こんにちは。佐藤です。
初めての飲食店オープンということで、本やネットで調べたり、友人にアドバイスをいただきながら着実に進めております。
今日は飲食店開業に欠かせない、「食品衛生責任者」の資格を取得するために、東京都食品衛生協会が主催している食品衛生責任者育成講習会に参加してまいりました。
※ちなみに、飲食店を開業するのに「調理師免許」は必要ありませんが、持っていればこの「食品衛生責任者」の資格を取得する必要がなくなります。
食品衛生法で「営業者は、許可施設ごとに自ら食品衛生に関する責任者となるか、当該施設において従事者のうちから食品衛生責任者1名を定めておかなければならないとされています。複数店舗で兼任できないので、どのお店にも、そのお店専属の「食品衛生責任者」がいるわけですね。
食品衛生責任者の役割は、店舗の衛生管理を行うこと、従業員の衛生管理方法を指導し、管理・徹底させる、食品衛生に係わる講習会を定期的に受講して知見を習得することとなっています。
東京都食品衛生協会のホームページから郵送で(郵送のみ!?)受講申し込みをし、有楽町の会場に行ってみると、なんと大会議室に200名近い方がぎゅうぎゅうに座っていました。週3回ペースで開催される講座に、こんなに大勢の方が参加されているのを見てびっくり。
費用は10,000円で、9:45ー16:00まで講義を聴いて、テストを受けて、資格交付となります。
(お昼休憩の時間が短かったのでザイテンバッハ フィットネスバーを持って行ってよかったです^^)
講義内容は食品に関する法律の成り立ちや種類、食品衛生・公衆衛生について、そして食中毒にどんなものがあって、どんな対策をすればいいのかなどの実践的な内容に及び、1日聴いて頭はパンパン。それでもテストでは無事満点で資格取得となり、手帳が交付されました!(テストの点数は資格取得には関係なかったようですが・・・)
これでひとまず開店の要件は満たしましたが、昨年15年ぶりに食品衛生法が改正され、HACCPという厳しい衛生管理の手法が義務化されたので、これを運用するための講義を今後も受けることになります。
安全な食事やドリンクを安心して楽しんでいただけるように、継続的にしっかりと勉強させていただきます!
*HACCP:ハサップ、Hazard Analysis and Critical Control Point。 国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたもの。食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法。