2019/07/04 02:06

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
長野県在住のイラストレーター、ラクガキ屋Mallu(まる)です。
プロジェクトへのご支援ありがとうございます!!

第1回目の活動報告は、レアカードが出来るまでを紹介致します。


■完成図案

こちらが完成した図案です。
最終的にはIllustrator(イラストレーター)というソフトで仕上げています。
印刷を想定して59×86㎜サイズで製作しています。
遊戯王カードと同じ大きさです。
「わたしのレアカード」というテーマなので、カードの貴重(レア)度を表すマークは
UR(ウルトラレア)で統一しています。

■ラフ(下描き)

最初に描く大まかな図案です。
下描きもパソコンで、Photoshop(フォトショップ)というソフトと、
ペンタブレット(ペンタブ)という道具を使って描いています。
清書版より下描きの方が評判が良い事もしばしばです(笑)
ラフの段階でカード名が決まっている場合もありますし、
キャラクターだけが先行している場合もあります。


■清書①

下描きを元に、清書します。
後から位置などを調整出来るように、部品ごとに分けて描いています。
ブタさんの頭の上にあるのは「ほっぺ」です。

清書すると、こんな感じです。
2Bの鉛筆で描いたような感じにしています。

普段のラクガキ屋の絵(ラクガキ)の場合、
ここからさらにPhotoshopで着色して仕上げます。

■清書②

レアカードの図案は清書が2段階になっています。
Photoshopで仕上げた画像をIllustratorというソフトに取り込んで、色をつけていきます。
最初からIllustratorを使っても同じようなイラストは描けるのですが、
手描きのような太さが均一でない線を表現したくて、少し面倒なのですがPhotoshopで
線画を描いて、Illustratorで加工、着色という流れで描いています。

Illustratorで着色するとこうなります。
レアカードの図案はポップな手描きイラスト風に仕上げています。
この状態で大体20cm×20cmぐらいの大きさです。
実はかなり大き目のサイズで描いています。

英語は不得手なのですが、今回は「おまじない」という事で、
英語のメッセージをキャラクターの後ろに添えています。
辞書やネット検索で必死に調べてます(笑)
英語が出来る協力者が欲しいところですー。

■カードのデザインに仕上げる

ブタさんの図案が完成したら、カードとして仕上げます。
カード名、キーワード、「やるき」などのステータス、カードの効果を入力します。
キーワードは「軒昂」のような単語だったり、それぞれ1文字ずつの文字だったり、
カード名と絵の雰囲気で決めています。


細かい手順は省略していますが、こんな流れでカードを作っています。

割と行き当たりばったりで(笑)、使いたい言葉(漢字)から絵を連想したり
その逆というパターンもあったりします。


■補足

ちなみに、こちらが「いつものラクガキ屋の絵」のタッチです。
色鉛筆やパステルで描いたようなタッチの絵です。
背景の言葉も打ち込みではなく、ペンタブで描く場合が殆どです。

さらに言うと、フルカラーよりも、モノトーンの絵を描く事の方が多いです。
印刷時のインク代も節約できますし(笑)


ラクガキ屋の普段の絵をご存知の方は、今回のレアカードの絵を見て
「何か・・違う~」と感じた方も多いのではないかと思います。
正直、今回の絵のタッチは受け入れて貰えないかな・・と不安でしたが、
こうしてご支援を頂く事が出来て本当に嬉しく思います。

活動報告、第1回目「レアカードが出来るまで」でした。
プロジェクト終了までどうぞよろしくお願い致します。