▼はじめにご挨拶
みなさん、はじめまして!静岡県の清水でお茶農家をしております杉山貢大です。
簡単な自己紹介をさせていただきます。
大学校を卒業して22歳で家業のお茶とみかん農家になりました。
自分はお茶専門に頑張ろう!と決めていたので、地元の共同製茶の工員になり、高品質お茶を作って地元を盛り上げたいとの想いで頑張ってきました。
共同製茶はみんなの茶葉を集めていっぺんに製茶をしていく効率重視の茶工場です。
自分がいくらいい茶葉を生産しても他の茶葉と混ざってしまいます。頑張れば頑張るほど虚しさが最後は襲ってくる切ない状況が10年ほど続きました。
お茶農家仲間が自分の茶葉を自分で製茶して、自信を持って自分で販売している姿がとても輝いて見えて羨ましかった、、、。
自分のお茶で勝負したい!と一念発起2年前に独立に至りました。
多くの人に助けてもらいながら頑張っています!
▼このプロジェクトで実現したいこと
今回のプロジェクトの目的は我が家の最高級茶を作ることです。
今まで培ってきた技術、実現できなかった全てを詰め込んだお茶を作りたいです!
実現したい全てを詰め込んだお茶とは、針のような形状と濃い緑色。上品な香りと濃い旨味。
独立したから作ることのできる『かぶせ茶』です。
『かぶせ茶』とは
お茶を摘む前に遮光して作るお茶のことです。直射日光をさえぎって栽培するため、渋みのもとであるカテキンは通常の煎茶より少なく、旨みの元であるテアニンは多くなる。また、茶葉の色も煎茶より鮮やかになり、また被覆することにより玉露のような覆い香も発生するお茶です。全国的にも流通量も本当に少なく、入手困難な高級茶です。
具体的にはぶせ茶を作るために寒冷紗の棚施設を作りたいです!
棚施設とは
4月下旬の一番茶収穫約2週間あえて日陰を作るかぶせ茶を作るための施設です。
今までは直接かぶせていました。
親子で茶畑に直接ひいていき針金で止めていきます。お茶刈りも少し寒冷紗を剥がしながらお茶を刈っていきます。
全部剥がしてしまうと、色や味などがあっという間に被せる前に戻ってしまいます。かなり繊細なんです。
棚施設にすることのメリット
1、寒冷紗が茶葉に直接触れないので風が吹いて擦れることがない。(風で擦れると茶葉に傷がつき黒く変色して色と風味を損ないます。)
2、茶葉がノビノビ成長できる。(寒冷紗がかぶせてあるとお茶にとってストレスです。素直に伸びることができるのでお茶の芽が揃うようになります。)
3、棚施設を作ることで凍霜害を防ぐことができる。(直接の寒冷紗場合は凍霜害はしっかり受けます。ここ2年は奇跡的に無事でした。)
4、寒冷紗を剥がしながらお茶刈りをしなくてもよくなるので、短時間で済み鮮度のいい茶葉を製茶できます。(煎茶の場合、品質=鮮度といっても過言ではありません。)
以上の理由から棚施設が欲しくてたまりません!
▼プロジェクトをやろうと思った理由
自分が就農した頃からお茶の相場が下がりはじめました。お茶と関わる分だけやる気が出てくるのに反比例してまわりのお茶農家さんのやる気は下がっていきました。
まだまだやれる!お茶の可能性はこんなものではない!
自分が頑張ることで少しでも地元茶業が盛り上がれば!との想いでもがいてきた10年でした。やりたい事と変えられない現実。出した答えが独立という道でした。
立場が変わっても当時の想いは変わっていません。
我が家で最高級茶を作り、高い価値を付けて販売する。
お茶の可能性を自分が実現する事で、地元に活気を取り戻す事が今回のプロジェクトをやる理由です!
どうしても棚施設を作りたかったのですが、業者に委託すると200万円の費用が掛かってしまうので資金面で諦めていました。しかし、先輩茶農家さんから使わなくなった棚資材をもらうことができました!
棚施設の設営も手伝ってもらえる事になり勢いで今年作る事を決心しました!
しかし、どうしても購入しなければならない資材、設営時の先輩方の人件費が必要です。
駆け出し茶農家の自分にご支援を頂けたら幸いです。
▼資金の使い道
購入が必要な資材、人件費
3mmワイヤー1000m
自在クランプ30個
ワイヤークリップ22個
単管継6個
人件費etc
貰った資材で自分ひとりでできる事はやってもらった資材で経費を浮かせていますが、どうしても必要な資金のご支援よろしくお願いします!
▼リターンについて
今回設営する棚施設の茶畑で出来た、我が家の本気の最高級茶をお返しします。
●1000円
プロジェクトでできた我が家の最高級茶10g
●3000円
プロジェクトでできた我が家の最高級茶30g
●5000円
プロジェクトでできた我が家の最高級茶10g&フィルターインボトル セット
●10000円
プロジェクトでできた我が家の最高級茶50g&フィルターインボトル セット
▼実施スケジュール
2月下旬
もらった資材の配置。足場を整える等の下準備。
3月上旬
必要資材の購入。
3月中旬
棚施設の設営。
4月上旬
資材、人件費の支払い。
4月下旬〜5月上旬
かぶせ茶収穫後製造。
5月中旬
かぶせ茶の仕上げ加工後、お返しの発送
▼最後に
今回のプロジェクトはお茶農家として自分のレベルをアップさせるのも大きな理由です。
お茶農家にとって自分の最高級茶とは今ある技術の集大成であり作品です。(自分自身と言えるので我が家の高級茶には自分の名前をつけています。)
全国的にお茶業界はとても情勢が厳しく、お茶農家さんがどんどん減っています。
作品と言えるお茶もどんどんなくなっています。棚施設のかぶせ茶も同様です。
生産量、流通量が少なく入手困難なお茶で、今まで培われてきた技術が失われていっています。お茶に携わる者として本当に寂しい事です。
日本国内、海外でも日本茶が人気になりつつある今がお茶の魅力を伝える時です!
今回のプロジェクトで作品と言える最高級茶を作り、お茶の魅力を発信していきます!
非常にワガママなプロジェクトなのかもしれません。
でも、妥協はしたくないんです!
ワガママな自分にご支援していただいた方には、全身全霊のお茶でお返しいたします!
ご支援よろしくお願いします!
募集方式
<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る製造完了です!
2019/05/13 02:03棚施設のお茶刈りの後、製造完了です。今までのお茶とは違う手触りにいいものが出来たことを実感しています。仕上げた後火入れをし次第発送させていただきます。もう少しお待ち下さいね^_^ もっと見る
最終作業完了です!
2019/03/30 07:02募集期間は終わってはいませんが、ネット張りも完了して完成いたしました!遅霜も心配な時期になってきたので急いで作りました。高品質と凍霜害両方の対策ができるようになりました!はい。完全に見切り発車です。人件費がまだ足りていません。ご支援よろしくお願いします!4月20日頃にお茶刈り時期になります。ご支援いただいた皆さんには5月中旬にはお届けできると思います。これまでで一番のお茶に仕上げますのでもうしばらくお待ちください! もっと見る
コツコツ作っています2
2019/03/16 07:46もらった資材を先輩からアドバイスをもらいながら棚施設を作っています。骨組みが少しずつ出来上がって来ています。自園のお茶農家らしくなってきたなぁとワクワクしながらやっています(笑)一歩一歩ですがステップアップしていけるのもご支援して頂いたからこそです。今までの集大成のお茶をお返ししますので、5月まで楽しみにお待ちくださいね。 もっと見る
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