2016/11/22 17:07

 みなさん、こんにちは!

 クラウドファンディングのリターン品準備の状況としては、支援者の方にお一人「承認中」となっておられる方があり、キャンプファイヤ運営に対応をどうすればよいか問い合わせているところです。

 この問題が解決できましたら、次はDVDやカレンダーにお名前を表示させていただくかどうかを、10000円以上の支援の方にメッセージにて確認させていただく作業になります。

比婆荒神神楽奴可神社奉納を視察

 土曜日は、広島県庄原市西城小奴可(おぬか)の奴可(ぬか)神社の比婆荒神神楽奉納を視察に行かせていただきました。これは毎年11月に行われている奉納です。比婆荒神神楽は、中世の名(みょう)から続く5~20戸くらいの集落より小さな単位で祀られている荒神の鎮魂の祀りで、7年、9年、13年、33年の式年に奉納されるものなのですが、この奴可神社には、近くにあった荒神が集められて合祀されていて、そのため毎年奉納されているのです。

 地元伯耆町の交流会が終わってから向かったので、奴可神社に着いたときには深夜12時近くになっていましたが、中入りを挟んで朝の四時頃まで、国譲りの能と八重垣の能の途中まで見させていただきました。

 朝の八時頃まで続くので最後まで見たかったのですが、日曜日の朝から「宮司と巡る出雲國風土記の旅」のお手伝いがあったので、名残惜しかったのですが帰ったのです。

宮司と巡る出雲國風土記の旅

 伯耆町まで帰ってきたのが朝5時過ぎでした。それから準備して集合場所の赤猪岩神社駐車場に行き、うとうとしていると集合時間になりました。参加者が集まり挨拶をして、イベントがスタートしました。

再生神話巡り

 鳥取県西伯郡南部町の手間山周辺は、古事記に「伯耆の国の手間」と記載され、大国主命が絶命して女神の助けで蘇ったという「再生神話」が伝わっています。その地を歩きました。

 神話の地を歩き、復活再生のご利益のある赤猪岩神社と清水川神社の御朱印と関札を授けられた参加者は、とても喜んでいました。

出雲式祭典と神楽奉納

 島根県安来市伯太町母里(もり)に移動し、出雲國風土記の大国主命の伝承地である青垣神社に参拝し、母里の古民家に移動して昼食です。地元の方に母里のむかし話も聞くことができました。

 そして西八幡宮に移動して、出雲式祭典がはじまりました。龍笛と太鼓でおごそかに神楽が奏上され、祝詞があげられて、浦安の舞を奉納させていただきました。

 扇の舞と鈴の舞で約10分の浦安の舞は、神前でのみ舞われるものです。

 玉串奉奠があり、出雲式祭典が終わると、次は神楽奉納です。

出雲神楽阿宮(あぐ)神能

 島根県出雲市の重要無形民俗文化財「阿宮神能」は、佐陀神能の流れを汲む出雲神楽です。島根県安来市は神楽が伝わっていない地域なのですが、そこでこのような本格的な神楽が舞われるのは、とても珍しいことです。

 本来は境内の特設桧舞台で奉納される予定でしたが、雨が降ったことで急遽、西八幡宮の拝殿で舞うことになりました。

 七座神事の中の「塩清目」は、神楽を舞う場だけでなくその場に集まる人など一切を祓い清める演目です。それが終わると、国譲り神話を題材にした「荒神」がはじまりました。

 最後に三韓が奉納されましたが、この三韓に出てくる神功皇后は、八幡宮のご祭神なのです。そのご祭神である神宮皇后が、拝殿で名乗る姿に、神主さんも感動しておられました。

 途中、雨が降ったものの、無事にイベントが終了して、本当にほっとしました。

 今後の予定としては、水曜日に鳥取市で神楽公演、土曜日に島根県で七年ごとの大元神楽「谷舞」を視察、そして日曜日の朝から米子市の平安祭典で11時と13時から神楽公演です。

 土曜日が朝まで神楽視察で、日曜日が朝から神楽なので、また徹夜っぽい感じなのですが、がんばりたいと思います。