映画監督の比嘉賢多と、漫画家の北野景が日中関係をテーマに記録映画とエッセイ漫画を制作します。日本と中国の心の距離を縮めるため進行中のアートプロジェクト、今回はその調査のため中国へ渡ります。
(比嘉賢多 1991年生まれ 映画監督 沖縄在住)
(北野景(オムラ・オム) 1990年生まれ 漫画家 フランス在住)
はじめまして!プロジェクトリーダーの比嘉賢多です。沖縄で映画監督として活動しております。突然ですが、あなたは中国のことをどれだけ知っていますか?
様々な情報は溢れているけれど、実際のところはよくわからない…。そんな人が大多数かと思います。地理的には近いのに多くの日本人がよく知らない「中国」。私たちは、日本と中国の心の距離を縮めるためにこのプロジェクトを立ち上げました。プロジェクトを立ち上げたきっかけは、日本に在住する中国人留学生リーと出会ったことです。
(揚州出身の留学生リー)
私は以前から「沖縄と内地の関係性」をテーマに、『沖縄/大和』をはじめとした多くの作品を作ってきました。
(『沖縄/大和』劇中、アイデンティティに悩む若者)
リーは私の作品を見て「気持ちがよく理解できます。日本に来たばかりの昔の自分を見ているみたいです。」と言いました。沖縄と大和(沖縄以外の日本)の狭間で葛藤する若者と同様に、中国から日本に渡ってきた彼も、日本と中国の間でアイデンティティが揺らいでいたのです。また、リーは「日本のメディアは(中国のメディアと比べて)中国を報道する機会はとても多いと思います。でも報道するのは中国政府のことか、「爆買い」をする国民のことです。現在、中国人の日常生活の中にはアニメをはじめとした日本文化は身近ですが、日本にとっては中国人や中国文化は遠い距離にある気がします。」と語りました。
(リーにスカイプでインタビューする様子)
皆様は、街中で買い物袋を多く抱えるアジア系の人を見かけたときに、無意識に「中国の人かな」と思ってしまうことはありませんか?
実はそれこそ日本人の多くの方が抱いている中国人イメージではないでしょうか。リーと話していると、私自身にもそういうイメージがあるな、ということに気づきました。しかしその国で暮らす人々の思いや文化、歴史については全く知らなかったのです。そこで私は日中関係を見つめなおし、表現したいと思い、作品の制作を決意したのです。そのために現地の人々と交流し、文化や声をすくい上げたいと考えました。
映画と漫画の制作のために、半年間、中国で調査を行います。
内容としては中国人留学生を中心に、若者からお年寄りまで、日本人観について調査し、現地の人々と「対話」をします。「対話」とは何か。一般的にはインタビューといえば、製作者が質問をし相手が答える、というイメージがあると思います。しかし私は、相手から聞くだけではなく、自分の思いや意見を述べることを欠かしません。そうすることで、取材という場がなければ、本人すら気づかなかった思いや、お互いが感化し合う関係性が生まれるのです。私はこのような「対話」を重視した取材方法で「沖縄/大和」という記録映画を制作し、多くの賞も頂いてきました。その私が同じ手法で中国の記録映画を制作します。
(対話を重視することで被写体と心の距離が縮まっていく)
さらに今回はリーの長い友人でもある、フランス在住の漫画家、北野景先生と手をとりプロジェクトを進めていきます。彼女は、「沖縄と内地の関係性」をテーマにしたエッセイ漫画『ないちゃんとうちなーくん』を連載中であり、(ペンネーム:オムラ・オム)今回の取材の風景をもう一つの視点からエッセイ漫画にします。
エッセイ漫画とは、作者の体験や事実を基に描かれたドキュメンタリー風の漫画です。現実のリアルを表現できると同時に、漫画特有のコミカルな描写で、より情感豊かな物語・キャラクターを描くことができます。
社会の側面を映し出す映画の記録性に、漫画独自の表現性も加え、更に深く、報道では見えない中国と日本を描きます。映画が漫画を、漫画が映画を補完しあう姿から、中国/日本双方の理解が深まり、「支え合う」という両国の今後訪れるべき関係性が見えてきます。また、記録映画と言うと堅苦しい印象を持つ方も多いかと思いますが「漫画」という表現も加わることで世代を問わず、メッセージを伝えられると確信しております!
今回のプロジェクトの実現には
・宿泊費
監督宿泊費用(中国5週間)6000円×35日¥210000
漫画家宿泊費用(中国2週間) 6000円×14日計¥84000
同伴者宿泊費用(中国5週間) 6000円×35日計¥210000
宿泊費総合計「¥504000」
・渡航費
監督と通訳者の中国への渡航費用2往復分(1名分で1往復5万円) 計¥200000
漫画家のフランスから中国行きの渡航費2往復分(片道10万円)計¥400000
渡航費用総合計「¥600000」
・その他
現地通訳者¥200000
翻訳¥350000
リターン郵送代¥50000
機材費¥200000
総額:190万4000円
が必要なのですが、今回は
宿泊費と渡航費の一部の「94万円」を皆さんに支援していただけたらと思います。(足りない分は作家の自己負担によってプロジェクトを実現いたします。)
〜応援してくださった皆様に(リターンについて)〜
3,000円
・お礼のメール
5,000円
・お礼のメール
・制作進行の報告(コレクター限定の写真と調査報告文の共有)
10,000円
・イラスト入りのサンクスレター(絵 北野景 文 比嘉賢多)
・制作進行の報告(コレクター限定の写真と調査報告文の共有)
・応援してくれた方との縁を結ぶ「中国結び」(中国及び台湾で考案・発展した、紐を用いた伝統工芸で。みやげ物・縁起物として人気が高い)
30,000円
・イラスト入りのサンクスレター(絵 北野景 文 比嘉賢多)
・日中友好オリジナルブックプレゼント(撮影・取材の様子を、イラストと写真によってまとめたもの)
・応援してくれた方との縁を結ぶ「中国結び」(中国及び台湾で考案・発展した、紐を用いた伝統工芸で。みやげ物・縁起物として人気が高い)
・比嘉賢多監督短編ドキュメンタリー作品のDVD をプレゼント(オンラインスクリーナーの送付も可)
※作品は「池間アッチャー記」(2016 29分)「大魂込み」(2015 17分 Mabuni peace project 正式出品作品)の2作品
30,000円
・イラスト入りのサンクスレター(絵 北野景 文 比嘉賢多)
・日中友好オリジナルブックプレゼント(撮影・取材の様子を、イラストと写真によってまとめたもの)
・応援してくれた方との縁を結ぶ「中国結び」(中国及び台湾で考案・発展した、紐を用いた伝統工芸で。みやげ物・縁起物として人気が高い)
・北野景短編漫画作品「わたしは世界」をプレゼント(データの送付も可)
50,000円
・イラスト入りのサンクスレター(絵 北野景 文 比嘉賢多)
・日中友好オリジナルブックプレゼント(撮影・取材の様子を、イラストと写真によってまとめたもの)
・応援してくれた方との縁を結ぶ「中国結び」(中国及び台湾で考案・発展した、紐を用いた伝統工芸で。みやげ物・縁起物として人気が高い)
・比嘉賢多監督短編ドキュメンタリー作品のDVD をプレゼント(オンラインスクリーナーの送付も可)
※作品は「池間アッチャー記」(2016 29分)「大魂込み」(2015 17分 Mabuni peace project 正式出品作品)の2作品
・北野短編マンガ作品「わたしは世界」をプレゼント(データの送付も可)
100,000円
・イラスト入りのサンクスレター(絵 北野景 文 比嘉賢多)
・日中友好オリジナルブックプレゼント(撮影・取材の様子を、イラストと写真によってまとめたもの)
・応援してくれた方との縁を結ぶ「中国結び」(中国及び台湾で考案・発展した、紐を用いた伝統工芸で。みやげ物・縁起物として人気が高い)
・比嘉賢多が短編作品の上映と、講演を行います※1(比嘉賢多監督短編作品「大魂込み」と「池間アッチャー記」の上映+沖縄映画史の解説と今後の課題について講演)
・北野景による、支援者の写真をベースにしたオリジナルイラストをプレゼント※2
オリジナルイラストのイメージ画像
※1講演条件開催時期や場所などは要相談。会場費用は支援者様でのご負担、渡航費と宿泊費は講演者本人の負担とします。(国外で開催の場合は別途、要相談)
※2支援者の方にお好きな写真を送っていただき、美しいイラストを仕上げます。
皆様の応援一つ一つが日中関係の改善につながります!どうか皆様の力をおかしください。
・プロジェクト企画者
比嘉賢多 1991年沖縄生まれ。映画監督。映画制作を中心に、論考の執筆などの活動をしている。近年の上映に「PFFアワード2014」「なら国際映画祭」など 公式HP⇨ https://higakenta.amebaownd.com
・合同企画者
北野景 1990年生まれ。漫画家、イラストレーター。現在『コミックチャンプルー』で沖縄と内地の関係性をテーマにした「ないちゃんとうちなーくん」を連載中。公式HP⇨ http://omuraomu.seesaa.net
最新の活動報告
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2017/01/25 23:40こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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