▼自己紹介
こんにちは、私は「ペルーフェスティバル 2019」実行委員長の新谷 (あらや) ミルトンです。
私はペルーのアマゾン地区、マードレ・デ・ディオス県出身です。
(私の子どもたちとともに)
私は生まれてから16年間、ずっとペルーで暮らしていました。しかしながら、経済的に避けられない理由によって、1990年代、高校を卒業したと同時に日本へ移住することとなりました。
最初は不安を抱いていましたが、移住して以来、ずっと日本で働き、日本に住んでいます。それは、日本が住みやすく、大好きだからです。詳しくは後で書きますが、日本人は、ペルーを受け入れてくれた歴史があります。それを踏まえて、今後も、この地に住み続けるつもりです。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
1990年代、ペルーの経済状況は日に日に悪化するばかりで、深刻なデフレに陥っていました。それにより、生活に窮する家庭は少なくありませんでした。
それゆえ、当時好景気だった日本へ移住する人たちも増えてきました。それも、一家総出で、です。中には借金をしたり、家を全て売ってまで移住する家庭もあったため、文字通り、ペルー人の移住者たちは人生と命を賭けて、日本への移住を試みたのです。
そして来る1995年、ついに私の父親が日本に出稼ぎにいくことになりました。私も長男として父親とともに、家庭のため日本へ移住することになったのです。
最初は不安しかありませんでした。日本はペルーと違って完全な島国で、人も文化も全然違うからです。時間に対する感覚も全く異なりますし、言葉についても、日本語は非常に難しいものでした。
そして当時の日本は、国全体としてまだ外国人の人たちを受け入れるという文化が弱く、それは日本企業においても同様だったのです。働くためのビザこそ取れたものの、常に日本人社員との壁を感じずにはいられませんでした。
しかし、日本は変わったと思います。会社は外国人を受け入れる態勢を徐々に整え、病院などの公共交通機関でも外国人向けの対応がなされました。最初こそ不安があったものの、その対応により、安心したことを覚えています。
その後も日本は、ペルーだけではなくて、外国の様々な文化を受け入れるようになりました。そして、もしも今までのような日本からの様々な支援、理解がなかったら、こんなに長く日本にはいられなかったと思います。日本の理解があったからこそ、日本に住むことを決めた外国人家族も増え、かくいう私もその一人なのです。
今、私は浜松市 (南区石原町) でリサイクル業を営んでおります。そして日本で家族と日々暮らす中、ある 2つの思いがふつふつと湧いてきたのです。一つは、「お世話になった日本にお礼がしたい」ということ。そしてもう一つが、「母国ペルーの魅力をもっと日本の皆さまに紹介したい」ということです。
そう思い立った私は、すぐにペルー人の知人とコンタクトを取り、ペルーフェスティバル実行委員会を結成しました。
私たち実行委員会は、静岡県浜松市にて今夏、「ペルーフェスティバル2019」を開催することにしました。実際に、遠州地域にはたくさんのペルーの人たちが暮らしています。例えば、浜松市には1,710人のペルーの人たち (平成30年浜松市国籍別外国人数データより) が暮らしています。これだけたくさんのペルーの人たちを受け入れてくれていることにこの場を借りて日本の皆さまに感謝を申し上げます。
ありがとうございます! (Muchas Gracias!)
そこで今回「ペルーフェスティバル」を開催するに当たり、実行委員会からも資金を集めつつ、なるべく費用を抑えてやる方法を模索しましたが、残念ながら予算が 50万円ほど足りません...
そこで、今回クラウドファンディングを通じてご理解くださる皆さまのご協力をいただき、50万円を集め、イベントの実現を目指しています。ぜひ皆さまのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
▼私たちのプロジェクトの内容
私たちのプロジェクトは「ペルーフェスティバル2019」の開催です。ペルーに関する音楽、踊り、料理、文化をふんだんに盛り込んだ、熱狂あふれる祭典を目指します。そしてフェスティバル内容は、大きく3つにカテゴリーを分けました。その 3つとは、「食」「ファッション」「ダンスと音楽」です。
まず特産品といえば、「食」です。ペルーの食は本当にすごいですよ!
ペルーへ移住してきたイタリア人、中国人、スペイン人、アフリカ系移民、そして日本人の食文化から大きな影響を受けて、世界でもめったに見ることのできない独自の食文化を形成しています。
ペルーは、海岸、アンデス地方、アマゾン地方、平地から成り立つ国で自然がとても豊かです。そんな大自然に育つ食物は種類がとっても豊富で、栄養価も高いです。そして、嗅覚、視覚、味覚と全てを堪能し食事を楽しめます。
また、ジャガイモやトウモロコシが原産で種類も多くお料理のレパートリーも多いのです。
それに、日本からの移民の方々が日本の調味料で持ち込んだお醤油や酢も使われる料理もありますので、日本の方々の味覚にもよく合いますし、懐かしい気持ちになり異国の食事なのに日本食を食べているような不思議な気持ちになりますよ。
長い長い歴史の中で、いろんな国民、民族の食文化が完全に融合した、独特な料理がたくさんあるんです。もちろん美味しい!
それに、食材も本当に豊富なんです。というのも、ペルーが原産となるじゃがいもだけでも2,000種類以上あるのですから。バラエティー豊富な野菜、魚、肉を一度の食事で堪能できることが、ペルー料理の魅力の一つでもあるんです。
今回私たちは、そんなペルー料理を屋台形式で提供したいと思っています。屋台形式にすることによって、手軽に安く、日本では決して食べることのできない美味しいペルー料理を皆様に提供します!
せっかくなので、代表的なお料理をいくつか紹介いたします。
(1) セビーチェ
魚介類をレモンと塩でしめ、ニンニクやショウガ、コリアンダーを入れて味付けした前菜です。絶品です。
(2) ロモ サルタード
牛肉、玉ねぎ、ジャガイモ、トマト、ネギ、コリアンダーを使い、ニンニク、醤油、酢、塩で味付けした炒め物です。このお料理は中国からの移民の方々が作り出し、ペルーでの定番家庭料理になりました。
(3) ポヨ アラブラサ (ペルーのローストチキン)
鶏一羽を使いペルーの調味料アヒパンカという唐辛子のペーストを使った味付けのローストチキンです。
(4) アンディクーチョ
牛のハツをペルーの香辛料で作ったタレに漬け込んで、串に刺して炭火焼きした料理。ペルー屋台のド定番です。
そして「衣装」についてもイベント内で盛り上げていきたいと思います!私たち自慢のペルーの民族衣装は、世界中の人たちを魅了することで有名です。
今回紹介する衣装は「ポイエラ」です。実際に衣装を着ることもできます。イベント会場で記念撮影もしていただけますので、いい思い出になるはずです。
男性用、女性用、さらに子供用の服もご用意する予定ですので、どなたでもご試着可能です。この民族衣装「ポイエラ」は、ヒダが多くすその広がったスカートです。寒冷な地域では長く温暖な地域では短いものを着ます。
また、ペルー人によるファッションショーも開催します。
ペルー人がペルーの各地域の服を着て登場します。もちろん、それらの服を試着する機会も設けようと思います。
そして次が、ペルーフェスティバルの超大目玉!ダンスと音楽の披露です!
ペルーにはアンデス地方、アマゾン地方などにおいて、各地方特有のダンスがあります。そのため、今回は、それら地方ごとのダンスを実演します!音楽に合わせて迫力のあるダンスになるはずです。
代表的な踊りは「マリネラ」です。男女ペアで愛を表現する踊りです。互いに白いハンカチを持ち6/8拍子のリズムで踊ることが特徴です。アフリカンダンスのリズムやスペインの社交ダンスが形を変えて、いつの間にかアフリカとスペインの文化が混ざり合って現在のマリネラに繋がっていきました。
今回はそのマリネラを踊るグループとして「TRADICION Y PASION」が登場します!
浜松市で活動するマリネラのダンスグループです。生徒は50人以上で、Higa 先生は 6歳からマリネラを始め、ペルーの国立伝統舞踊の学校を卒業しました。そして25歳の頃に来日し、現在では日本で生まれ育ったペルー人の子どもたちのためにダンスの指導・レッスンをしています。
そして、ダンスと同時に音楽にも力を入れています。
日本人の多くが知っている「コンドルが翔んでいく」、をはじめとして、ラテン系を中心とした歴史ある名曲を多数演奏していきます。音楽の街とも呼ばれる浜松市にて、歴史的由緒あるペルーの音楽を奏でていきます。
今回使用する楽器の一つに、ケイナ、と呼ばれるものがあります。竹でできた楽器で、そういった特殊な楽器を用いて演奏していきます。
そしてさらに、今回は様々なバンドを招待する予定です。
まずは、「イジャイ」です。
ジョンとアレックスの兄弟ユニットです。ペルーではプロのアーティストとして活動していました。日本が好きで日本で暮らすようになり、家族を持ち、今では子どもたちも加わり 5人グループで活躍しています。伝統的な音楽の「コンドルは翔んでいく」を演奏し、現代のポップな音を入れ、明るく踊りだしたくなるような音楽にアレンジされています。YouTubeで「イジャイ」と検索すると見られます。
ぜひ、会場で生演奏を聞いてみませんか。素敵な時間を過ごせるはずです。
そして「SON DEL PERU」です。約20年ほど前より日本に住む KURODA FAMILY による演奏です。音楽一家の KURODA FAMILY は幼い頃より楽器や歌とともに生活をしてきました。家族の中には、すでに日本へ帰化している者もおり、日本人とペルー人の懸け橋となれるように、音楽を通し色々なイベントで演奏しています。
伝統音楽のフォルクローレだけでなく、新しいメンバーを迎え、サルサや近年流行の音楽も演奏し観客を楽しませてくれます。考えず、感じたままに音に合わせて踊っちゃうのがペルー流です!ぜひ、一緒に踊りましょう。
▼私たちは、日本とペルーの架け橋としてこれからも尽力し続けます。
いかがでしょうか。私たち、ペルーフェスティバル実行委員会は「日本の皆さまへの感謝の表現」をしたいですし、「ペルーの魅力をもっと日本の皆さまにお伝え」したいです。そして何よりも「ペルー文化って楽しい!」ということを知ってもらいたいです。そのためにも、多くの日本の皆さんに楽しんでいただけるペルーフェスティバルの開催を実現したいと思います。
みなさま、ぜひとも当日のご来場、ご参加をお待ちしています。
そして、本フェスティバルを成功させるため、実行委員会メンバー一同、ぜひとも皆さまのご支援、ご協力をお願い申し上げます。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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