「大学がおもしろくない」
これは、僕が常日頃感じていることです。
そして、この思いは自分だけのものではないと感じています。
この思いの裏にある
僕が思う、日本の教育、教員養成の課題。だからこそ自分が、今後取り組みたいこと。
これらについて、本音で語ろうと思います。
僕は、日本で一番多く教師を輩出している愛知教育大学に通う小池拓実です。
4月1日から、大学を1年間の休学中です。
~日本の教育について~
そもそも、今の学校教育の形(先生が教壇に立ち、多数の生徒に向けて授業をする形)
が定まったのは、150年も昔の話。
みんなが一人の先生の授業を、同じペースで受ける。
授業外でも、みんなと同じようにふるまうことが求められ、先生の言うことを素直に聞ける子が、良い子。
このような学校教育の背景にあるのは、「みんな一緒」という考え。
一昔前は、「多くの人が同じ方向を向いて、国の規模を大きくしていこう!」という戦略を取っていたからこそ、学校教育でもそのようなことが求められていました。
しかし、今の時代においてはどうなのでしょうか。
「みんな一緒」である必要はあるのでしょうか。
これから日本の人口が激減していく中で、昔と求められている能力は変化していくはず。
そんな変化の時代において、学校教育は対応できているのか。
予測することが困難な未来を生きる子どもたちに対して、
大人の価値観を押しつける場所になってしまってはいないだろうか。
そんな背景もあり、2020年にはセンター試験廃止などの大きな教育改革があります。
「知識を覚えるだけでなく、活用できる能力」や、
「正解のない問いに対して、自分の頭で考え判断できる能力」が求められるようになります。
日本の教育のシステムが大きく変わろうとしている中、
もう一つ大きな疑問が、僕が今通っている教育大学の在り方です。
卒業に必要な免許が決まっているため、必然的に受ける授業が決まってきます。
そんな中、同じ内容の講義を、異なる先生が行っていても、自分の学科や学籍番号によって、自分が受ける講義が決められてしまうのです。
「大学なんだし、受けたい先生の講義を選ばせてよ!」と思ってしまいます。
「学びの選択肢」が少ないように感じています。
また、一人の先生が多くの学生に対して授業をする中で、
理論を学び知識を覚える作業が多いように感じます。
従来の教育の形をとっていることが多いです。
このような、決められたシステムや1つの学部しかないことによる同質性の高い環境。
それらから漂う閉塞感の中、
「なぜ自分が教師を目指すのか」を考える機会もなければ、
新しいことを始めてみるきっかけなども見つけづらいように感じます。
そして、このような環境の中、多くの学生もまた、
「もっと多くのことを学びたい」「このまま先生になっていいのかな」
というような危機感や不満を感じているように見えます。
しかし大学にいるだけでは、何をしたらいいか見えてこない。
僕は、そんな人たちのきっかけになりたいと思っています。
「こんなことやってみたい」「こんな先生になりたい」
そう思ってくれる人が、そんな先生が一人でも増えてほしい。
だからこそ、まずは僕が行動して、挑戦しようと決めました。
僕は、6月から教育を軸に世界一周に行きます。
様々な国の学校や孤児院に行かせていただき、多様な形の“教育”に触れようと思っています。
多様な角度から日本を捉え直し、日本の学校の良い点、改善すべき点を考えたいです。
~プランと費用~
6月~8月:アジア
(ベトナム、カンボジア、タイ、インドには行きます。他の国に行くかはまだ未定!)
8月末:オランダ イエナプラン校視察
正解を教えず、子どもから引き出す“コーチング”という考えが普及しているオランダ。
イエナプラン教育では、異年齢でのクラス編成から、子どもが主体的に学ぶ環境が整えられています。
現に、僕が住む名古屋市では、公教育にイエナプランを取り組むことが検討されており、これからの教育を考える上で、直接視察することは非常に有意義だと考えています。
~10月:ヨーロッパ諸国
10月~11月:アフリカ
(ケニアには行こうと思っています!)
大体の予定なので、期間はずれる可能性あります。また、時間とお金と自分のそのときの気分の関係で、他の国を回ったりもする予定です!
アフリカで費用が尽きる予定なので、そこで一時帰国してお金をため次第南米に行く予定です。
予定している費用は下記のとおりです。
航空券:25万
宿泊、食費、その他雑費:35万
オランダ視察費用:13万
宿泊は、AirbnbやCouchsurfingなどで、できるだけ低く抑えるつもりです。
~クラウドファンディングをする理由~
「“お金”を言い訳に、挑戦したいことから逃げたくない」
本当は、もっと早くクラウドファンディングを初めて出国している予定でした。
しかし、「集まらなかったらどうしよう」「もう少しバイトしてから始めよう」
と、“お金”を言い訳に挑戦することから逃げている自分がいました。
これから約2か月、怒涛のバイトをしても僕の貯金は50万が限界です。
それでも、“今”自分の挑戦したいことから逃げたくはないです。
“お金”を言い訳にしないためにも、クラウドファンディングに挑戦しようと決めました。
~帰国後やりたいこと~
帰国してからは、未来の教師に対して、
「やってみたいことは、やればいい!」
そんなことを伝えていきたいです。
普段の大学生活では触れることのないような
人や価値観を提供し、ただ一方的に知識を与えられるのではなく、
自分たちも行動に移せるようなコミュニティを作るつもりです。
考える“きっかけ”。一歩踏み出す“きっかけ”になる場。
僕の挑戦が、一人でも多くの人に届きますように。
一人でも多くの子どもたちが、人生を楽しく生きられるように、幸せでいられるように。
まずは、学校の先生が、人生を思いっきり楽しもう!!!
そんなメッセージを込めた世界一周がしたいです。
僕は、日本の学校や社会全体に流れる「出る杭を打つ」風潮をなくしたいです。
夢があってもなくても、挑戦してもしなくても、人それぞれだと思います。どちらが正しいとかはないと思います。
けど、挑戦している人に対して、他人がばかにするのは絶対におかしいと思う。
「出る杭をさらに伸ばしてあげられる。」
そんな先生が一人でも増えることを願って、僕は自分の挑戦をしようと思います。
最後に。
僕一人では、自分の挑戦したい世界一周は達成できません。
金銭面で、皆さんの力が必要です。
みなさんの協力が必要です。
どうかご支援、宜しくお願いします。
小池拓実
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