こんばんは!NAFTの桑村です。
今日は2回目のNAFTの裏話のコーナーです。
前回、NAFTの歴代のスペースバルーンプロジェクトで撮影した画像を
紹介させていただきました。
今回は、数々の美しい成層圏の写真の撮影を可能にした
歴代のスペースバルーンプロジェクトの機体を紹介していきたいと思います。
まず、2012年EPANOの機体
風船と機体は紐でつながっています。
多くのスペースバルーンの機体構造には値段と軽さの理由から発泡スチロールが利用されています。2番目の写真の右のモジュールは人工衛星を模した形状になっています。
左のモジュールをよくみると、パラシュートが見えます(矢印の扉の中)。
次は2013年のMedousa
お。少しかっこよくなりましたね。
風の影響を減らすために、全体的に流線型になりました。
この機体には風船が破裂して落下する段階で姿勢の安定性を維持することを狙って
フィンが取り付けられています。
続いて2015年Aether
こちらは球体の形状をした機体です。機体から伸びている支柱には
このプロジェクトからVR映像の撮影に挑戦しているので
GoProなどのカメラが複数搭載されています。
続いて2016年のPSB
何かガムテープたくさんついていてすいません。
前回に歴代の撮影画像を比較したときは、
画質がどんどん向上していて様に成長を感じましたが、
機体の設計はまだまだ発展途上ですね。
というか、かなり設計者・設計チーム次第のところがあります。
なぜなら、スペースバルーンの機体の設計なんて誰もやったことないですから!!
ちなみに、設計段階のCAD図はこちら。
設計者のセンスと頑張りでかっこよい設計図ができていましたが、
製作段階の最後の最後に
あ、やばい。海に着水した後の浮力が...
発泡スチロールをガムテでぐるぐる巻きに...
次回の機体の設計に期待!
以上、NAFTの裏話のコーナーでした。