「神戸洋靴店」はもう商品として販売しているものなのに、どうして今更クラウドファンディングを行うのか?
まず前提として、私達の行動の根底にあるのは、これから自社を含めた靴業界の事業を存続させ、誰もが靴で悩まないためにはどうすれば良いのか?という事です。
昨今靴業界では、問屋や小売店の倒産や吸収合併相次ぎ、業界内では沢山の企業が岐路に立たされそれぞれが問題解決に向けて試行錯誤しています。
もちろん弊社も試行錯誤を行なっており結果としてして出来た仕組みを活用しているのが「神戸洋靴店」です。
私はそういった試行錯誤の内容を個別で独占するのでは無く、共有する事が業界全体の成長と利益に繋がると考えております。
しかし横の繋がりを持ち、その試行錯誤を共有する事は、デザインを真似られて自社利益を損害されかねない、というリスクも含んでおり、なかなか踏み切れない事が多いようです。
ですが、昨今の傾向として画一的なデザインが爆発的に売れるのでは無く、多種多様なデザインが求められる傾向にある為、メーカーとしての特色を深めていけば、必ずしも技術やノウハウを共有する事がリスクになる訳ではない、と私は考えています。
まずは自分達から、技術やノウハウを共有できるような繋がりを持つにはどうすれば良いか?と考え、その情報発信の場になればという事を意図の1つとしています。
また、商品企画を根底から考え直す、という事も今回の試みの意図の1つです。
同業種の方はご存知かとは思いますが、サイズやデザインを増やすには金型等を作るコストが発生する為、回収出来る見込みがはっきりしないと、作るかどうかの判断が難しくお客様の要望に素早くお応えしにくいような現状があります。
しかし、クラウドファンディングという仕組みを使いそれが成功するならば、よりお客様に近い感覚で素早い判断ができるようになるのでは、と思っております。
こういった内容を下記URLのイベントでもう少し掘り下げてお話し出来ればと思っておりますので、お時間のある方は是非お越し頂ければ幸いです!