<「慰安婦」パフォーマンス動画の完成のお知らせ>
皆様、大変ご無沙汰しております!
明日少女隊です。
4年の歳月を経て、やっと動画が完成しましたので、ご連絡します。
この、「慰安婦」をテーマにした動画、大変な難産となりました。テーマが重たく難しいにもかかわらず、わたしたちは若い世代、フェミニズムを勉強していない方々にも届けたいという強いこだわりがあり、何度も何度も編集をやり直し、コロナ禍も挟んだため、完成までに長い時間が経ってしまいました。
結局、フリーの音楽では満足いくものがなく、ロサンゼルス在住の韓国系アメリカ人の韓国琴を使うミュージシャンJoyce Kwonに音楽を私たちの動画のために書き下ろしていただくことになりました。
たくさんの人の協力を経て作られたこれらのビデオ作品3部作、ぜひ、ご高覧ください!
忘却への抵抗 ロサンゼルス
忘却への抵抗 ソウル
忘却への抵抗 東京
<本の出版のお知らせ>
今月、明日少女隊は、フェミニストアートやフェミニズムの歴史と共に、明日少女隊のアートを紹介する作品集をアートダイバー社から出版します。
日本では、芸術大学ですら、なかなかフェミニズムアートを学ぶ機会がありません。そこで、私たちはこの本を学生のフェミニスト・アートの入門書となるように書き、できるだけ低価格で販売しようと準備してきました。
ところが、今年はインフレで紙の値段が高騰しており、貯めていた助成金の一部だけでは足りなくなってしまいました。そこで、クラウドファンディングを始めたのですが、フェミニスト・アートというマイナーなテーマのためか、なかなか資金が集まらず困っています。
性差別的なイメージが氾濫する昨今、アーティストにフェミニストアートやクィアアートを伝え、ジェンダー学へ興味を持ってもらうことへの必要性を認識しております。どうか、日本の未来のアーティストたちのために、この本のご支援をお願いできませんでしょうか?
クラウドファンディングは残り8日、まだ65%しか達成できていません。よろしければ、ご支援、またSNSやお知り合いなどに拡散をお願いします。
7月12日まで。こちらからご支援いただけます。
https://camp-fire.jp/projects/678874
オリジナルのフェミグッズなど、豪華なリターンも用意しております。
皆様の応援、心から感謝したします。
<本の内容>
・明日少女隊の過去9年間の作品やアクティビズムをまとめたカラーページ
・嶋田美子(アーティスト、60年代文化研究)x 明日少女隊「慰安婦」についての対談
・山本浩貴(文化研究者、金沢美術工芸大学講師)「ソーシャリー・エンゲージド・アートとしての明日少女隊」
・由本みどり(現代美術史家・キュレーター、ニュージャージー・シティ大学教授)「フェミニスト・アートの歴史と明日少女隊」
・吉良智子(日本女子大学学術研究員、日本美術史研究者)x 明日少女隊の炎上広告(「碧志摩メグ」公認撤回)についての対談
・竹田恵子(東京外国語大学 講師/EGSA JAPAN代表)「バックラッシュとポストフェミニズム」「変化すべき日本美術界における『構造』」
どうぞ、よろしくお願いします。
尾崎翠 明日少女隊