2019/06/17 15:51
少し頭の中が整理出来てきました。
昨日敗退した後、夕方からの予予選2回戦と、今日もValladoridに残り、午前中の予予選決勝を見てきました。
結論から言うと、現在の世界(スペイン国内)のパデルと日本のパデルは、皆さんの想像以上に差があります。
試合後に現地メディアのContraparedのインタビューでも少し話しましたが、試合に負けた後、「悔しいという気持ちが湧かないくらい」差を感じました。
とはいうもののなかなかピンと来ない方が多いかもしれませんので、具体的にどういう世界かというと、7度フランスチャンピオンになったことがあるRobin Haziza選手(144位)も一回戦負け、同じくフランスのBastien Blanque選手(183位 現在フランスランキング1位)も二回戦敗退。(このBastien Blanque選手のペアはFabrico Cattaneo選手(137位)で、今年の春に日下部選手が教わったコーチでもあります)
名前は忘れましたが、他にも103位・105位のペアが予予選からスタートで、彼らは今日の予予選決勝で負けました。
そして彼らに勝ったのが176位と226位のペアで、彼らは予選二回戦まで駒を進めています。
どういうことかというと、メインドローにギリギリ引っかからない50~60位前後の予選でシードがつく選手と、予予選にギリギリ出れる300位前後の選手との間にそこまで差がないということです。
指でギュっとしたバームクーヘンぐらい選手の実力の差が詰まっているということです。
50位というと日本でもお馴染みのMarcello Jardim選手レベルです。
昨日は頭の中でクリスタルキングが流れるぐらい果てしなさを感じましたが、今日試合を見ているうちにやはり悔しさがこみ上げてきました。
試合中こうしてれば、日本でこうしてたら、日本に帰ったらこうしよう、次ここに戻ってこれたらこうしよう、こんな気持ちになりました。
今回のクラウドファンディングで本当に多くの皆様に支援していただきました。
そして会場で「次があるよ!」「来年また来るだろ?」と多くの方に声を掛けていただきました。
また、WPTにも大々的に取り上げていただいたおかげで、現地の子供や若い選手から「写真一枚いい?」と声を掛けてもらったり、日本つながりということで、たまたま会場にいた私が一番好きな選手、Sanyoと写真を撮ってもらったりと、貴重な経験をしました。
貴重な経験、と簡単に言いましたが、コートの中ではもちろん、コート外でも本当に様々な経験をさせていただきましたし、色々分かったことや気づいたことも本当にたくさんありました。
少しおこがましい言い方になりますが、これらを日本のパデル界に少しでも伝えることが出来たらと思います。