LiFE Bridge共同代表の「下地 竜己」と申します。
数あるプロジェクトの中、私たちの『ピンピンコロリプロジェクト』をご覧頂きありがとうございます。
私たちは、沖縄県宜野湾市を中心に、高齢者の「健康」「安心・安全」「生活」をサポートし、『ピンピンコロリできる社会』を実現するため、2人のリハビリ専門家で設立し、サービス開始に向けて準備を進めています。
ピンピンコロリとは?
『最後まで元気に楽しく生きる』
いま、新聞やテレビでよく報道されている「高齢化社会」が社会問題となっています。
国勢調査によると、出生率の高い沖縄でさえ2015年には人口に占める高齢者の割合が25%、2040年には30.3%と見込まれ、全国の高齢化率よりも若干低いものの、今後増加傾向で推移すると予想されているのです。
65歳以上の高齢者が増えていく中で、要介護・要支援の認定を受けた人は、2015年度末で606.8万人となっており、2003年度末から236.4万人増加しています。
65歳以上のおよそ17.9%を占めることになります。
自治体より要介護(要支援)認定を受けた人は、介護保険サービスが利用可能となります。
デイサービスや訪問リハビリなど様々なサービスが使えるだけでなく、専属のケアマネージャーがつき、多方面から生活や身体能力を維持するための相談が可能となります。
介護は必要ないが、健康面や生活に不安を抱えている高齢者はどうでしょうか?
「生活や健康に不安を抱えている」「悩みがあっても相談相手がいない」そんな高齢者が利用できるサービスは、圧倒的に少ないのです。
たとえ高齢になっても、『健康と生活』は自分で管理する。
これが今の日本の現状なのです。
私の本業は、「理学療法士」です。
以前は、訪問リハビリを行う会社に在籍、要介護認定者のご自宅へ出向きリハビリを提供しておりました。
訪問リハビリでは、「目標」を達成した後はサービスの利用を終了しなければならないため「卒業」も見据えてサービスを提供していたのですが、1つ問題がありました。
卒業後に使えるサービス、つまり「健康になった高齢者向け」のサービスが少ないのです。
そのため、自主トレーニングや生活アドバイスを行い、卒業後はご自身で健康状態などの管理をお願いすることとなっていました。
しかし、この制度に疑問を感じる出来事がありました。
高齢夫婦で暮らす、要介護1の認定を受けた男性の利用者さま。
1年ほどリハビリを続け状態が良くなり、役所の介護認定調査の結果「非該当(自立)」との判定になり、訪問リハビリの卒業と同時に介護保険も対象外となりました。
訪問リハビリ終了から半年経ち、ふと近所を通ったので「会いに行ってみよう」と思い立ち、挨拶に伺いました。
すると、
生活はままならず、身の回りのことも疎かで自宅内は散らかっていました。
そればかりか、自主トレーニングの継続が出来ず、歩行状態は悪化し、再び介護が必要な状態となっていたのです。
そして、当時は見られなかった物忘れなどの認知症状がみられるようになっていました。
その他にも、エアコンの修理代に高額な金額を支払ったり、リハビリ器具と称して100万円近くもする商品を買っていました。
「何度も転んだ」
「勧誘の電話が増えた」
など、涙ながらに話をしていました。
リハビリを頑張り、役所からは「自立」の認定、理想の形で介護保険を「卒業」したはずだったのに。
自分のやってきたことは正しかったのか?
毎日自問自答していました。
そして、一つの結論にたどり着きました。
相談相手がいないため、「すべて自己判断に頼るしかなかった」からだと考えました。
私は、リハビリ専門家として、リハビリを提供しているつもりでした。
しかし、高齢夫婦にとっては、リハビリ以上に必要としているものがあったのです。
それは、
「ご飯は食べていますか」
「変わったことはありませんか」
「転んでいませんか」
何気ない一言や会話がどんなに安心材料となっていたか。
リハビリを卒業するにあたって、相談相手や見守ってくれる人を探しておくべきだったと猛省しました。
みじかに相談相手がいれば、身体機能や認知面の変化に気づくことが可能だったのではないか。
エアコン修理も適正な料金で業者を探せ、詐欺まがいの買い物も防げたのではないか。
後悔ばかりが残っています。
そんな中でも、安心・安全に、そしてより健康的に過ごせる仕組みを作る必要があると痛感し、高齢者の健康と生活をサポートするサービスを立ち上げました。
私たちは、「元気に楽しく生きる」をテーマに、高齢化社会が抱える問題にチャレンジしていきます。
ご自宅へ訪問し、「健康」「生活相談」「予防リハビリ」「見守り」を提供します。
離れて暮らすご家族さまへも、訪問時の様子をレポートにし、メールで近況報告します。
▼サービス内容
▼生活状況・ご予算に応じて4つのコースを準備する予定です。
▼家族さまへの報告イメージ
運営費:1,220,000円(61%)
広告宣伝費:500,000円(25%)
キャンプファイヤー手数料:280,000円(14%)
私たちは、まずはご自宅に訪問するサービスを展開しますが、これがゴールだとは考えていません。
精神状態と身体状態、つまり「心と体」両方が健康でなければ、楽しく生きることは困難です。
「心と体」の健康を維持することに最も必要なこととは?
時代とともに、地域との交流も少なくなり、圧倒的にコミュニティー不足となっています。
地域行事やゲートボールなどへの参加は少なくなり、いつしか人と接する機会が激減しています。
それと比例し、高齢者の活動する範囲は狭くなります。
毎日同じ生活パターンを送り、いつしか時間が過ぎるのを待つだけの生活。
他者とのコミュニケーションも少なく、「うつ病」や「孤独死」へと繋がることも問題とされています。
「心と体」の健康を保つには、「活動と参加」が必要不可欠なのです。
安心した生活を送れ、外に出れば気軽に活動できる場所がある。
そんな、「活動と参加のできる環境」こそが私たちのゴールです。
▼今回実行する「訪問サービス」を確立させたあと、第2弾として構想しているプロジェクトがあります。
健康チェックや生活相談もできる。
ワーキングスペースもあり、サークル活動もある。
囲碁もあり、卓球台もある。
温かい食事や淹れたてのコーヒーも飲める。
ときには、みんなでBBQや日帰り旅行もする。
看護師や栄養士・リハビリなどの専門家が常駐ししている。
そんな、『コミュニティ』×『健康』×『エンタメ』の融合した『居場所』を作ります。
今回実行する『訪問サービス』と『居場所』をリンクさせます。
そして、歳を取っても『元気に楽しく生きる』ことができる仕組みを作っていきます。
みなさま、どうか私たちのチャレンジにご協力をお願いします。
「住み慣れた自宅で、安心し笑顔で過ごせる仕組みを循環させる」そんな思いが込められています。
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