先日、奈良でイベントがあったのですが、
その帰り道の途中で
一人のお客様から声をかけられました。
どうやら8・9年ほど前にoioiが主催する
手話初心者向けのワークショップ
『ROOKIES」に参加してくれていた子で
私たちに伝えたいことがあるとのこと。
なんの話なんだろう・・・?
と、少しドキドキしながらきいていたら
まさかの思わぬ内容に
私たちは胸を打たれてしまいました。
「私はROOKIESに参加したおかげで
手話の楽しさを知ることができました。
そして、そのおかげで、
今も手話を続けることができています」
心の底から嬉しくなる言葉を
手話をつけながら伝えてくれたのです。
手話がもっと広まるようにと
14年前から始めた活動でしたが、
私たちの活動をきっかけに
手話にハマってくださった方と
こうして出会えたことが嬉しかったです。
この出会いに心が震えると同時に
これまでやってきたことには
ちゃんと意味があったのだと
改めてそんな風に強く感じました。
私たちには
きこえる人ときこえない人の間にある
バリアをぶっ壊すという夢がありますが、
それは簡単なことではありません。
でも、こうして、
私たちの活動がきっかけで
手話にハマってくれる人がいるなら
私たちは歩みを止めません。
今回のプロジェクトも同じことでそう信じて、歩み続けてまいります。