皆様こんばんは。
和田研の幡野です。
今回は、洋上発射実験1日目の様子についてご報告します。
御宿の沿岸は霧で覆われて小雨が降る中、機体の組み立て作業が終了した機体が港へ向かいます。
8時45分、機体を乗せたフロートが網代湾に向けて出港しました。
あいにくの空模様ですが、打ち上げ成功を目指して一致団結頑張ります。
9時半頃、御宿中央海岸では本部の設営が全て終わり、同時刻に洋上に展開しているフロート部隊から、目標地点に到達し、係留を開始したという情報が入りました。
12時を過ぎた頃、フロートでの作業も大詰め。ロケットをランチャーにセットして発射の時を待ちます。御宿中央海岸に展開している本部では、ロケットの発射を待ち望む人たちの姿が増えてきました。13時30分、ついに打ち上げのGo判断が下されロケットが発射されます。
ロケットは上空へ真っ直ぐに打ち出され、約5秒後に最高点に到達しました。機体に搭載されたロボットも無事に機外へ放出され、パラシュートで減速しながら着水しました。海へ放出されたロボットは海上でも正常に作動し海岸に向かって泳ぎ出したのですが、波の影響が想定よりも大きかったため、電装班によって途中で回収されました。結果ですが、洋上発射実験は大成功に終わりました。
機体ですが、特に大きな損傷も無く、完全回収できました。(↓写真)
ボディやフィンの調整をしっかりすれば、もう一度打ち上げられるほど綺麗でした。
前回の洋上発射実験から様々なノウハウを蓄積し、フロートやロケット本体に改良を重ねて挑んだ2回目の発射実験。最後まで諦めなかったことと、プロジェクトマネージャー、機体班、燃焼班、ロボット班、シミュレーション班、電装班、フロート作業員、先生方、共同研究者の皆様、漁師の方々をはじめとした御宿の皆様、パトロンとして本プロジェクトを支えてくださった皆様全員が“洋上発射実験を成功させたい”という共通の目標があったからこそ、今回の成功に繋がったと思います。
ロケット発射時の動画は後日、アップしたいと思います!
以上、洋上発射実験1日目の様子についてのご報告でした。
和田研 幡野