蓬莱かすみ20周年記念写真集&ROM
写真家紹介『錦織智』
錦織さんとは約一年半前 たまたまSNSで写真を見つけ惹きつけられた方なのです。
私から見てですが錦織さんの写真は…
説明が難しいのですが....写真という印刷された紙なのに柔らかく端正で上品なのですけど 底知れぬ力強い糸や風のようなものが立ち昇るように見えてこれは…?!という強力なインパクトがありました。
緊縛やアートヌードの作例は見当たらないジャンル違いの方の上共通の知人も居なく相当、悩んだ末 勇気を出して連絡しコンセプトを説明し快く撮影してくださいました。
錦織さんに依頼したのは「emotion」です。
emotionとは(心身の動揺を伴うような)強い感情、感激、感動、(喜怒哀楽)
これは私自身が女性を綺麗に...あるいは細く見せる写真よりも人間の内面が写り込んだ写真に興味があることから常にテーマとしています。
写真とは撮る都度に日にちや打ち合わせをするのですからある意味では報道写真とは違い
リアルでは無いのですが作品という作り物という制約の中でいかにリアリズムを入れる事が出来るのか錦織さんとは撮影毎にお互い魂を削るよう意見を出し合い遠いロケ地まで同行して頂き結果私の欲しかったシーンが撮れました。
私が希望する場所は....
錦織さんにとって初めてのロケーションとなる場所も多く
足場は極めて危険だったりと過酷な撮影ばかりでした。
川での撮影も光の綺麗な場所を求めて急な土手で二人して滑り落ち野薔薇のトゲが刺さったり笑
泥の中の撮影では私は蛆虫が身体中を這いずる貴重な体験もし(虫平気でよかった,笑)
冬の川では錦織さんのポーズ指示に対して応えられなくなるほど体温が低下したりと粘りに粘り限界まで追求しました。
二人共撮影後の温泉は生きた心地がしました、笑
非常に熱量の高い写真家さんです。
『かすみさんでしか撮れない写真だった』そう言って頂けたのが『身体張る系』被写体としては
嬉しかった事です。
今、この瞬間だけ….
シャッターを切る瞬間だけ
『私、生きている...!』を強く実感できる撮影ばかりでした。
錦織さんには数え切れない感謝をしています。
クラウドリターンで見て頂く写真集あるいはROMの中には錦織さんの写真を数多く入れて行きますので『ナマのemotion』を
お楽しみ頂けたらと思います!
錦織智
@nishiki__anago
https://www.instagram.com/chin____anago/