◆はじめに◆
こんにちは。セカンドハーベスト京都の澤田政明です。
私たちセカンドハーベスト京都は、「食品ロス削減とフードセーフティネットを両立させる社会インフラのひとつとなること」をミッションに、京都府内および隣接市町村でフードバンク活動を行っています。
フードバンクとは、まだ食べられるのに捨てられてしまうであろう食品の寄付を受け、それらを福祉施設など必要なところへ無償でお届けする活動です。
私たちは、学校給食のない長期休暇(夏休み、冬休み)の期間中に食料支援をする 「フードバンクこども支援プロジェクト」を2018年から実施しています。
2年目の今年はさらに支援対象を広げ、延べ1,100世帯へ食品をお届けしたいと考えています。
◆プロジェクトの背景─深刻化するこどもの貧困◆
皆さんもどこかで「こどもの貧困」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今、国内では7人に1人のこどもが貧困状態にあると言われています。
40人クラスなら5〜6人のこどもたちが、経済的に厳しい状況に置かれているのです。
私たちが拠点を置く京都でも近年、こどもの貧困が大きな問題となっています。
相対的貧困率は全国平均を上回り、学校教職員の方々から「休み明けに痩せて登校してくる生徒がいる」という声を何度も聞くようになりました。
そのような家庭のこどもの中には、朝晩に充分食べられず、給食だけが唯一のまともな食事ということも少なくないからです。
そこで「休み中は給食に頼れない…」という低所得の子育て世帯の食の不安を少しでも軽減し、お腹を減らすこどもたちを少なくしたい!と考え、始めたのが
「フードバンクこども支援プロジェクト」です。
◆フードバンクこども支援プロジェクトとは◆
「フードバンクこども支援プロジェクト」とは、夏休みや冬休みといった長期休暇中に、低所得の子育て世帯に食料援助をする取り組みです。2015年に山梨県で始まり、今では各地に広まっています。
具体的には、下記のような流れで行います。
小学校を通じて保護者に案内
↓
希望世帯はセカンドハーベスト京都に直接申し込み
↓
宅配便で各家庭に直接お届け
お送りする食品は、企業・団体からの寄付品や、市民の皆さんから「フードドライブ」を通じてご提供いただいた食品を中心とします(フードドライブとは、買い過ぎやお中元の品など、ご家庭で余っている食品を集荷地点に持って来ていただき寄付をする活動です)。
また、不足する食品の購入は、皆さまからのご支援を充てさせていただきます。
◆これまでの活動◆
プロジェクト初実施の2018年は、京都市・八幡市の2学区1地域で希望者を募集。
夏休み2回、冬休み1回の計3回、延べ291世帯に食品を送付しました。
出荷作業には、京都府立京都八幡高等学校南キャンパスに全面的にご協力いただきました。
教室を作業場所としてご提供いただいたほか、同校ボランティア部の皆さんが作業に参加してくださいました。
◆プロジェクトの計画◆
プロジェクト2年目の今年も夏休み2回(7/20、8/10)、冬休み1回(12/21)の計3回実施します。
支援対象は昨年より大幅に広げ、京都市・八幡市の計15学区。
就学援助*受給世帯を対象に希望者を募ります。(*自治体などが就学に必要な費用を援助してくれる制度)
1回当たり375世帯、延べ1,100世帯以上を目標にしています。
5月から募集を開始したところ、昨年以上に多数の応募が寄せられています。
◆支援の使い道◆
いただいた資金は、宅配便料金と食品購入費用に充てさせていただきます。
皆さまのご支援が、1軒1軒へお届けする力になります!
1,100軒へお届けできるよう、お力をお貸しください!
◆さいごに◆
「豆腐しか食べられないときがある」
ある親子の言葉です。
日本の貧困は、見えない貧困と言われています。
本当は貧困状態にあっても一見そうと分からない。その親子も周りと何も変わりありません。
"貧困"
言葉だけみるとどこか遠いところの話のように感じてしまいますが、そうではないのです。
給食のない夏休み・冬休みも、こどもたちが食の不安なく過ごせるように…
どうか私たちのプロジェクトへ応援をよろしくお願いします。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
◆All-in方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
◆税制優遇について
セカンドハーベスト京都は「特定非営利活動法人(NPO法人)」として認定されていますが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。
最新の活動報告
もっと見る素敵なお手紙をいただきました
2019/08/22 10:50プロジェクトの応援してくれている皆さまいつもありがとうございます。お届けした食品の中にアンケートを同封しているのですが、それと一緒に写真のようなお手紙をご返送いただきました!いつも頑張っていらっしゃる保護者の皆さまへ、少しでもお力になれたかな?と、こちらまで嬉しくなります。かわいくて絵が上手なお手紙も、とても励みになります。クラウドファンディングでの皆さまのご支援で、多くの「ありがとう」が送られてきています。プロジェクト自体は12月まで続きますが、クラウドファンディングは、あと7日で終了です。両方が終了するまで精一杯頑張ろうと思います!いつも応援していただいている皆さま、本当にありがとうございます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。 もっと見る
第二次出荷日も無事終了いたしました!
2019/08/19 15:56ご支援・応援いただいている皆様、いつもありがとうございます。8月10日(土)に、本プロジェクトの2回目の出荷作業を行いました!今回も、京都八幡高等学校のボランティア部の皆さん・一般参加のボランティアさんにご協力いただきました。そして今回初めて、「おこしやす京都AC【ococias kyoto】」の選手とスタッフの皆さんにもご参加いただきました!おこしやす京都ACは、Jリーグ加盟を目指し勝利を積み重ねていらっしゃる京都のサッカーチームです。皆さんが出す、空気が変わるほどの前向きなオーラはさすがアスリート!会場が活気にあふれていました。今回、皆様のご協力で238世帯・568名のこども達に無事食品を発送することができました。食品をご提供頂きました皆様、ご寄付をよせてくださった皆様、クラウドファンディングでご協力頂いた皆様方へ心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。次回は12月21日が最終発送日です。こちらも引き続き宜しくお願いいたします。 もっと見る
坂田 徹さん(京都府社会福祉協議会福祉部長)より応援メッセージをいただきました!
2019/08/08 11:19こんにちは、セカンドハーベスト京都です。プロジェクトの応援、ありがとうございます。いよいよ第2次出荷日が8月10日(土)と迫ってきました!当日の様子は、またこちらで報告させていただきますね。さて、本日は、坂田 徹さんに応援メッセージをいただきましたのでご紹介します!坂田さんは、京都府社会福祉協議会で福祉部長をされていらっしゃいます。■京都府社会福祉協議会福祉部長 坂田 徹さん*****経済的に生活が立ち行かなくなると,地域など人とのつながりが薄くなって孤立しがちになります。「フードバンクこども支援プロジェクト」の活動は,見落とされがちな長期休暇の夏休み期間中に,子どもの居場所や見守りの場をつくる大切な視点を持っています。さらには,子どもの目線に立ちながら地元高校の先生やボランティアの生徒,行政,大学,企業,地域の個々人などが協力しあって取り組む地域づくりの側面からも大きな意義があります。「きょうとフードセンター」を運営する京都府社会福祉協議会もこのプロジェクトに微力ながら協力して参ります。*****現在、306,000円のご支援をいただいております。34名の方がわたしたちの取り組みを見つけ、応援してくださっています。本当にありがとうございます。目標金額まであと【1,194,000円】。残り日数はあと21日です…!こどもたち・保護者の皆様のためどうかお力をお貸しください!!! もっと見る
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