こんにちは、Sunameri開発者の藤井です。(下の写真の黒いツナギのおっさんが僕です)
僕らの初めてのクラウドファンディングが始まって数日が経ちましたが、早速数台のオーダーと、キーホルダー、ステッカーのオーダーも頂きました。ありがとうございます。
さて、現在のSunameriの開発の様子をレポートさせていただきます。ここでは、本来なら開発内部の様子は秘密のベールに包まれているものですが、Sunameriはレーシングカーじゃないし秘密にする事も特に有りません。じゃあ公開して皆さんと共有したほうが楽しいじゃん!というわけで公開させていただきます。
Sunameriは試作を終えて量産を待っている状態、ですので、本来なら量産へ向けて準備を進めるべき時期です。やるべき事はたくさんあります、カーボン製品の型を増やしたり、組み立て工程の設計、準備をするなどなど。
しかし、先日なんとなくSunameriを乗っていた時に、
「まだコレ、やるべき事があるなぁ。主にハンドルポスト。もっと良くできる!」と僕の
悪癖ですが、変なこだわりが出てきてしまいました。ひとまずは完成しているので、ここから開発行為を実施すると、ただでさえ電動キックボードの開発レベルじゃない時間と予算を割いてしまっているのに、さらに、という事になります。いかんいかん。
現状のハンドルポストは、カーボンの丸パイプを使用しています。
軽くて素晴らしいのですが、減速時や体制を崩した時にハンドルに体重を掛けると、微妙にしなるんですね。カーボンだからしなる、それは間違っていないのですが、ハンドルという操作系統にしなりが出るのは、車体からの情報にフィルターが掛かってしまうので、気持ち悪いんです。
乗るのには全く問題ないんです、でも、官能評価の面ではネガティブです。
そこで、ちょっと作り変えよう!と思案を始めました。僕とエクステリアデザイナーの(鈴木)健斗と二人で。健斗は、M02t(ロータスシャシーのオリジナルスポーツカー)の時から一緒にものづくりをやっているメンバーです。
デザイン検討会のテーマは、
(1)剛性向上「ダイレクトな操作感」
(2)デザインの改善「よりスナメリのイメージに近付ける!」
ふたりで数十パターンのデザインアイデアを出して、あれやこれや話し合いました。Sunameriにおけるハンドルポストは人間で言うなら顔の部分なので、ちょっと変えるだけで全体の印象に影響を及ぼします。だからとても難しい。本当ならモックアップ作って、実寸で検討したいなぁ。
でも、今回はスケッチと3Dデータで検討しましょう。ひとまず、案として絞り込めたので、これからデータ化します。それからマスターモデルの切削等、製作に取り掛かります。
製作の様子もココで公開しますね。ぜひご覧ください。来週の後半に掛けて公開できると思います。
宜しくお願い致します。