こんにちは!高瀬です
クラウドファンディングに暖かいご支援をいただきありがとうございます
今日は活版印刷の中でも重要な道具
「活字」
についてお話しさせてください
活字と言うと多くの方は 本 に書かれた文字を思い浮かべるのではないでしょうか?
本を読まないことなんかを 活字離れ なんて行ったりしますのでしかし、活版印刷の中では活字と言うのは写真のような銀色の金属の塊の事を言います
活字ブロックや金属活字 などと言ったりもしますが、活字といえば私達は本の文字より先にこれを思い浮かべますこの活字、かつてはいろんなメーカーさんが作っていて一本何銭とかの消耗品(循環品)でした
錫と鉛とアンチモンという合金で出来ていますが、鉛が主成分なのでとても弱く圧かけなどには不向きな合金です
そのため、かつての職人たちはこぞって凹凸ので出ない、しかしカスレもしない。そんな活字に負担の少ないベストな圧を何十年もかけて身につけていったのでした
そして、そンなふうに気をつけても消耗はするので、そういったものは製造元に戻され溶かされ鋳込み直しされるのが正しい流れでした
しかし、最近では鋳造所もほとんど無くなり、鋳込み直しに戻る先もなく、そして錫や鉛の価格が高騰し、取引先(活版所)も少なくなった為、新たに鋳造される活字は一本200円やサイズによっては500円に、、、とても気安く名刺を作るのに必要なものだけ、、、と言うふうに買うにも大きなコストがかかってしまいます
けれど私は活版印刷 と言うものを体験するには機械はもちろん、活字やそれにまつわる工程にふれて頂くことも次の世代に伝承して行くには必要不可欠だと考えています
今回引き取りに際して
モトヤ活字と言うもう鋳造されていない字母(母型)で作った正楷書体をお譲り頂くことになりました
正楷書は主に挨拶状や名刺に使われているフォントです(今は明朝体も増えましたが)
先日紹介したコメットと言う機械も挨拶状や名刺に主に使われる機械なので、ぜひこの活字たちとコメットちゃんとを合わせて活版印刷体験を体験してみてくださいまた、これを読んでくださってる方はもうクラウドしてくださった方々かと思います
本当にありがとうございます
とはいえまだまだ先は長く、
ぜひご自身のSNSでシェアしていただけると本当に助かります
どうかどうかよろしくお願い致します
高瀬希望