▼はじめに~ご挨拶とこれまでの活動の流れ~
はじめまして!私たちJAMP (Japanese AmuseMent Park)はミャンマーの子ども達が、スポーツをより楽しんで行えることを目指している学生団体です。
JAMPができたきっかけは、2014年12月ミャンマー・
シャン州にて開催予定であった、日本財団主催サッカー大会のボランティアとして集まった
メンバーで結成されました。当時のメンバーは、ミャンマーについて勉強していた東京外国語大学ビルマ語専攻の学生4名と、中国とフィリピンでボランティア経験があった早稲田大学と明治学院大学の学生2名でした。
当大会は開催直前に起きた紛争が原因で惜しくも中止となってしまいました。大会の代替案として日本財団が支援するミャンマー・イラワジ地域の学校4校を訪問し、
縁日を企画して子ども達と交流しました。
その際に実施したスポーツへの意識に関するアンケート調査から、ミャンマーの子ども達は
スポーツにとても意欲的で、体育の授業を受けられる機会が少ないという状況下でも
自分たちで楽しみながら運動をしているということを知りました。
その様子を見て私たちは、子ども達にもっといろいろなスポーツに触れてもらいスポーツをさらに楽しんでほしいという思いのもと、2016年1月3日にイラワジ地域のサンキン高校にて「第1回手づくり運動会」を開催しました。
「手づくり運動会」という名前には、なるべく現地で調達できる物資で遊べる種目を、私たちが帰った後も同じ道具を使って運動会などのスポーツイベントを行ってもらいたいという思いから現地調達にこだわりました。
またミャンマー側と話し合いを重ねて「運動会を共につくっていく」という意味を込めました。
▼ミャンマーについて
皆さんは、ミャンマーと聞いて何を思い浮かべますか。 ミャンマーはかつてビルマと呼ばれていた、 東南アジアに位置する国です。 アウンサンスーチー氏の率いる政党が昨年政権を獲得し、 民主化を遂げつつありますが未だに政治、宗教、 教育といった面で問題は残されています。
ミャンマーの教育における課題の一つに、「体育教育の普及」が挙げられます。
ミャンマーの学校では国語や数学などといった主要教科の教育に力を注いでいる一方で、
体育や芸術などの実技教科があまり重要視されていません。
体育という教科はあるものの、道具や教育者の不足などが原因で、特に農村部においては体育の授業を受けることが難しいのが現状です。
そんな中でも子供たちは、整備されていない校庭で裸足でサッカーをしたり、植物つるを使い縄跳びを行ったりして元気に遊んでいます。
▼昨年の運動会の様子
(日時) 2016年1月3日
(場所) サンキン高校
(対象) 10~15歳の男女生徒200名(25名×8チーム)
(参加メンバー) JAMP 日本人学生6名、ミャンマー人学生3名
ラジオ体操に始まり、玉入れや大縄跳びといった日本の運動会では定番の種目から
ミャンマーの伝統の遊びまで様々な種目を企画しました。
綱引きでは観客の大人達や先生方も参加してとても盛り上がりました。
表彰式では順位発表、参加賞として全員に駄菓子セットをプレゼントしました。
↑大トリの種目!チーム全員リレーではアンカーがゴールした瞬間大きな歓声があがりました。
↑お見事!優勝した白チームにJAMPの代表よりトロフィーの授与。
↑バンザーイ!最後はみんなで記念撮影。
私たちにとって初めての運動会。運動会の経験がないミャンマーの人たちに、私たちの想いや意図が伝わるのか、という不安もありました。
しかし、村の方たちの温かい歓迎や「何を手伝えばいい?」と協力してくれた先生方、「楽しかった!」「またやりたい。次こそは優勝したい!」などという子ども達の声に支えられて無事に運動会をつくりあげることができました。
私たちの中で自然と、またミャンマーの人と運動会をしたいという想いが芽生えました。
▼今回の活動計画
今回の運動会の舞台は、ミャンマー・イラワジ地域のジョンタニ高校です。
1月25日、26日に約200人の生徒を対象に行う予定です。
JAMPでは日本とミャンマーの文化交流も目的としているため、ミャンマーでお馴染みの遊びも種目として取り入れています。
日本の種目はラジオ体操、障害物競走、騎馬戦、ドッヂボール、デカパン競走の5種目。
ミャンマーの種目はRooster fight、Pole climbingの2種目、計7種目を行う予定です。
前回に続き、「生徒、先生、そして自分たちも含め皆が楽しめる運動会」を実現するため
ミャンマー人メンバー、学校の先生方との話し合いを進めています。
いつの間にか観客が集まり、応援に熱中する近所の子ども達。
今回もそんな賑やかな運動会になればと思っています。
▼リターンについて
リターンには、運動会の様子をぜひ味わって頂きたいという想いで値段に応じて報告書、フォトアルバム、ダイジェストDVDなどを用意致しました。
また、ミャンマーの素敵なお土産をお手元にお届け致します。
写真はほんの一例ですが、キーホルダーやアクセサリー、その他雑貨など色々と考えております。
▼資金の使い道
皆さまからお集めした資金は、運動会で行う種目に必要な道具、子ども達200名への参加賞やトロフィー、またけが人が出た場合に備えた救急道具などに使用します。
▼最後に
ミャンマーという国に興味があり、その国の人たちと関わりたいという気持ちを持ったメンバーで活動しています。そんな私たちの思いに応えようと協力してくれた、ミャンマー人学生メンバー、学校の先生方や子ども達皆のおかげで前回の運動会は実現することができたと思っています。
もし私達JAMPの企画に「面白そう」と興味を持って頂けたら、資金提供という形ではありますがご協力頂けると一同励みになります。
ぜひ私たちと一緒に運動会をつくりあげましょう!
コメント
もっと見る