皆様ご支援・応援ありがとうございました!
昨日プロジェクト終了しました。ちょっと最後見るの怖くてぐずぐずしてたら、疲れ切っててそのまま寝ちゃったんですよね。。最後の最後ですみません、、でも、もういいですよね?ちょっと休憩して。
っていうことで、およそ2ヵ月、初めてのクラファン全力でやってみたんですが、やはりなかなか大変ですね。始める前に人に聞いていたとおりでした。金額的には、目標額の18%、304,500円調達できたのですが、2ヵ月間の作業と苦労を考えると、確かにその分ほかの仕事を頑張ったり、かしこい資金調達テクニック(僕にはさっぱり理解不能ですが)使った方が手っ取り早かったかもしれないですね。
でも、今回はクラファンに挑戦してみようと思った理由があるんです。自分のやっていること、やりたいことを本当に応援してくれるを探すには、クラファンやってみる価値あるよって言ってくれた人がいて、ホントその通りだと思いました。
僕がクラファン選んだのって、自分たちで作っていく感覚を味わいたかったんだなぁ、って、今ハッキリ分かりました。
僕、エバる訳じゃないんですけど、普通に普段から海外の一番尖った近辺のサイトとか見て情報仕入れてるんで、airbnbに限らず、だいたい海外の情報スゲースピードで知ってるんですよ。そうすると、だいたい、向こうの大きなトレンドって、3ー4年のずれで日本にも来るのが常態化してる。そういうの、もう子どもの時から見ているんで、だいたいパターン知ってるんです。メディアとかで話題になるころには「あー懐かしい!」みたいな感覚なんで。
そういうの見ていて、ずっと思っていたことがあるんですよね。日本でブームがブームで終わり、カルチャーとして根付かない理由。
ここ数年はやりの、ポートランドを例に説明させてください。ポートランド、ブームですよね。人によっては、「ブームだったよね」だったり、「ですよね」だったり、ちょっとずれがあると思うんですが、まぁ、そこはいいとして。
ポートランドって、何か、オーガニックで、オシャレで、生活が丁寧で、インスタ映えで素敵ー!!って感じじゃないですか?でもポートランドって、ほぼほぼ洗練を極めた高円寺ですからね。ここは下北沢っていうべきところかもしれないですけど、やっぱ高円寺ですね。カルチャー的に、完全に中央線文化です。ヒッピーとか、B級C級アーティストとかが流れ着いて、ちょっとイカレタ店とかをやり始めて、それが普通の人にも「いいじゃん!」って人が増えて、だんだんスタイルとして洗練されていくっていう。そうすると、そこに大きな資本が参入して、もっと効率よくスケールさせると。
ブームになる前は、高円寺と同じです。よかったら本格的にブームとなる前の生粋のポートランド人を描いたコメディ「ポートランディア」のオープニングシーンを見てください。なんとなく雰囲気伝わると思います。ダサさが最高じゃないですか?コメディだから大分さっ引くとしても、変人のパラダイスなんですよ。要は。だから、最初からポートランドにいたコアな人は、資本が入ってよそ者ばっかでオシャレになっちゃったポートランド好きじゃないんです。だいたい、もともとオシャレになって物価が高くて自由がなくなっちゃったサンフランシスコが嫌でオレゴンくんだりまで行ったような人たちですから、そうなると出てっちゃうんです。ホントは好きなくせに「嫌い」っていうんです。高円寺っぽくないですか?そのまま変換できますよね。高円寺に。高円寺はあまりオシャレじゃないけど、(disではなくrespectです。)栽培とか、地球、とか、高円寺の人もポートランドの人も好きじゃないですか。
で、もう、ホントにトレンド追っかけるのが好きな人には、ポートランド、とっくにブーム過ぎてるんです。普通すぎて。たぶんもう数年したら、日本では「あーあったあった!ポーランドだっけ?一時期あこがれてた!」みたいになっちゃってもおかしくない。でも、向こうではちゃんとカルチャーとして、生き方として、定着してますよね。なぜかっていうと、流行が過ぎて、大きく入った資本が儲けるだけ儲けて去った後も、自分たちが最初にやり始めた時と同じように、変わらず生きていく人たちがいるから、ちゃんとカルチャーが続くんです。日本だと、現地で後から入ってきた資本のやり方の延長線上で、消費財としてブームを輸入しちゃうから、消費期限が過ぎたらそのまま撤退してしまうのです。数少なくいた最初から好きでやってた人たちも、ブームのあおりでいやになって止めちゃう。好きでやってたのが、急に過ぎ去ったブームにいまごろ夢中なダサイ人みたいな感じになっちゃうから、やってらんないですよね。それでも細々と続けてる本気の人たちにはリスペクトしかないです。
僕、クラファンやろうとした時、やっぱいろんな人に、もっと別の資金調達あるんじゃないか、アドバイス貰ったんです。いろんなテクニックあるんですね。でも、なんか違和感があって。あまりいいたくないですけど、民泊も、資本持ってきてドカーってのは、カルチャーに反してると思うんですよね。そういうのは、ホテルがやればいいじゃん。小さくても、仲間とともに作っていきたいです。工夫して、クリエイティブにやっていきたいです。
クリエイティブってのも、おかしなカタカナ英語の一つです。英語のcreativeには、少なからず、「邪道」的なニュアンスが込められてるんですけど、それが全く欠損しちゃってますよね。英語では、正当派の人たちが怒っちゃうようなことをあえてやってみた結果、それが表現として新しい感覚を生み出した時、"That's creative!"って言うんです。必要な資金や道具が無くてなんとか手元にあるもので代用しなければならない時、"Let's get creative!"って言うんです。日本語だと「0を1にすることしか、クリエイティブとは言わない」「新規性がないとクリエイティブじゃない」みたいな謎のクリエイティブ道があるんですけど、それ、完全に間違ってますよ。むしろ「1を2にするのに、普通はやらない方法をひねり出す」ことがクリエイティブなんです。日本人が世界でクリエイティブだって言われるのは、海外の人の常識やルールからしたらありえないことを普通にやっちゃうからです。逆もまたしかりですよね。日本のクリエイティブ業界にいる方から見たら、日本は決まりごとにとらわれてずっと同じことしかやって無くて、海外は自由になんでもやっている気がしちゃう。そんなことないですよ。なぜかって言ったら、クリエイティビティは様式美に対するアンチテーゼですから。だから、クリエイティブな表現は制限の中からしか生まれないという訳じゃないですか。僕、クリエイティブにやっていきたいです。普通の人からしたらアホとしか思えないかもしれないことやってるかもしれませんが、僕はそれがやりたいんです。民泊は、クリエイティブでなければならない。と僕は思います。
まだまだこれからやらなきゃならないことが沢山なので、個別にお礼を伝えるのがまだまだ難しそうです。しばらくはこちらの活動報告を通じて、皆様とコミュニケーションを取っていきたいと思います。もう少々おつきあいください。
本当にありがとうございます!!!
まずは簡単にお礼まで