服が汚れるから争わない・武器を捨てファッションで競う男たち。

アフリカコンゴで90年以上継承されるファッション文化「サプール」。わずかな収入をやりくりし、「エレガントな装いこそ人生の全て !!」という生き方を貫くファッショニスタたち。そんな彼らを約5年前より現地に尋ね、取材を続けているサプール写真家の「SAP  CHANO」と申します。

数ある案件の中から目を留めていただき感謝申し上げます。

今なお内戦の続くコンゴで、「服が汚れるから争わない」という、極めてシンプルなメッセージを発信し、おしゃれを楽しみながら平和を願う人々こそ、私がコンゴで出会った世界一おしゃれな紳士「サプール」です。

かつてコンゴはひとつの王国でしたが、現在はフランスの植民地を経た「コンゴ共和国」とベルギーの植民地であった「コンゴ民主共和国」、ふたつのコンゴとして歴史を経ます。

両国はコンゴ川を隔ててボートで5分ほどの距離ですが、ファッションの趣は全く異なります。「コンゴ共和国」のコンサバでカラフルなスーツスタイルに対して、「コンゴ民主共和国」はYohji YAMAMOTOをはじめとするモノトーンの自由な世界を着こなします。

パリのサプールファッション・コニヴァンス

「コンゴ共和国」はフランスの植民地だった関係で、パリにも多くのコンゴ人サプールが生活しています。特にアフリカ人街といわれる18区は、現地かと見紛うほどのコミュニティーが形成されています。そんなある日、サプールが経営している「SAPE & CO」というブテックが話題になっていると耳にし早速取材に向かいました。

地下鉄シャトールージュ駅の直ぐ近く、コンゴ人サプールでオーナー兼デザイナーの「バチュロア」さんが、「コニヴァンス」という自分のブランドを世界に発信しています。

connivences

彼のデザインは、本場コンゴのサプールはもちろん、パリにおいても他にはない独自のセンスで、欧州各国の有名人や大使館職員などが顧客に名を連ねており、イギリスBBC放送の取材や、フランスの男性誌「DANDY」で特集されるなど欧州では人気が加速しています。

サプールの夢・バチュロア氏の想い

そんな彼の目標は日本で「コニヴァンス」を販売し「サプール」文化を広めることです。そして争いのない、希望が持てる平和で平等な社会をファッションを通して構築していくことです。私はその真摯な想いに共感し、このクラウドを通して彼の想いを一緒に実現したいと考えるようになりました。

コニヴァンスはジェンダーレスです。

バチュロア氏を日本に招聘し、サプールのファッションショーを開催します！

本年10月を目標に、まずは彼を日本に招聘し「サプール・コニヴァンス」のファッションショーを開催します。モデルはコンゴ人サプールもお呼びし、本物のステップを披露していただきます。ご支援いただく一般のお客様以外にファッション関係のメディアも招待し、コニヴァンスのファッション、サプールの想いを紹介できればと考えます。また、ファッションショー終了後はバチュロア氏やサプールと共に、パーティーを開催し交流の場を設けます。そして将来は都内に常時サンプルを見て購入できる「コニヴァンス東京店」を開設し、その場所を「サプール文化発信」の拠点にしたいと考えます。

今回はファッションショーの開催と来日費用の捻出のため、広くをご支援いただきたくお願い申し上げる次第です。

ファッションショー、パーティーは10月中旬に都内にて開催いたします。

サプールの夢は海外でサプール文化を広げ、その地で知り得たことを母国の子供達に伝え、夢やその文化を継承していくことです。バチュロアさんが無事に来日し、日本で経験することがコンゴ人、サプールたちの次の夢につながると確信しています。是非、皆様のご支援をお願い申し上げます。

ファッションショーは都内中央区、もしくは渋谷区内にて2019年10月20日17:00~19:00を予定しています。

その後19:00より交流会（パーティー）を同会場にて開催いたします。（2019年8月末までに詳細決定）

出演者はデザイナーのバチュロアさん他、パリ及び日本在住コンゴ人サプールの皆さんもモデルとして出演いたします。

＜All-or-Nothing方式＞
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。