監督の大久保です。
ご支援して頂いた方がちょっとずつ地道に増えてきており、感謝の気持ちを隠せません。別に隠す必要もありませんが。とにかくご支援して頂いた方、本当の本当にありがとうございます。リターン特典の完成披露上映会、本編ソフト、メッセージ動画などを通じてきっときっと最高にクールな体験をお届けすることを約束します。こんな世の中を生き抜くにはクールな体験しかありません。クール万歳!!
今日は柴島恵介役・西面(制作も兼任)と共に心斎橋・アメリカ村であらかじめロケハンで撮影許可を頂いていた店舗様に撮影スケジュールの報告、その他まだ(まだ!!)決まってないロケ地を探すなどしました。
ロケ地のひとつとして撮影許可を頂いた、メキシコ雑貨店PAD様の店前で記念撮影をする西面辰孝。柴島恵介という難役に挑む熱い覚悟が左手の拳から伺えます。
ロケハン自体は今年の5月下旬頃から始めており、それを通じて様々な出会いがありました。幼少期から住んでいる大阪ですが、自分の知らない場所にこんな空間があったのか、こんな場所にこんな店があったのか、こんな便利な場所にオール100円自動販売機があったのか、などなど発見が堪えません。
もし自分が映画なんか撮ろうとしなければ当然ロケハンなどすることもなく、こんな出会いや発見もなかったのだなと思うと、本当に映画作りって楽しいなあ、尊いなあとしみじみと思います。世界を知るって本当に楽しい!!
この『Cosmetic DNA』はフェミニズムをテーマにした映画です。とは言っても決してそんな堅苦しいものなんかじゃなくて、バリッバリの社会派映画にするつもりもなくて、ドキドキワクワク、心抉られて人間の本質を垣間見て、最後は心からスカッと爽快な気分になる、でも観終わって帰りの電車に揺られている時にユラッと「フェミニズムって…?」と考えてしまうような、そんな映画です。
僕自身、専門的にフェミニズムを勉強したことはありません。どちらかと言うと昨今のハリウッド映画などでかあっっこいい女性がバーンッ!!ってクールなアクションを披露する、そんな映画達からインスピレーションを得たのが始まりです。その過程で、今の日本で起きている様々な事件、ニュースなどを見ているうちに、もっと世に訴えるような形でフェミニズムを描いてみたい、挑戦したいと思うようになりました。
この映画を観た全ての女性が、世の悪に「NO」を言えるような、そしてこの映画を観た全ての人間が世の理不尽な仕組み、ルール、しきたり、暗黙の了解に「NO」を言えるような、そんな映画を1本でもいいのでこの世に残したいのです。
ロケハンの話をしていたのに気が付いたら作品のテーマについて書いていましたね!!僕はそういう集中力のない人間なので、作る映画は基本テンポが速くなりがちです。カットもギリギリまで編集で詰めます。もちろんこの2時間尺(予定)の『Cosmetic DNA』もそうなるはずです。
最初から最後まで飽きさせない、フルスロットルテンションあげあげカタルシスマックス映画を作ります。今後とも、ご支援等よろしくお願い致します。後悔させません。
大久保