石切劔箭神社では、平成から令和への改元を奉祝し、御祭神の鎮まる本殿内陣の改修と、新たに「劔と箭」を製作し奉納することを主な目的とする改元奉祝事業を平成31年3月から開始致しました。
平成31年3月26日から令和2年2月3日まで、クラウドファンディングによる「刀剣奉納プロジェクト」や社頭にて皆様から多大なるご奉賛をいただき、多くの職人の先生方の手によって、奉納神宝が完成へと向かっておりました。
そして、令和2年4月15日から5月15日まで奉納神宝の公開を行い、令和2年5月17日の奉納奉告祭にて御祭神に御神宝を奉納し、改元奉祝事業が完遂するはずでした。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大により、奉納神宝公開、奉納奉告祭を含む全ての奉祝行事をやむなく令和3年へと延期致しました。
月日は流れ令和3年となりましたが、1月には大阪に再び緊急事態宣言が発出されるなど、依然としてこのコロナ禍がいつ収まるのか見通しが立たない状況が続いております。
刀剣奉納プロジェクトをはじめとする改元奉祝事業は、その名の通り「平成から令和への改元を奉祝する」事業であり、皆様から多大なるご厚志を賜り、多くの職人の方々にご尽力賜りました事業でございますので、御祭神へ復元神宝の奉納を行わないまま、いつまでも延期し続けることはできません。
延期決定以降、いつ奉告祭を斎行すべきかということを検討し続けてまいりましたが、この度、令和3年10月3日に斎行することを決定致しました。
しかしながら全く収束の見通しが立たず、いつまで感染予防を行いながら日常生活を送らなければならないのかということすら分からない状況のなかで、多くの方々にご参列いただいて祭典を斎行することは非常に困難でございます。
本来であれば、クラウドファンディングの返礼品の一つとして「奉告祭参列」があるコースにご支援いただいた皆様など、多くの方々にご参列いただき、復元太刀石切丸などの神宝を内陣へ奉安することを予定しておりましたが、皆様の安全・健康を第一に検討した結果、奉納奉告祭については職人の方々など、関係者のみご参列いただき、宮司以下神社関係者のみで斎行することと致しました。
奉納奉告祭にご参列予定であった皆様には大変申し訳ございませんが、最大の目的である「御祭神への御神宝奉納」を完遂する為、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
また、それに伴いまして、復元神宝の公開「永永無窮」を6月1日から8月末までの3カ月間にわたり開催することを決定致しました。
詳細につきましては、今後随時こちらの活動報告や当社ホームページやツイッター、夏号の「いしきりさん」などでお知らせ致しますので、皆様何卒宜しくお願い申し上げます。
※クラウドファンディング返礼品として、本来であれば奉納奉告祭にご参列予定でありました方々には、6月からの公開に先がけて奉納神宝をご覧いただける「奉納神宝先行公開」と、「改元奉祝事業 奉賛者特別参拝の儀」へのご招待につきまして、クラウドファンディングの当社プロジェクトページからメッセージにて詳細をお送りしております。まだご覧になっていない方はご確認くださいますようお願い申し上げます。