はじめに・ご挨拶
初めまして。宮本 政企(マサキ)と申します。
この度は、数あるプロジェクトの中から、私のプロジェクトを選んで頂きありがとうございます。高知県高岡郡四万十町で自動車板金塗装工場、オート・リプロ ミヤモトを営んでいます。
私が住む四万十町は、町の中心を清流四万十川が流れ、太平洋にも面しており1年を通じて釣りを楽しむことが出来る、自然の資源に恵まれた土地です。
(事務所前にて)
(四万十町の様子。新幹線(!)も走ってます)
この地で生まれ育ち、さまざまな釣りを楽しんできた私ですが、アオリイカ釣りをする時に起こる、「根掛かりによるエギ(アオリイカを釣るためのルアー)の喪失」に悩まされてきました。
アオリイカ釣りを楽しむすべての釣り人が、同じ悩みを抱えている。釣り仲間との話でも確信した私は、この悩みを解消できる手立てはないものかと思ったのが、このプロダクトのきっかけです。
プロダクトのご紹介
エギとは、 日本古来の漁具で、漢字で書くと「餌木」となります。その由来は、諸説ありますが、江戸時代に松明(タイマツ)を燃やして 漁に出た薩摩(現在の鹿児島県)の漁師が、誤って松明を海中に落とし、それにイカが抱きついたことが始まりという説があります。
エギは、小魚を模したカラフルな本体に、カンナと呼ばれるイカを引っ掛ける掛け針が付いています。このエギを使用してイカを釣ることをエギングと言います。
エギングはエギをキャストし海底まで沈めシャクリ上げてまた沈める、この動作を繰り返してイカを誘い出して釣ります。エギには、カンナと呼ばれる掛け針が付いており、シャクリ上げる時海底の岩礁、藻、流木等にカンナが引っ掛かり根掛かりが多発します。
★根掛かりのイラスト
従来のエギは、本体とカンナが完全に固定されており、根掛かりすると回収することが難しく、本体ごとロストする確率が高くなります。ロストしたエギはゴミになるだけで、海の環境に悪影響を与えるだけでなく、経済的に痛いし気持ちも落ち込みます。
★従来のエギ
ロストする主な原因は、根掛かりが発生した時、無理に回収しようとして道糸を強引に引っ張ることで、リーダーと言われるラインが切れるからです。
★リーダーと言われるフロロカーボンのラインが90%以上の割合で切れる。
根掛かりさえ無ければエギングは楽しい。エギングの一番の悩みが「根掛かり」でした。
ならば!
カンナを脱着式にして本体から切り離せば本体を回収することが出来るのではないか!
この発想をもとにして生まれたのが、このプロダクトで紹介する【本体回収機能付き光るエギ】です。
カンナを本体に結びつけるラインは、リーダーに使用するラインより引っ張り強度の弱いラインを使用します。そうすることで、根掛かりしても道糸を強く引っ張ると、カンナを結びつけるラインが切れて、本体は回収できる構造になっており、従来のエギに比べ回収率は大幅にアップしました。
★回収機能のイラスト(断面図)
こうして3年半の時間をかけて開発した、本体回収機能が付いた次世代エギ『アロンザ』のプロトタイプが完成しました。
★アロンザの構成写真
★腹部からラインを通じてカンナに結びつけ他方のラインをシンカーの後部のフックに結びつける
★1.25号のフロロカーボンのラインをWで使用すると、3キロが持ち上がります。
こだわり・特徴
1. 世界初。本体からカンナを切り離し本体を回収することができます。スペアーのカンナがあれば現場で直ぐに再生し再使用できます。リーズナブルで、初心者から上級者まで幅広く使用出来るエギです。
2.夜間早朝は、本体の内部に発光体を挿入することで、背部の穴から光りが漏れてイカを誘うと同時に、エギンガーはエギの位置が確認でき、安心して釣りを楽しめるエギです。
3.本体の表面は、布張りではなく塗装仕上げで、キャスト時の空気抵抗が少なく飛距離がアップします。海水中では海水の抵抗が少なくシャープに動き、エギンガーの疲れも減少します。
背部は、布張りと同じ感触のノンスリップ塗装仕上げです。
4.従来のエギは布張りの商品が多く、近くで見ればカラフルで美しいが、赤色の下地に模様を入れて白の布を貼り付けたエギは、5m位離れると人の目でもピンクに見えます。イカの目は色盲と言われており、人の目より遥かに詳細には見えないはずなので、アロンザは、腹部にシルバー系、側面にストライプ、背部はシルバーより濃い色の魚に似せたコントラストの強いカラーリングにし、シンプルな美しさを表現しました。
5.イカを誘うダート(左右)な動き、エギが沈む時イカが抱きつく確率が1番高いと言われる理想の角度、45度に設定しました。
プロダクト誕生までのお話
エギングは、エギを小魚の動きに見せかけるテクニックが必要で、エギンガーのテクニックが試される、まさに釣りそのものを楽しめるものです。しかしその楽しみも、根掛かりによってお気に入りのエギを失ってしまったりすると、半減してしまいます。
エギンガーは、根掛かりしたエギを回収しようと海に向かって少しでも前に出て波を被ってずぶ濡れになったり、足を滑らし転倒して怪我をすることさえあります。そうまでしても、根掛かりしたエギの回収率はわずかで、ロストしたエギは海底に残りゴミになるだけです。
しかも、良質のエギは、値段も高価なため経済的に痛手。私も何度も経験しました。
「根掛かりさえ無ければ、エギングは楽しい。」
「海のゴミを少しでも減らし環境に優しいエギングを楽しめる」
このような思いから、根掛かりしないエギは、作れないかと考え始めました。はじめはどのように考えてもいい案が浮かびませんでしたが、
「フカセ釣りで針が根掛かりしてもウキは回収できる」
この発想からスタートし、製品開発に着手しました。幸い家業の自動車板金塗装の技術が応用できたこともあり、試行錯誤の末、3年半かけて最終のプロトタイプが完成しました。プロトタイプのテストを依頼した地元のエギンガー3名からは、エギの動き、フォルム、カラーリング、耐久性など現在流通している市販のエギと比較しても、なんの遜色もなく、回収率も7割以上と高評価を頂きました。
回収率100%ではありませんが、従来のエギより遥かに経済的で安心して使用できるエギが完成しました。是非多くのエギンガーに使ってもらいたいと思います。
▼これまでの活動
発想を形にするため、家業の傍ら試作品の開発に着手しました。
1.試作品を作り、海に行きエギンガーに使ってもらう。評価をもらい、数種類の試作品を作る。
2.動き、形、カラーリングなど、地元の若いエギンガーにアドバイスをもらい、
「本体回収機能付き光るエギ」が完成しました。
特許出願済み
名前は「アロンザ」 商標登録完了
今秋、社名 ルアー・ビルダー ミヤビ として販売を開始します。
▼資金の使い道
現在は工場の一角に、机を1個置きアングルで区切り一畳位のスペースで作業しており、量産体制が取れない状態です。そこでご支援頂いた資金を使わせて頂き、量産体制が整えられる作業スペースの整備を行いたいと考えています。
具体的には、作業スペースの確保、作業台や工具、冶具などの環境整備となります。
勤め人であれば、定年退職を迎える年齢に近づき、同年代の仲間たちの多くがセカンドライフに移行していっています。しかし、収入が限られた生活を迎えるのは、決して楽なものではなく、少しでも収入があればという声もよく聞きます。また若者の職場も多くはありません。
私自身この年齢から、新たな分野での起業を考えるには、随分と悩みました。
しかし、私が起業して少しでも働ける場を提供することができれば、同年代の仲間たちや若者にとっても、少しでもプラスになるのではないかと考え、今回のプロジェクト立ち上げに踏みきりました。
ご支援いただけた資金を大切に使い、このエギを量産・普及させることで海の環境保護に貢献するとともに、四万十町の雇用促進にもつながる事業にしていきたいと考えています。
▼最後に
感謝の気持ちのこもったリターンの商品をお送りすることは当然ながら、
支援を受けた資金で起業するのですから、5~10年と利益を生む会社として
存続出来る会社に育てることが、支援して頂いた方々に対する私の義務であり、
ご恩返しになると思っています。
このプロジェクトが達成出来るよう、皆様のご支援宜しくお願い致します。
リターンのご紹介
本体回収機能付き光るエギ「アロンザ」を、今回限り2本セットのお試し価格で提供します。
通常価格 ¥1,300(アロンザ1本+カンナ2個付き) ⇒
リターン特価 ¥ 2,000 ( アロンザ2本 + カンナ4個付き )
本品の更なる性能向上のため、使用の感想やご意見を頂けますと幸いです。
(お試し商品のため、色の指定には応じかねますのでご了承ください)
製品情報・仕様
1、エギのエギは3,5号。重さ18,3g±0,5g(手作り)商品につき誤差があります。
2、販売価格(予定) 本体とカンナ2本で¥1300- スペアーのカンナ¥150-
コメント
もっと見る