万葉時代に筑波山では、“嬥歌(かがい)”と呼ばれる、若い男女が春と秋に集まり、一晩中歌い踊った風習がありました。その茨城で、嬥歌と同じように庶民の苦しい生活を発散する場から生まれたアルゼンチンタンゴを共に踊り、両国の交流を深めるためのイベントを開催します。
▼アルゼンチンタンゴとは
アルゼンチンタンゴは、ブエノスアイレスのラ・プラタ川の河口のボカといわれる地域で生まれたといわれています。この地区は当時貧民窟で、船乗りや娼婦が酒場にたむろし、苦しい生活の鬱憤をはらすために歌い踊った中から生まれたものとされています。
タンゴは、激しい動きのダンスと思われがちですが、アルゼンチンタンゴで一番大切なことは、見た目でもステップでもなく、抱きしめること、つまり「抱擁」です。
相手を思いやりながら、優しく大切に包んであげること。まるで赤ちゃんを抱っこする時のように。
そこに「ダンス」というエッセンスを加えて、ペアになった2人が心地よく音楽に合せて踊るのがアルゼンチンタンゴです。

(優しく抱きあい、音楽を聞いて、2人で一つの物語を作るのがアルゼンチンタンゴです。)
お客さんに見せるためのショータンゴでは、激しいステップ、官能的なシーンも多く、「誰でも」とは言えませんが、タンゴのダンスパーティではショータンゴのようなステップで踊ることはありません。むしろ激しいステップをすることは禁止されています。
アルゼンチンタンゴの本場ブエノスアイレスでは、おじいちゃんとおばあちゃんが優しく寄り添いながら踊る光景が良く見られるそうです。
若い人には若い人の踊り、年配者には年配者の踊り、それぞれの踊り方があるのがアルゼンチンタンゴです。また、その人の個性や人生観が滲み出てくるのもアルゼンチンタンゴの醍醐味です。
そして、「ミロンガ」と呼ばれるタンゴのダンスパーティでは色々な人と出会い、交流することが出来ます。共通の趣味を持った友達がたくさん出来ることが最大の魅力です。

(ミロンガで踊る男女達)
▼はじめまして
Hola, soy Yoshie Takabuchi !! Mucho gusto!!!
オラ、ソイ ヨシエ タカブチ!! ムーチョ グスト!!

(茨城県出身の高渕良恵です。)
はじめまして、茨城県出身の高渕良恵と申します。
「アルゼンチンタンゴで国際交流実行委員会」の代表です。
※イベントを主催する「アルゼンチンタンゴで国際交流実行委員会」のFacebookページです。
https://ja-jp.facebook.com/bailamosdappeyo
私は4年前に友達に誘われてアルゼンチンタンゴを習い始めました。
哀愁たっぷりのタンゴのメロディーと、悲恋だの未練だのを綴ったタンゴの歌詞。日本語だと野暮ったくても、スペイン語で聞くと何だかカッコいい!!
何より、男性のリードを受けて、それに合せて女性が踊り、2人で1つのダンスを作るという究極のボディコネクションの楽しさを知ってしまって以来、その魅力にどっぷりハマりました。
また、ミロンガというタンゴのダンスパーティでは、世代、人種、性別を超えて実に様々な方と出会う機会があります。この出会いこそがタンゴを通じて得られた一番の宝物です。
アルゼンチンタンゴを知らない方にも、ぜひその魅力を伝えられたらと思っています。
▼プロジェクトをやろうと思ったきっかけ
茨城県在住の高校時代の友人が私に言った一言。
「私もタンゴをやってみたいけど、茨城県にはタンゴのレッスンなんてないよ」
これが全ての始まりでした。
友人と同じように思っている人が他にもいるかもしれない。
ダンスだけではなく、タンゴの音楽やスペイン語にも興味がある人がいるかもしれない。けれど、茨城県にはタンゴやアルゼンチン文化を伝える、総括的なカルチャーは見当たりません。
だったら、私が茨城県にアルゼンチン文化を紹介し、アルゼンチンタンゴを広めよう!!
こうしてプロジェクトが始動し、
その第一回目の活動は2014年6月28日(土)茨城県ひたちなか市で行いました。
アルゼンチンタンゴをより多くの方に知ってもらうために、簡単なステップのレッスンを行い、デモンストレーションを披露させていただきました。また、ダンス以外にもスペイン語や国際交流に関心のある方のために、スペイン語ミニ講座も行いました。

(イベント内のタンゴレッスンの様子。みなさん真剣です。)
イベント終了後、ご参加頂いた方々から温かいメッセージを頂いたり、「タンゴをやってみたい」という方もいて、とても励まされました。
また、この時の様子は毎日新聞地元紙面でも取り上げて頂き、ささやかですがアルゼンチン共和国と日本の交流の橋渡しが出来たのではないかと思います。
(イベントの様子を毎日新聞に取り上げて頂きました)
この活動を今後も継続することで、アルゼンチンタンゴを茨城県のみならず、そのほかの地域にも紹介し、広く普及できるのではないかと思っています。
▼お金の使い道
・ プロのダンサーへの謝礼
・ 会場費(施設使用料、設備使用料等)
・ 宣伝費(フライヤー、ポスター等)
・ 交通費(東京から茨城県への移動費)
・ イベントで振舞う菓子・湯茶代
・ CAMPFIRE仲介手数料
など
として大切に使わせていただきます。
みなさまのご協力よろしくお願いいたします。
▼アルゼンチンタンゴで国際交流 つくば市にて開催!!
【日 時】:2015年4月4日(土)14:00~16:00
【場 所】:茨城県つくば市 つくば市ふれあいプラザ 多目的ホール

(アルゼンチンタンゴで国際交流を図るイベントをつくば市にて開催いたします。)
当日のプログラムは、こちらになります。
1) プロのアルゼンチン人タンゴダンサーによる、簡単なタンゴのステップのレッスン
2) スペイン語ネイティブ講師によるスペイン語ミニ講座
3) タンゴのデモンストレーション
4) ご来場いただいた方との歓談(アルゼンチンのお菓子アルファホールを召し上がりながら)

(南米で最もポピュラーなお菓子アルファホールをご用意してお待ちしております。)
ご支援頂いた方、イベントにご参加頂いた方、このプロジェクトに関わって頂いた皆さんに楽しんで頂けるよう、精一杯努力いたします。
▼最後に
イベント当日は、プロのアルゼンチン人ダンサーと私が心を込めて踊ります。
アルゼンチンタンゴの素晴らしさをほんの少しでも伝えることが出来、南米やアルゼンチンに関心をお持ちの皆様と交流することが出来れば本望です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Muchas gracias!!! ムーチャス グラシアス!!!





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