと子ども英語教育の改革という形で恩返しをさせていただこう!と、気持ちを新たにしております。本当にありがとうございます。
NPO早期英語教育研究会では、「子ども達にとって本当に良い教育」を、どこまでも追求して参ります。
本日は元日ということで、私が日頃から問題だと思っており、日本には英語教育の大改革が必要だと強く感じている諸問題についてお話させていただきます。
英語教育は、当然ですが、その「学習者」のためにあるべきものです。子ども英語教育であれば、もちろん学習者である「子どものため」を軸として、全てが決定されるべきです。
ですが、大変残念なことですが、現状の日本の子ども英語教育の世界では「大人の都合」で様々なことが決められ、「大人の都合」によって出来た「子ども英語教育」と呼ばれるものが多くあるのも事実です。
例えば、幼児英語教育の世界では、とても高額な教材を「0歳が臨界期だから、この教材セットをいますぐ買わないとバイリンガルは育ちません!」などと言って売りつけるということが、もう何十年も続いています。教材自体が高額なことにも疑問を持ちますが、何よりも酷いことには、「DVDを観させるだけで」とか「このCDを聴かせるだけで」などと、一方向的で、あたかも母親の手間暇を必要とせずに簡単にバイリンガルが育つような売り文句で広告することで、間違った情報が広く発信させられてしまうことです。これは、子どもの英語教育を単なる商売道具として捉えた人間による「大人の都合」によって出来てしまった、現代の日本が抱える「悪しき英語教育」の最たるものの一つと言えるでしょう。
言語というものはコミュニケーションのツールですから、「話す相手」がそこにあってこそ使うべきものです。状況、自分の心境、相手の表情などをしっかりと見て判断し、国際マナーを踏まえた上で、適切な言葉を選んで話さないとなりません。乳幼児期には、人の愛情、温かい声かけが非常に大切だということは、誰でもご存知かと思います。英語教育もそうです。お子様の年齢が低ければ低いほど、人間の温かい愛情と、思いやり、正しく導く良い教育の知識が必要です。
私たちは、より良い教育を実践し、提案することで、心ある「教育を提供する側」の人間に働きかけ、教育の改革を進めようと考えております。そのために、全国で子ども英語講師養成講座を開いて指導法をお伝えしたり、ワークショップという形でどのスタイルで指導されている先生にもご参加いただき、スキルアップをしていただく取り組みをしております。また、その全てのワークショップにおいて、「良い社会を作ろう」「子ども達のためになることをしよう」という趣旨を根底において、教育をする際の根本であるべき思想を共有し、広めていくことに尽力しています。
また、お子様をお持ちのご家庭では、より良い教育を賢く選択出来るよう、英語教育の専門家による信頼出来る専門知識を、どなたにも分かりやすい言葉と解説で発信していきます。私たちは、取り組むお母さんやお父さんも、一緒にちょっと笑ってしまったり、なるほど!と一緒に学べたりしながら、お子様と一緒に、英語教育というきっかけを通して成長して行けるようなお家での英語取り組みがベストだと考えています。
拙著の『1日5分からの英語で子育て』でも、愛情たっぷりの英語タイムが一番大切な要素であると主張しましたが、この愛情たっぷりの英語タイムをどうやったら作り出せるのか、など、具体的な取り組み事例も発信していきます。
英語教育については、試験のことも大きな問題です。恩師の故・若林俊輔先生によれば、現状で日本が抱えている問題は、試験にあるとの事です。
現状では、日本で有名な試験対策をすることでは、英語力を上げることにはならないというのが事実です。子ども達はみんな、英語を話せるようになりたくて英語レッスンをスタートします。でも、実際にさせられるのは意味のないパターンプラクティスであり、学習効果の非常に低いゲームであり、単なる詰め込み教育のテスト対策だったりすることがほとんどで、「英語教室は通っても英語は話せるようにならない」ということが常識となっています。
英語を取り組むお母さん達が口を揃えて「英語は話せるようにならなくても良い。英語を好きになってさえくれたら。」と仰るのは、英語教育に携わる人間としては本当に恥じるべき状況です。
この根底にあるのが、試験の問題です。試験対策をしても、話せるようにはならない。上述の項目で言えば、「単なる詰め込み教育のテスト対策」がこれに当たります。言語というものはコミュニケーションのツールですから、コミュニケーションの手段としてのトレーニングをしない限り、コミュニケーションは取れるようにはなりません。つまり、資格として素晴らしい級を子どもが取得したところで、英語力としては実際には評価出来ないという、非常におかしな問題があります。しかも恐ろしいことに、これを日本全土で受け入れて、一斉にこれに迎合し、多くの人が「仕方ない」と諦めてしまっている。
NPO早期英語教育研究会は、この日本の現状に絶望はしていません。むしろ、未来は必ず明るいと強く、堅く信じて、今日2019年1月1日を迎えています。
何故なら、私たちには成功例を多数出した良いメソッドを既に見つけており、そのメソッドを習得した講師が、全国で「子ども同士が英語でおしゃべり」する教室を生み出しています。しかも、そのレッスンは笑いと愛情に満ち溢れていて、続けることで学力もしっかりとついてくるのです。つまり、良い教育をしようという情熱がそこにあり、努力を惜しまず研究し、毎日実践すれば、誰もが受けたいと思えるような教育を実現することは可能であると、身をもって知っているのです。
「教育方法」を変えることは、先生なら誰にだって出来ます。今すぐだって。
「子育ての方法」を変えることは、親なら誰にだって出来ます。今すぐだって。
そして、子ども達は、教育によって、人生を変えることが出来ます。
良い教育は、良い人間を育てます。
良い人間は、良い社会を創ります。
私たちは、教育こそが今の日本で最も大切な仕事であると信じ、少しでもより良い教育を一人でも多くの子どもに受けさせることに生涯をかけて取り組みます。
私の話を実際に聞いてみよう!と思ってくださった方は、ぜひ「福岡講演会」のクラファンシートをご購入ください。九州まで駆けつけて、お家での英語子育ての取り組みで最大限の効果を出す方法をお話します。時間いっぱい、一生懸命お話します。
面白そうな会だ!と思ってくださった方は、ぜひ「メンバーシップ」をご購入ください。会員様が増えることは、何よりも嬉しいことです!まずは会報を読んだり、近くのワークショップに顔を出すだけでもOK。もちろん、コアメンバーとして一緒に改革のための運動をしてくださる方も大歓迎です!
関わることが出来ない方も、1000円のご支援で、温かいメッセージをいただけるだけでも、私たちの背中は強く押されます。今回のこの企画、私も生まれて初めてのクラウドファンディングというもので、どうなるか右も左も分からない状態でしたが、ご支援をいただけたというメールが来るたびに応援メッセージを確認させていただいて、ウルウルと目に涙をためて喜んでおります。こんなにも、社会は温かいんだと思わせていただける、支援者の皆様には本当に感謝しております。
100万円という大きな目標を掲げてスタートしましたが、もうすぐ半額に達します。これからも、一人でも多くの方にこの活動を知っていただき、賛同いただける方と出会い、日本全体で子ども英語教育アップデートの旋風を巻き起こし、子ども達の「人間力」と「英語でおしゃべり出来る力」をグングン育てて行きたいと思います!
最後に、、、
私たちは子ども英語講師の集団でして、毎日英語レッスンはしているのですが、SNSには疎く、努力していますがまだまだで、この活動を知っていただくための拡散力に欠けているのが大きな悩みです。
どうか、この記事をシェアしていただけますよう、お願い申し上げます。拡散のためにお力を貸していただけるメンバーも探しております。よろしくお願い申し上げます。
2019年 元日
羽織愛