▼はじめにご挨拶
本ページを御覧いただきありがとうございます。島根県でNPO法人YCスタジオ(Youth Culture Studio:若者文化工房)を運営しております、木村悦子と申します。
当団体は、2004年3月、不登校を経験した若者を中心に、設立されました。
松江市の中心商店街に事務所を借り、若者文化の発信基地として、自由な居場所と思い切りやりたいことがやれる、アート工房やクリエイトショップ、有機農業やカフェ惣などに挑戦してきました。
ただネックとなったのは、精神科にかかる若者、服薬中の若者が増えてきたことです。
不登校や引きこもりは、子ども若者の個人的な問題なのでしょうか。
ずっと疑問を感じていました。
▼このプロジェクトで実現したいこと
イタリア全土では1999年に精神病院のすべてを閉じました。
精神病院に閉じ込められていた人々は、地域精神保健サービス網に支えられて自宅に戻り、普通に暮らしています。
同じ地球上で、日本から12時間の距離にある国で、実現していることが私たちの国でできないわけがないでしょう!
とにかくみなさんに、この映画を見てもらって、大熊監督のお話を聞いて、精神障がいがあってもなくても、一緒に幸せに助け合って生きていける国に、地域にしていきたいです!
【上映&監督講演会の概要】
◾日程:5/19(日)
◾会場:松江市市民活動センター 5F交流ホール(住所:〒690-0061 島根県松江市白潟本町43 電話:0852-32-0800 アクセス:交通 JR松江駅から徒歩10分、バス・橋南方面から…バス停「天神町」下車 徒歩1分・橋北方面から…バス停「大橋南詰め」下車 徒歩3分、駐車場あります。)
◾プログラム:
「精神病院のない社会」上映 ①11:00〜13:00 ②16:30〜18:30
大熊一夫監督講演会 14:00〜15:00
リレートーク(当日参加者、医療福祉法律等関係者) 15:00〜15:30
◾主催: 「精神病院のない社会」上映実行委員会、NPO法人YCスタジオ
◾共催:島根県精神保健福祉会連合会、島根子ども若者の居場所応援ネットワーク
◾後援:松江市/島根県社会福祉協議会/松江市社会福祉協議会/島根大学人間科学部/島根県社会福祉士会/朝日新聞松江総局/毎日新聞松江支局/読売新聞松江支局/山陽中央新報社/共同通信社松江支局/TSK山陰中央テレビ/BSS山陰放送/日本海テレビ/エフエム山陰
*参加者の全員に、資料として
「討論のしおり」と「『鷹巣町高齢者安全条例』と指導指針」が配布されます。
【大熊一夫監督と本作について】
◾プロフィール
1937年生まれ。ジャーナリスト、東大(科学史科学哲学)卒、元朝日新聞記者・大阪大学大学院教授(国立大学初の福祉系講座初代教授)。1970年に私立精神病院にアルコール依存症を装って入院、『ルポ・精神病棟』を朝日新聞に連載、鉄格子の内側の虐待を白日のもとに。「ルポ・精神病棟」(朝日新聞社)、「精神病院を捨てたイタリア捨てない日本」(岩波書店)など著書多数。2008年フランコ・バザーリア財団からバザーリア賞を授与される。
◾本作について
強制入院体験者や関係者の証言をもとに制作された、大熊監督の初監督作品。東京・大阪・新潟で公開され好評を博しており、今回実現ができれば山陰地方初の上映会となります。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
YCスタジオの設立以来15年が経ち、YCスタジオだけでなく、ネットワークを組んでいる他の島根県内の子ども若者の居場所でも、精神科にかかっている若者が増えています。
いじめや不登校、ひきこもりをきっかけに精神科を受診、少量から始まって徐々に服薬量が増え、副作用に苦しみ、長期入院や隔離拘束を余儀なくされた若者が居ることを知りました。
知った以上は何もしないでいるわけにはいかないのです。
閉鎖病棟での隔離・拘束は人としての尊厳を奪います。
ご本人・ご家族の辛さはいかほどでしょう。
この映画を観て、監督のお話を聴いて、私たちにできることはなにか、共に学び考えていきませんか?
イタリアの大変革も、スロベニアとの国境にある港町トリエステから始まりました。
島根のような地方発の可能性にかけようと思いました!
▼これまでの活動
私は30年程前、小学生だった息子たちの不登校を経験しました。
当時は、登校拒否・不登校の子ども・親に対する社会的な偏見があり、理不尽な差別に押しつぶされそうでした。
同じ体験を持つ親が集まり、親の会や子どもたちの居場所を作りました。
さらに、「子どもの人権オンブズパーソン」という団体を立ち上げて、学校、児童養護施設、児童思春病棟などで起こる暴力・人権侵害から子どもたちを守る活動を続けてきました。
現在は、YCスタジオ理事長として、様々な困難を抱える(主に)松江市在住の10代から40代前半の子ども・若者等に対する居場所の提供などに取り組んでいます。
こうした活動は、大熊一夫さんがジャーナリストとして40年以上ににもわたって訴えて来られてきたことに重なります。
▼資金の使い道
映画の上映料や会場費、講師の交通費、チラシやポスター、チケットの作成費等に使わせていただきます。
▼リターンについて
当日来られる方向けには チケットとお礼のお手紙
(チケットは上映時間「11:00~13:00」「16:30~18:30」それぞれ限定50名まで)
当日来られない方向けには お礼の手紙、お礼のお手紙と上映会記録集、討論のしおり
をお送りします。
*討論のしおり
大熊一夫著 日本の精神保健の問題点を具体的に指摘し解決策を示して、
討論のための糧を提供する資料集です。議論を深める上でとても参考になります。
▼講演会とリレートーク
大熊一夫監督講演会
演題は「牢屋こそ治療だ!」の日本・「自由こそ治療だ!」のイタリア です。
イタリアでは、どのようにして人々を牢屋から解放することができたのでしょうか?
監督のお話を聴いて一緒に考えていただければ幸いです。
リレートーク
当時者の方(ご本人、ご家族、ご遺族)、医療福祉関係の方、弁護士さん、議員さんから
一言ずつお話いただきます。
生の声を聞くことのできる貴重な機会かと思います。
すべては真実を知ることから始まるのではないでしょうか?
▼実施スケジュール
2019年
1月 上映実行委員会の呼びかけ、会場の手配
2月 共催・後援の依頼、ポスター・チラシ・チケットの作成
3月~5月 ポスター、チラシの配布、チケットの販売。
キャンプファイヤー等による資金集め。広報宣伝。
5月19日 上映会・講演会の実施
6月 記録集の作成 と事業のまとめ
7月~ 上映会の討論資料と参加当事者による議論を深める。
(YCスタジオ事務所にて継続実施)
▼最後に
●このドキュメンタリー映画を見て、日本における精神医療の現実を、是非皆さんに知ってもらいたい!
●イタリアでできたことは、日本でもできるはず!
●老若男女だれも精神病に閉じ込めないで地域で一緒に暮らせますように!
どうか応援のほどよろしくお願いいたします。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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