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【街角から姿を消した活版印刷】50年使われてきた道具と技術を50年後に届けたい

寒くなり始めた頃 電話のベルが鳴った「もうワシも年やから 体が動かんようになる前にと思って 末に年賀を刷り終わったら廃業する事にした やけど道具はまだまだ働ける。。。活版は自分の人生も同じ、、、スクラップにはしとうない 引き取ってもらえんか?」電話口のしゃがれた声に私は亡き祖父を思った

現在の支援総額

760,500

66%

目標金額は1,150,000円

支援者数

116

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/02/22に募集を開始し、 116人の支援により 760,500円の資金を集め、 2019/05/12に募集を終了しました

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【街角から姿を消した活版印刷】50年使われてきた道具と技術を50年後に届けたい

現在の支援総額

760,500

66%達成

終了

目標金額1,150,000

支援者数116

このプロジェクトは、2019/02/22に募集を開始し、 116人の支援により 760,500円の資金を集め、 2019/05/12に募集を終了しました

寒くなり始めた頃 電話のベルが鳴った「もうワシも年やから 体が動かんようになる前にと思って 末に年賀を刷り終わったら廃業する事にした やけど道具はまだまだ働ける。。。活版は自分の人生も同じ、、、スクラップにはしとうない 引き取ってもらえんか?」電話口のしゃがれた声に私は亡き祖父を思った

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こんにちは!高瀬です

クラウドファンディングに暖かいご支援をいただきありがとうございます


今日は活版印刷の中でも重要な道具

活字

についてお話しさせてください


活字と言うと多くの方は 本 に書かれた文字を思い浮かべるのではないでしょうか?

本を読まないことなんかを 活字離れ なんて行ったりしますので


しかし、活版印刷の中では活字と言うのは写真のような銀色の金属の塊の事を言います

​活字ブロックや金属活字 などと言ったりもしますが​、​活字といえば私達は​​本の​​文字より​​​​​先にこれを思い浮かべます


この活字、かつてはいろんなメーカーさんが作っていて一本何銭とかの消耗品(循環品)でした

錫と鉛とアンチモンという合金で出来ていますが、鉛が主成分なのでとても弱く圧かけなどには不向きな合金です

そのため、かつての職人たちはこぞって凹凸ので出ない、しかしカスレもしない。そんな活字に負担の少ないベストな圧を何十年もかけて身につけていったのでした

そして、そンなふうに気をつけても消耗はするので、そういったものは製造元に戻され溶かされ鋳込み直しされるのが正しい流れでした

しかし、最近では鋳造所もほとんど無くなり、鋳込み直しに戻る先もなく、そして錫や鉛の価格が高騰し、取引先(活版所)も少なくなった為、新たに鋳造される活字は一本200円やサイズによっては500円に、、、とても気安く名刺を作るのに必要なものだけ、、、と言うふうに買うにも大きなコストがかかってしまいます

けれど私は活版印刷 と言うものを体験するには機械はもちろん、活字やそれにまつわる工程にふれて頂くことも次の世代に伝承して行くには必要不可欠だと考えています


今回引き取りに際して

モトヤ活字と言うもう鋳造されていない字母(母型)で作った正楷書体をお譲り頂くことになりました

正楷書は主に挨拶状や名刺に使われているフォントです(今は明朝体も増えましたが)

​​先日紹介したコメットと言う機械も挨拶状や名刺に主に使われる機械なので、ぜひこの活字たちとコメットちゃんとを合わせて活版印刷体験を体験してみてください


また、これを読んでくださってる方はもうクラウドしてくださった方々かと思います

本当にありがとうございます

とはいえまだまだ先は長く、

ぜひご自身のSNSでシェアしていただけると本当に助かります

どうかどうかよろしくお願い致します


高瀬希望

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