青翔開智の学園祭
6年前に開校した鳥取県にある青翔開智中学校・高等学校(青翔開智公式Facebook)では毎年、私たち生徒が主体となって学園祭を行います。自主性と協調性を持った人材や社会に貢献できる人材を育成し、生徒主体で学園祭をデザインしていく中で「たくさんチャレンジしてたくさん失敗する」というモットーのもと、様々な経験を積むために学園祭を行います。
校舎の磨りガラスは生徒の可能性がはじけているイメージ
今年度は9月13日(金)に鳥取市民会館で芸術祭を行い、9月14日(土)に青翔開智で本祭を行います。芸術祭では、『MOVICAL』や普段の授業での学びを生かしたパフォーマンスを披露します。「MOVIE」と「MUSICAL」を掛け合わせた『MOVICAL』では、各学年が一つの映画を作成し、その映画に合唱やダンスなどを組み合わせて披露します。
夏休みに作製した映画と当日の舞台演技の融合。生徒たちのドキドキは止まらない。
本祭では、アミューズメントパークや飲食店などを各クラスや保護者会が模擬店を運営するとともに、地域の方々にお願いをして出店していただきます。また、ステージではマジックショーやバンド演奏などのパフォーマンスを行います。
ステージは企画から出演者募集、リハーサル・当日運営まで生徒自ら動かしていく
地域の方に楽しんでいただくために
今年度の学園祭は、光線という意味を持つ「ray」と異世界という意味の「wonderland」、「令和」という新しい時代を掛け合わせ、『レイワンダーランド』をテーマにして学園祭をつくっていきます。一人一人が自分の色を存分に出して光り輝き、魔法の使えるワンダーランドであらゆることに挑戦して欲しいという意味を込めてテーマを設定しました。生徒が学園祭を楽しむことも大切ですが、普段お世話になっている地域の方に楽しんでいただくことも大切にしています。
毎年、テーマに合ったキャラクターを生徒が作製。今年は『レワンドくん』。青開世界2019twitter
『レイワンダーランド』という誰も行ったことがない異世界で、来場者の方に魔法にかかったような体験をしてもらいたいと思い、黒をベースにし様々な色や光を映えさせる装飾や、吹き抜け校舎の中心に円形ステージを作ろうという案などこれまでしていなかったことにも挑戦します。そのため、このクラウドファンディングでいただいお金の多くを異世界を演出する装飾のための費用とステージ発表する団体のための費用に充てる予算設定にしました。
日本中の中高生のモデルに
日本には、学園祭を開催したいけれど、企画・運営の仕方、資金調達の方法が分からないなどの理由で学園祭を開催できない中学校・高等学校があると思います。
青翔開智の学園祭は各企業からの協賛金と本祭チケット売上を主な学園祭の収入源としています。協賛金は、毎年生徒が地域の約70社にアポイントを取り、企業様に説明に伺い、過去5年間で200万円以上の協賛をいただいてきました。
職員室で活動する協賛企業班。企業アポイントメントの風景。
今年度は、クラウドファンディングで協賛金を含めた資金調達に挑戦します。「学園祭をしたいけど資金がない」「あんなことも、こんなこともしてみたいけどお金がない・・・」そんな日本中の中高生の思いを解決するため、私たちがクラウドファンディングを用いた学園祭を実行し、日本中の中高生のモデルとなります。
全国最少人口の鳥取県でも、1学年が40人程度の小さな学校でも、開校6年目の伝統も歴史も浅い学校でも、現代のテクノロジーと地域の支えの上、自分たちの思いを形にできることを証明し、全国の同じような境遇にある地方の中学生・高校生に「ちいさな光」を届けたいと思います。
さらに、私たちが実際に使っているgoogleのスプレッドシートや企業訪問のガイドブックなどのデータを公開し、そして学園祭に必要な「10ステップ」のようなものを作成してweb上に公開する予定です。また、10ステップをweb上だけでなく、わかりやすい絵本のような形で発信していくという案も出ています。日本中の中高生のモデルとして青翔開智の学園祭を生徒自身が発信していきたいです。
学園祭関連の資料はスプレッドシートで管理。毎年資料が蓄積されていく。
開校6年目の本校だからこそわかる「ゼロからイチ」を作りだす難しさ。何もないところからたくさんの失敗をし、5年かけて創り上げてきました。たくさんの学校をモデルにさせていただき、たくさんの方から教えをいただいてきました。だからこそ、今度は私たちがこの経験を広げていきたいと考えています。
生徒主体の学園祭を発信することによって、日本の中高生が学園祭というイベントをデザインしたり、生徒だけで資金調達をしたりして主体的学校運営に携わっていく環境が広がっていくことを願っています。学園祭というイベントの企画、資金調達などを生徒自身が行うことは、将来の日本を担う学生にとって必要なことだと思います。学園祭は生徒一人一人が輝ける舞台です。青翔開智から、日本中の学生が輝ける舞台をつくっていくために、私たちの活動のご支援をよろしくお願いします!
資金の使い道
学園祭運営資金(設備・備品購入費、会場費、店舗運営費、ポスター・チラシ製作費、パンフレット制作費、各種郵送料、CAMPFIRE手数料)
リターンについて
1000円 全力応援(お礼のお手紙・当日看板・動画に名前記載)
※名前の記載が不要な場合は購入時に「不要」のタブを選択ください。
3000円 学園祭オリジナルTシャツ(公式キャラクター『レワンドくん』入り)
3000〜8000円 当日配布パンフレットへの広告掲示
10000〜50000円 メインステージ周辺への広告掲示
100000円 ①副校長織田澤の特別出張(参考:『DBICデザインシンキング』)
②学園祭実行委員長or協賛リーダーと顧問の特別出張+御校の学園祭サポート
実施スケジュール
7月31日(水) クラウドファンディング終了
9月 2日(月) リターン品第一弾(オリジナルTシャツ、当日配布パンフレット)発送開始予定
9月13日(金) 芸術祭@鳥取市民会館
9月14日(土) 本祭@青翔開智 (メインステージ周辺への広告掲示)
10月中 リターン品第二弾(お礼のお手紙)
11月以降 リターン品第三弾(副校長・実行委員長出張)発送開始予定
起案者情報
協賛企業班リーダー 福田悠里
『影丸』とは青翔開智中学校・高等学校の学園祭実行委員です。『影丸』はただの「影」ではなく、「光」を生み出す「影」であることをモットーに約半年間活動します。リーダーを筆頭に総務班・芸術祭班・ステージ班・模擬店班・装飾班・協賛企業班・広報班に分かれており、私たち協賛企業班は各企業に協賛のお願いをしたり、本祭チケットを作成したりします。影丸、そして全校生徒が『レイワンダーランド』というテーマに向かって頑張って活動しています。新たなことに挑戦し、学園祭が一人一人の飛躍の舞台となりますよう、応援よろしくお願いします。
中学生時から協賛班として活動。高校生になった今年はリーダーとしてみんなを引っ張る。
9月13日(金)の芸術祭、9月14日(土)の本祭ともに入場は自由で、予約も不要です。青翔開智がつくる『レイワンダーランド』に是非足を踏み入れ、一緒に魔法の世界へ行きましょう!
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