昨日は東京に出張。
いつも高速バスで移動しているのですが、最近のバスはコンセントとWIFIがついているので助かります。
夜は、東京の西側にて、大人が毎週集まって稽古されている柔道クラブにお邪魔させていただきました。活気がすごかったです。
普段は宮城県の小さい町の少年柔道クラブで小中学生と稽古させていただいているので、たくさんの大人と稽古したのは久しぶり。
その後、懇親会にも参加させていただいたのですが、皆さんが口々に言うには、
週1回、柔道することで、仕事とか生活のいろいろなストレスを解消できること、そして、
職場以外の、フラットで、多様な人とのつながりのすばらしさでした。
年齢、性別、職業、価値観などの差異を超えて、多様な人々が集う環境
これがとても大切だといわれます。
ドイツのスポーツクラブ
子どもから大人まで多様な人が集うスポーツのあり方として、ドイツのスポーツクラブがよくモデルになりますが(「総合型地域スポーツクラブ」など)、聞くところによると、ドイツのスポーツクラブの人々は、「私たちは民主主義を支えている」という風に自分たちを理解してそう。
だから、スポーツクラブを運営する人々は、地元の企業に対して営業にいって「私たちのスポーツクラブを支援することを通じて民主主義を支えてほしい」と話し、
企業の担当者も「民主主義を支える重要な要素であるスポーツクラブを地域が支えるのは当然です」という感じて、スポンサーになって支援しているそうです。
ちなみに、ドイツの子どもたちが、日本の子ども達と比べて、大人びいている(らしい)のは、小さいころからスポーツクラブで多様な大人と対等に接していることが大きな一因であるとの話も。
柔道&スポーツの力
柔道、そしてスポーツには、多様な価値観をもった人々を一つのコミュニティにする力があります。バラバラだったものを再びつなげる力。
テレビをみると、トランプ旋風やブレグジット、国内のいろんな事件に象徴されるように、世界はつながりながらも分断していっているような状況にあるらしい。
では、テレビで話される大きな問題から、一転、自分たちに目を戻し、具体的に自分たちが何ができるだろうかと考えたとき、いったい何をしたらいいのでしょうか?
投票?
ヒントは先に述べた柔道クラブにあるように思います。
私たちが、明日、できることは何か? 、
いろんな人と一緒に身体を動かす。
多様な人々が集うコミュニティをつくる。
「仕事忙しくて時間がない」とか「雨が降ってる」など、様々なサボりたい欲求を乗り越えて、稽古にいくこと、そして、いろんな人に「うちで柔道してみない?」「一緒に身体動かさない?」と誘って、コミュニティを広げていくこと。
これが、私たちが明日できる、世界を救う方法かもしれません。
以下の写真は、和歌山とポーランドの柔道交流を担っている先生たち。
昨年の夏に、ポーランドの少年少女約20名が和歌山で柔道交流したときのワンシーンです。
先に述べたクラブの人々、上記の写真の人々、そして、各地で、地道に、いろんな人と一緒に身体を動かす環境をつくり、多様なコミュニティを創っている人々
彼ら彼女たちが世界を救う人だと、と私たちは考えています。
大げさな話になってしまいましたが、私たちのプロジェクト(国際柔道交流の促進)は、世界を救う人を支えるプロジェクトの一つです。クラウドファンディングへの応援、何卒よろしくお願いいたします!