「今回のプロジェクト」
横浜中華街 中華料理人の役80%が使用する「山田工業所」の鉄鍋。原料は日本製(新日鉄製品)にこだわり、一つ一つ丁寧に叩き上げる、日本で唯一手作りの鉄鍋を作る横浜の工場です。
今回はその「山田工業所」の鉄鍋を、スーパー料理人の「りんくんび」プロデュースの元、希望のサイズ、厚さ、材料、形で家庭用に規格変更したものを、一つ一つ受注生産いたします。
※リターンのパターンは多く設定しているつもりですが、システムとの関係上 一部リターンになっていない組み合わせがありますが、ご連絡いただければ価格出させていただきます。
▼料理人りんくんび
▼山田工業所×りんくんび コラボ鉄鍋
今回は業務用で最高級ともいわれている山田工業所とコラボして、家庭でも使いやすくて、一生使える最高級鉄鍋をりんくんび先生にプロデュースしていただきます。
りんくんび先生も長年愛用している山田工業所の鉄鍋ですが、その商品の多くは業務用を製造しています。今回はりん先生の「一般家庭の料理好きの方に手に取ってもらい、もっと日本の職人技による手作り鉄鍋のすばらしさを感じてもらいたい」という熱い思いからコラボ商品製造が実現化の運びとなりました。
▼りんくんびプロフィール
中国福建省華僑。横浜で中華料理店を営む家に育ち、
1964から築地の復権料理「福新楼」名匠 張仁富氏 のもとで修業。
超有名料理番組「料理の鉄人」初代 和の鉄人 道場六三郎と引き分けたスーパー料理人。
現在は鎌倉 中国精進料理「凛林」のオーナーシェフをする傍ら、
若手育成のため クッキングスクール、調理師専門学校、県の職業訓練校の講師、
食品会社のコンサルタントなどをつとめる。テレビやCM関連の仕事でも多く活躍。
全国の幼稚園、小学校、養護学校で親子の手作り餃子教室を開催し、
栄養士会、医師会、歯科医師会等で食の楽しさ、大切さを伝える講演会をしている
著書
『親子で楽しむ子供料理』(明治書院)
『食と職をおいしく食べる法』(講談社)
▼料理人りんくんびからの一言メッセージ
「この度山田さんの鍋を家庭用にプロデュースさせていただきましたのは栄光の至りです。
私は長年にわたり東京ガス料理教室やいたるところで
主婦やプロの料理人の方に料理指導をしてまいりました。
山田さんの鍋は万能ではありますが「炒める!!」時にその威力は発揮されます。
「炒める」という漢字は「火」を「少」ではなく、「火」を「短時間で」使うという意味です。
私は山田さんの鍋を長年使っていますが、野菜料理の色は鮮やかで「シャキッ!!」と仕上がります。
鍋の微妙に計算されつくされた厚さを手作業で調節して作り上げている最高傑作です。
ぜひ皆さんに使ってほし商品です。」
▼山田工業所
「我々山田工業所は中華鍋を専門に製造しています。「打ち出し式」にこだわり、お客様のニーズに合わせて様々な中華鍋をこれまで作ってまいりました」
「横浜にて業務用中華鍋を半世紀以上の長きに渡りつくり続けています。手間のかかる「打ち出し製法」にこだわり、「打ち出し式」という製法で中華鍋を作る日本で唯一のメーカーです。多くのプロの料理人に愛用していただいており、横浜中華街の中華料理専門店でのは約80%の料理人の方に使用していただいていると思っております」
「今回は家庭用にりんくんび先生と一緒にカスタマイズしたものを皆さんにお届けしようと考えています。よろしくお願いします」
「打ち出し」とは?
「打ち出し」とは、一枚の平らな鉄板をハンマーが付いた特殊な機械で何度も何度も叩き、鍋型に整えていく製法です。一つの中華鍋を作るのに5000回から8000回もハンマーで叩く必要があるので、当然手間も時間もかかってしまいます。
流通する多くの中華鍋のほとんどはプレス機で鍋の形を一気に押し出す「プレス式」で製造されています。「プレス式」製法は短時間で大量生産が可能のため安価で製造ができます。
打ち出しだと鉄の厚みを場所によって薄くすることができます。そのため熱の伝わりを良くすることできる鍋が製造できます。
山田工業所と「打ち出し」の歴史
山田工業所の創業は1957(昭和32)年。先代社長の故・山田久男氏が保土ヶ谷区西久保町に中華鍋を作る工場を建てたのが始まりです。戦後すぐだった当時は材料となる鉄が不足していたため、ドラム缶の鉄底をハンマーで叩いて一つひとつ鍋を作っていたと聞いています。これこそが今に続く「打ち出し式」製法の原点です。鍋そのものが貴重だった時代、手作りの鍋は料理人の間でも評判を呼び、全国各地から注文が入るようになりました。
「打ち出し」の製造工程
最初の工程は一枚の鉄板を鍋の形にカットするところから始まります。
次は「打ち出し」の工程に入ります。打ち出し成形機という機械に鉄板を挟み、特殊なハンマーでひたすら叩いていきます。約5000回~8000回叩いて鍋の形に整えていきます。職人が一枚一枚職人技でハンマーが当たる部分を微妙に調整しながら形や厚みを変化させていきます。
打ち出しが終わったら次は「へりあげ」。プレス機を使って鍋に深さを出す工程です。続いてへりの部分を整える「へりならし」、底面を平らにする「底ならし」へ。
この後もう一度「へりならし」を行い、工程はいよいよ最終段階へ。山田工業所が作った日本で唯一の打ち出し鍋ということを証明する「刻印」を打ちます。
最後に取っ手部分の加工、研磨、ニス塗りなどを経て1枚の鍋がようやく完成します。ここまでの工程に要する時間は約1時間半。
既製品だけではなくて、さまざまな問い合わせがきます。すべてにお答えすることはかないませんが、その問い合わせに応えるべく、様々な挑戦をしております。
今後も「打ち出し」にこだわる姿勢を変えるつもりはありません。「オンリーワンの技術でオンリーワンの製品を作ることに意味がある」とおもっております。
われわれ掲げるモットーは「チャレンジ」です。日々新しい技術の開発や研究をし続けています。写真は近隣の小学校からの依頼で作ったスチールドラムです。とても高い技術が必要とされるため製造にチャレンジしました。
▼リターンのオプションについて
すべて手作業のため、お好みに合わせてオプションを追加することができます。
左クチバシ 右クチバシ
鍋の取手がわから 左側(9時方向)、右側(3時方向)に
スープ等を盛り付ける際に便利な小さめのくちばしを追加することができます。
向かい取手
取手の向い側に、重い料理等を盛り付ける際に便利な向かい取手をつけることができます。
▼コラボ商品特徴
今回のりんくんびモデルは一般家庭向けに開発されているため、使い勝手が良い様、鍋両側にオプションでくちばしを追加できます。
料理人りんくんびモデルということで専用の追加刻印を予定しています。
手作りのため鍋の構造を家庭用ガスコンロに合わせて調整することが実現可能でした!
▼メイドインジャパンのこだわりの原料
今回使用する原料(鉄板、チタン板)にもこだわりがあります。業界では最高級グレードのメイドインジャパンの原料を使用します。海外から輸入の安価な材料を使うのが今日では一般的ですが、加工時に割れてしまったり、はがれてしまったりと、商品が安定しないケースがあります。
山田工業所では、すべての原料をメイドインジャパンにこだわり、且つ手作りで製造しているため、最高級の商品を提供できます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー鉄チタン板豆知識ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鉄板は新日鉄住金製のメイドインジャパンを使用
鉄板(1.0㎜ 銀色 SPCC加工)
鉄板(1.2㎜ 1.6㎜ 2.3㎜ 黒色 SPHC加工)
チタンも神戸製鋼所のチタン板(1.2㎜)を使用
SPHC=熱間圧延鋼板は、S(Steel 鋼)P(Plate 薄板)HC(Hot Commercial 熱間圧延 一般材)
安価で板厚が厚く、自動車のフレームといった骨組み材や強い圧力を受ける配管などに使用されます
SPCC=冷間圧延鋼板は、表面が滑らかできれいなことや加工性がよいので、自動車や家電製品などの外板や深絞り製品に使われてます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー鉄チタン板豆知識ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼使い始めとお手入れ方法
空焚きの方法(中華鍋を使用する前に)
ガスの火を強火にして鍋の取っ手を持ちながら火にかけます。
すぐに臭いのある煙が出始めますが、こちらの煙は有害ではありません。
鍋全体をまんべんなく煙がでなくなるまで焼き込みます。
鍋の色がしっかり回るまで焼きこんでください。
焼きこみが完了したらしばらく自然冷却させます。
ざっと水洗いした後、油を多めに入れてくず野菜等で油をなじませます。
再度水洗いをして、水分を完全に拭き取ります。
油を内側全体に塗りこんだら準備完了です。
お手入れ方法
使用後、鍋が温かいうちにお湯で洗い流し、タワシ等でしっかり汚れを落としてください。
洗い終わったら火にかけしっかりと乾かし、完全に水分を取ります。
初めのうちはなるべく使用後も、油を全体になじませてください。
油が鍋にしっかりとなじんでくると焦げ等がとても少なくなります。
【スケジュールについて】
7月下旬 プロジェクト終了 及び発送開始
8月下旬 発送完了
【プロジェクト方式について】
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る製造状況について
2019/08/29 02:33こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
コメント
もっと見る