2019/06/26 12:54

いつもありがとうございます!ウキヨオーケストラの田中です。

今回は、堺市を中心に活躍されている太鼓団体の「堺太鼓」さんの代表のお二人である筧純子さんと、福永恵一さんへインタビューをさせて頂きました!

日本の伝統文化の1つ【和太鼓】を通し、素晴らしい活動をされている堺太鼓さん!

是非、皆様にもご紹介したいと思います。




田「こんにちは、今日はよろしくお願いします!まず、簡単に堺太鼓さんの事をご紹介頂きたいのですが」


筧「よろしくお願いします。堺太鼓 は堺市を中心に15年間活動を続けております。現在は地元の盆踊り、餅つき大会から始まり、アマチュア団体ながら領事館主催、国交樹立記念コンサートなどにも出演するようになりました。」


田「堺太鼓さんの名前の由来を教えてください」



筧「堺太鼓というのは、堺で一番になりたいという事で名付けました。

でも実は元々は自分の子供のためにやろうと思った事なんです。」


田「え、そうだったんすか?」


筧「はい。昔子供が小学校でうまくいかなかったんです。それで心配することがあり、何かさせてあげたいと思って。太鼓が良いのではないかと思い太鼓教室を探したのですが、なかったんです。

…で自分で作ったんです。」


田「えぇっ!すごい発想と、行動力ですね(笑)」


筧「はい。それで、はじめからプロの先生にお願いしてご指導頂きました。」


田「なるほど、ではそういう身近なところから堺太鼓さんが始まったんですね。」


筧「はじめは自分と子供と周りが教えてもらえた良いかなと思っていました。

そして周りの人に相談すると「そういうことであれば!」といって、地元の小学校の体育館を貸して頂けることになりました。地元のケーブルTVに取り上げられたりして、5人、6人と増えていきましたね。」


田「それは良いお話ですね。太鼓はまさに日本の低音ですし、人間力の養成に非常に向いているように思います。それからお子さんも変わっていったんですか?」


筧「そうですね。特に印象的なのは、長女が、中学校で友達との交流に悩んでいたころ、校内で和太鼓演奏をする機会があったんです。そこで、娘が今までほとんど話さなかった友達から「筧、かっこいいな」って言われたんです。それは本当に嬉しかったです。」


田「素敵ですね!」


筧「堺太鼓には3~78才の方々が所属されています。」

インタビュー後に稽古を見学させて頂きました。


田「生きる姿そのものですね。3才の子供でもバチを持てるんですか?」


筧「子供用の小さいバチをもってやっていますね。世代関係なく音を出している時は、ひとつになれるのが素敵です。」


田「素晴らしいですね。僕らのようなバンドも楽しいですが、団体でひとつを目指す和太鼓ってすごく羨ましいです。いつも講師の方は、いらっしゃるのですか?」


筧「宮井龍治先生です。その宮井先生の関係で、ウキヨオーケストラの夕田さんとも知り合うようになりました。」


田「そうだったんですね!」


筧「夕田さんとは今年も正月一緒にお仕事させて頂きました。」


田「そうですか。夕田さん素晴らしいですよね!僕たちも将来太鼓団体にも負けないオーケストラのような大きなサウンドを目指しています。普段はどういったレパートリーを演奏されているのでしょうか?」


筧「宮井先生から出していただいたオリジナル曲や、私の作った曲もあります。これを秋津島太鼓祭の合同曲にしようと思って頑張っています。」

田「秋津島太鼓祭?


福  「今年は8月と9月に、主催イベントをいくつか行うのですが、その内の1つに『秋津島太鼓祭』というのがあるんです。」


田「それは、どういったものですか?」


福「秋津とはとんぼのことをいいます。日本を指す古い呼び名です。とんぼが本州の形に似てるからなんです。住吉大社にて9月の大きな神事である観月祭の日に太鼓祭を行います。」


田「確かに日本の本州がトンボのような形ですね!住吉大社さんで演奏されるのですね。」


福「これは2025年に行われる大阪万博での1000台和太鼓演奏に向けて6年かけて行う予定です。秋津島太鼓祭には、日本でも大きな太鼓会社の4社が協力してくださることになりました。こういったフレームで太鼓祭りを考えついたのは日本でも始めてではないかと思います。万博を通して、日本の伝統文化【和太鼓】の魅力を、世界中に届けたいということで、各社にご協力頂きました。」


田「そういった協力が得られたというのはとても心強そうですね。」


福「はい。万博の会場で、和太鼓1000台を並べて合同曲『わっしょい』を演奏したいんです。そのためにこの秋津島太鼓祭を6年間続けて、演奏できる人を増やしたいと思っています。」


筧「大阪万博で1000台ですが、これは大阪のチームだけで1000台ということなんです。

これだけでなく、大阪万博の半年間の間に、全国から都道府県単位で太鼓グループが集って最終的に1万台が集まるのを目指しています。」

田「壮大ですね!そういう話を聴いているだけでワクワクします。自分も和太鼓が良かったなんて思います(笑)」


筧「いやいや(笑) 私たちからするとメロディーのある楽器は、羨ましいですよ!」


田「確かにお互いにない魅力がありますね。メロディーというと、篠笛はされていないのですか?」


筧「やっています。でも昨年始めたところですので、まだまだこれからお稽古が必要です。」


田「そうなんですね。篠笛と太鼓のアンサンブルは大好きです。僕らのバンドも篠笛と和太鼓が入ることで、大きく世界観が広がりました。どういった練習をされているのでしょうか?」


筧「今、篠笛と和太鼓の曲は何曲か持っているので、それを小学校4年生から大人までみんなでお稽古しています。」


田「夏にはイベントも多いそうですね!」


筧「8月1日にも、住吉大社の夏祭りで演奏があります。大阪中のお祓いをするお祭りです。住吉から堺まで行列を作って、馬がいたり獅子舞が出たりして、約1400人ほどが集まります。」


福「1800年も続いているお祭りなんです。過去は戦争などで中止していた時期もありましたが、またこのお祭りを知らない人達にも知ってもらうように再開されました。そこへ堺太鼓も、篠笛と太鼓で参加します。」


田「その住吉祭には、何人くらいで演奏されているんですか?」


後半をお楽しみに!



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