写真は1839年フランス人のルイ・ジャック・マンデ・ダゲールによって発明されました。ダゲールによるこの発明を、現代版に置き換えるとどう成るか? 実際にやってみたのが写真家・野村貞方(サダノリ)です。NS-SYSTEM (ノムラ サダノリ システム)と名づけました。印画紙で写真を撮る方法です。
▼ダゲレオタイプとは、NS-SYSTEMとは
ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールの肖像
1839年にダゲールによって発明されたダゲレオタイプは、フランス科学アカデミー会員であり下院議員のフランソワ・アラゴーの「エジプトに旅行し、ピラミッドの文字を記録するには、多くの日数と人手を要するであろう。
ダゲレオタイプは、これをわずかの時間に、しかも正確に描写することができる」という演説により、国家に買い上げられることとなりました。
ダゲレオタイプは、銀メッキした銅の板を鏡面状に磨き上げ、ヨウ素蒸気を吹きかけることにより表面を沃化銀化させ、暗室の中でカメラにセットし、撮影します。
そしてこの撮影した銀板に水銀蒸気を吹き付けることで、潜像(肉眼ではその状態では見えない画像)が目に見える像へと変わるのです。
出来上がった写真は、たった一枚の貴重な写真なのでした。
野村のNS-SYSTEMも同様に、たった一枚の印画紙に創りだされるオリジナル写真です。
ポラロイド写真とは違い、潜像がフィルムの上ではなく印画紙の上にあり、これを現像して得られる写真は、とても鮮明でクリアーなものなのです。
1837年にダゲールが始めて室内で撮ったダゲレオタイプの写真
1838〜1839の間にダゲールにより撮影された屋外写真、長時間露光の故に、人物などが写っていないと思われたが、ただ一人画面左下に一人の人が写っている。世界初の人物写真である。
▼野村貞方(サダノリ)ってだれ?
私の仕事、宝石を撮ったものです
私の仕事、時計を撮ったものです
URL: http://www.nomurasa.jp/
ずっと、商業写真(企業のカタログ、パンフレット、ポスターなど)を撮ってきました。
そのかたわら、個展やグループ展などで、写真の持つ可能性を試してきました。今回のNS-SYSTEMもその一端です。
東京都出身、日本大学芸術学部写真学科卒業、放送大学大学院文化科学研究科文化科学修士号取得、日本デザインセンターを経て
1987年 野村貞方事務所設立、
2007年 NY-STUDIOに名称を改める。ニューヨークADC会員・APA会員。
2001年 および2005年、New York ADCより「世界の100人のカメラマン」に選ばれる。
2006年 New York ADCより「世界の75人のカメラマン」に選ばれる。
今回、NS-SYSTEMの案内をしているのは、筆者の妻、野村雅子です。
今回ビデオを作成するため、筆者は裏方に回りました(^^♪
筆者の若き時のビデオです、個展会場などで撮影しました。また、写真について若干、自分自身の考え方を述べています。
▼プロジェクトをやろうと思った背景
世界初のデジタルカメラは1975年にコダック社で発明されました。
デジタル写真の幕開けです。
その後四半世紀を経て「アナログ写真とデジタル写真の違い」に気づく人のない時代がやって来ました。
もうどちらの方法で写真を撮っても、見分けるのが困難になってきたというわけです。
現代では写真用フィルムや印画紙の製造が中止され、写真は始めからデジタル写真という人が増えてきました。
フィルムを使って撮影していた時代があったことも忘れられつつあります。
だからこそ、いまNS-SYSTEM(印画紙で撮る一枚写真)なのです。
時代に逆行するインパクト、NS-SYSTEM。
ぜひ皆様のご支援をお願い致します。
アボカドの写真です。空気に支えられてすっくと立っているように見えます。
このブドウを撮るのに2時間ばかり露光しています。よく見ると水しぶきが乾いて、黒いシミのようになっています。
ドラゴンフルーツ、またはピタヤと言います。サボテンの果実です。しっとりした存在感を表現しました。
ざくろです。真っ赤なざくろが真っ赤な布によくあっています。
▼プロジェクトで何を実現したいか?
発明当時、その驚異的な表現力から画家たちに転職を考えさせたとまでいわれたダゲレオタイプ写真。
その現代版でもあるNS-SYSTEM(印画紙での撮影)で写真を撮ることで、写真の原点をもう一度思い出し、写真の素晴らしさを皆様に再認識していただきたいのです。
▼具体的になぜ資金が必要なのか?その資金がどう使われるのか?
以前はプロの現像所も存在し、フィルム印画紙なども容易に手に入ったのですが、現在ではフィルムも印画紙も生産中止の状態が続いています。
NS-SYSTEMは、現像方法なども特殊なため、薬剤など一から手に入れなければなりません。
そのための特殊印画紙や、現像主薬および他の薬品を購入するための費用。
また人件費、通信雑費、リターン商品小物代金などに費用がかかります。
▼支援のお願いとイメージ付きでリターンの説明
写真が1839年に、フランスのダゲールによって発明されてからまだ175年ほどしか経っていません。
それ以前には人に伝えるための手段としては、小型の模型を作ってみせるか、手描きの紙に書いた絵を見せるしか方法がなかったのです。
しかしダゲレオタイプが現れ、その驚くばかりの映像が人々を圧倒し、恐怖さえ与えたのでした。
そして、それから後の時代に大きな変化をもたらせることとなりました。
しかし、その驚きと同様の衝撃を現代の私達はすでに受けました。
デジタルの到来です。
あらゆるものがデジタル化され、写真の世界にもそれはやって来ました。
そしてアナログのフィルムや暗室はなくなり、明るい部屋で写真の現像、加工、プリントができる時代となりました。
だがしかし、昔のダゲレオタイプの写真だけがもつ圧倒的なクリアーさは、現代でも捨てがたいものです。
野村貞方(サダノリ)の考えたこのNS-SYSTEM画像は、そのダゲレオタイプにも匹敵するもので、批評家達からも「現代のダゲレオタイプ」であると評される所以です。
残念ながらプロ現像所が閉鎖され、フィルム、印画紙なども製造中止が相次ぐ中、ぜひともこのNS-SYSTEMの復活を目指したいと思います。そのための支援を是非お願いしたいと思います。
▼リターンの説明を致します
¥500
●オリジナルポストカード1枚
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥1,000
●オリジナルポストカード2枚
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥3,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 1セット
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥5,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 2セット
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥10,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 2セット
●2Lオリジナル写真 (NS-SYSTEM写真を複写)
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥15,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 4セット
●2Lオリジナル写真 (NS-SYSTEM写真を複写)
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥20,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 5セット
●2Lオリジナル写真(NS-SYSTEM写真を複写)を額に入れたもの、サイン入り
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥50,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 6セット
●A4オリジナル写真(NS-SYSTEM写真を複写)を額に入れたもの、サイン入り
●野村貞方写真集
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥100,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 7セット
●A3オリジナル写真(NS-SYSTEM写真を複写)を額に入れたもの、サイン入り
●野村貞方写真集
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥200,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 9セット
●A3のびオリジナル写真(NS-SYSTEM写真を複写)をに入れたもの、サイン入り
●野村貞方写真集
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
¥300,000
●オリジナルポストカード(フルセット5枚組) 12セット
●NS-SYSTEM(本物)オリジナル写真を額に入れたもの、サイン入り
●野村貞方写真集
●感謝のメッセージ
●携帯オリジナル待ち受け画面
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(額装例です。額の種類は時期、写真サイズなどにより変更いたします)
(写真集です)
▼最後にプロジェクトにかける思いやページを見てくれたひとへのお礼のコメント
私は、NS-SYSTEMを一言で語り、その夢に共感を持っていただく話術は持っていないのですが、写真が驚くばかりの変化を遂げたこの時代に、原点回帰を願い、記憶に残る作品をつくり上げることができれば、皆様にもきっと喜んでいただけるのではないかと考えています。
実は、いまのフィルムから多くの複製が作られるという写真の手法は、写真の原点ではないのです、フランスでまず一枚の銀盤に写真をつくり上げるというダゲレオタイプが写真の発明と認識され、そのあとイギリスで現代のネガ・ポジ法が発明されました。
ですから私達が慣れ親しんでいたフィルムを使って写真をとるという方法は二番目に認識された発明だったのです。
そんな歴史を背景に、発明の原点ダゲレオタイプ・カラーバージョン現代版NS-SYSTEMの写真を(この世の中にたった一枚しか存在しない写真)、現代に蘇らせたいと思っています。
皆様のご支援をいただけたら、幸いです。
こころより、お願い致します。
▼これまでの活動の紹介
<個展>
1993年「MEDITATION」麹町WHISKY GALLERY
1995年「RESOLUTION」イトーキ銀座ニューオフィースギャラリー
1996年「GOOD FACE IN GOOD FAITH」銀座富士フォトサロン
1999年「VEGETABLE KINGDOM」銀座富士フォトサロン
2000年「RECOLLECTIONS」銀座コダックフォトサロン
2005年「RECOLLECTIONS」四谷WITH-NYギャラリー
2007年「ダンテ神曲より地獄変」銀座ギャラリー新居
2007年「VEGETABLE KINGDOM」大阪ギャラリー新居
<グループ展>
1992年「APA映像史展-広告写真'92展」銀座電通ギャラリー
1993年「APA写真展-全国で活躍する写真家だち」銀座電通ギャラリー
2000年「地球と人間-YES・NO展」恵比寿東京都写真美術館
2000年「光の中の日本展」恵比寿東京都写真美術館
2006年「ギャラリーコレクション展」銀座ギャラリー新居
2007年「広告写真・渾身の一枚展」東京・大阪富士フィルム フォトサロン
2007年「東京コンテンポラリーアートフェア2007」東京美術倶楽部
2008年「ASIA TOP GALLERY HOTEL ART FAIR」ホテルニューオータニ
ギャラリー新居にて個展け: http://www.gallery-nii.com/artists/nomura.html
ウィキペディア: http://ja.wikipedia.org/wiki/野村貞方
ダンテ神曲より地獄篇: http://homepage2.nifty.com/nomurasa/archives/homepage2/s/top.htm
GOOD FACE IN GOOD FAITH: http://homepage2.nifty.com/nomurasa/archives/homepage2/exibi.htm
(GOOD FACE GOOD FAITH個展時にNS-SYSTEMにて撮影した友人・知人たち)
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